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Marketing columnマーケティングコラム

21.06.15

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「闇落ちとまと」に学ぶ!ネーミングによるヒット商品の作り方

パッケージについての話を続けてきましたが、リニューアルはコストもかかり大変ですし、そもそも商品にパッケージがないというケースも多いでしょう。そこで、今回はネーミングについて。名前を変えたことでSNSを介して話題となり、ヒットを生んだ事例についてです。

善良なキャラクタが、何かのきっかけで悪の道へ。

「闇落ち(堕ち)」のストーリーにはワクワクさせられるものですが、これは物語の世界に限らないようです。本来は廃棄されるトマトに「闇落ち」と名付けたところ、大いに売れたといいますから、びっくりですよね!

変色したトマトに「闇落ちとまと」と名付けるセンス

「闇落ちとまと」を手がけているのは、新潟県「フルーツトマトの曽我農園」。「2012年野菜ソムリエサミット」で大賞に輝くなど、腕前は高く評価されてきました。しかし生産過程でどうしても発生するのが、トマトの実の一部が黒く変色する「尻腐れ」という障がい。そのままでは売ることができませんから、ツイッターで発信などしてきたのですが、反響は今一つだったといいます。

尻腐れをおこしたトマトは見た目が悪い反面、強い甘みも持っています。そこから曽我さんが連想したのが、高い素質を持ちながらダークサイドへと堕ちたアナキン・スカイウォーカー。「闇落ちとまと」と名付けツイッターの公式アカウントで発信したところ、大反響を呼び、8万7,000というリツイートや25万2,000もの「いいね」を生みました。正にネーミングの勝利ですね。
 

見た目がパッとしないならツイッターで発信してみよう

ユニークなネーミングがUGCを生み、ヒットするという流れは、お伝えしてきたパッケージの事例と似ています。しかし異なるのは、拡散されたメディアがツイッターである点。闇落ちとまとは「映え」とは程遠い外観ですから、インスタグラムでのマーケティングには向きません。

しかしSNSにはツイッターもあるのです。言葉の魅力を伝えるのに向いていますし、ユーザーはトマトを購入するであろう層とマッチしています。ネーミング=言葉=ツイッター、パッケージ=ヴィジュアル=インスタグラム。実際はそう簡単なものでもありませんが、見た目がパッとしない商品でも、SNSの利用でヒットを生み出すことはできるのです。
 

まとめ

さて闇落ちとまとがヒットした曽我農園さんですが、実際は少々お困りの様子です。「闇落ちとまと」はニュースや新聞でも報道されており、問い合わせは引きも切らずなのですが、商品が商品だけに増産することができないからです。興味を持たれた方は、ケチャップなど加工品の購入はいかがでしょうか。

あわせてお近くの農産物直売所で野菜を購入する際に、闇落ちとまとを思い出すのも良さそうです。廃棄される運命にあった野菜たちを救うことにつながるかもしれません……フォースと共にあらんことを!

参照元:「フルーツトマトの曽我農園」公式ツイッター(https://twitter.com/pasmal0220)、公式インスタグラム(https://www.instagram.com/sogadenka/

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