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18.11.29
海外事例に学ぶインフルエンサーマーケティング
最近は日本でも人気インスタグラマーを起用したキャンペーンなどが行われていますが、海外ではより大胆なインフルエンサーマーケティングを仕掛ける企業も少なくありません。そこで本日は海外のインフルエンサーマーケティング事例をご紹介したいと思います。
1、海外の自動車イベント「CES」の事例
2017年に行われたCESでは多くの自動車メーカーがインフルエンサーを起用。例えば、BMWは最新スマートカーのプレゼンテーションの場に、インフルエンサーのAustin Evansを起用しています。
プレゼンテーションはAustin Evansが最新スマートかーへの疑問や担当者への質問を行うなどユーザー視点で進められ、その様子をFacebook、YouTubeにアップロードしたところ66万回再生を記録。
最新テクノロジーをユーザー視点で解説しながら、エンターテインメント性にも富んだ内容となっており多くの視聴者の共感を呼びました。
2、中国のベンチャー起業のインフルエンサー起用事例
中国で衣類レンタルサービスを行なっている「Y Closet」は驚きのデジタル広告を宣伝したことでWeChatやSNSで大きな注目を集めました。通常、ファッション系サービスの宣伝であればファッションに精通しているインフルエンサーが起用しますが、Y Closetは広告とマーケティングに特化したインフルエンサーJiang ChaChaを起用しました。
巨大なクリーニング工場で着用済の衣類が清潔に洗濯されることを強調したかったため、広告の内容はJiang ChaChaに洗濯した水を飲むよう勧めるというもの。もちろん、本人の合意のもとです。
Jiang ChaChaは最初洗濯機の中の水を飲むことを拒否しますが、Y Closetが2万元(約34万円)のお金を支払うことを提案するとJianの態度が変わり水を飲むことを了承した。という内容を面白可笑しく宣伝したものですが、人々の注目を大きく集めSNS上で大きな話題となりました。
3、リーボックの「フロートライド・ラン」
リーボックは1足150ドル(約1万7千円)のスニーカー「フロートライド・ラン」を宣伝すつために、ユニークなキャンペーンを行いました。その内容は、店頭のスニーカー販売員やランニングクラブのインストラクターを含む1,200人に、無料でこの靴を試してもらうという取り組み。
通常インフルエンサーマーケティングはフォロワーを多く持つ著名人を利用しますが、「フロートライド・ラン」は商品の本質を伝えるべく、身近なインフルエンサーとして販売員やインストラクターをインフルエンサーとして起用しました。
結果的に「フロートライド・ラン」は発売からわずか3ヶ月間で600以上の製品レビューの獲得に成功。同社のサイト上第4位のベストセラースニーカーにランクインを果たしました。
・まとめ
日本におけるインフルエンサーマーケティングは「ステルスマーケティング」と懸念されてしまうリスクもありますが、商品の本質を捉え、広告でありながらもユーザーが楽しめる内容企画すれば、大きな宣伝効果が期待出来る手法です。
今後インフルエンサーマーケティングを検討している方は海外事例も参考にしてみてはいかがでしょうか?