

Marketing columnマーケティングコラム
- トップページ>
- マーケティングコラム>
- インフルエンサーにオファーするワークマンに学ぶテクニック
19.07.23
アパレル
インフルエンサーにオファーするワークマンに学ぶテクニック
SNSマーケティングに熱心な業界といえばアパレル、たとえば「ユニクロ」は、いち早くインフルエンサーに注目して起用、成功を収めました。
しかし、そんな成功事例を真似ようと思っても普通の企業なら、待ち受けるのは実に高いハードル。
予算は?効果測定は?企画が通るとは、まず考えられないのです。

インフルエンサーの起用で大成功!「UNIQLO GINZA店」
ユニクロの日本市場、とりわけレディース部門のマーケティングを担っているのが「UNIQLO GINZA店」の公式Instagram(uniqlo_ginza)。人気インフルエンサーらをモデルに起用することで、親しみとリアリティを感じさせることに成功しました。
UNIQLO GINZA店がコンテンツを店舗紹介から、インフルエンサーらを起用したコーディネイト紹介に切り替えたのは2015年、以来、フォロワー数は順調に増加し、現在は26万人を突破するまでになりました。
今でこそ、それほど目新しさのないインフルエンサーマーケティングですが、UNIQLO GINZA店が取り組み出したころは最新の手法。さすが!と、多くの人が舌を巻いたものです。
自社のファンをインフルエンサーに仕立てた「ワークマン」
今、アパレル業界で熱い視線を集めている企業といえば「ワークマン」でしょう。商品の高い機能性が口コミで広まり、従来の顧客以外も足を運ぶショップへと進化。2018年の9月には一般向けの品揃えをした新業態「ワークマンプラス」をオープン、好調な売上が報じれられています。
ワークマンが一般向けの商品を拡充し始めたのは2016年ごろ。以来、バイクやアウトドア、スポーツの愛好者の口コミにより浸透。マスコミにも取り上げられるようになり、新業態のヒットへとつながりました。とはいえワークマンは口コミで広がっていくのを、ただ待っていただけではありません。
ワークマンは、自社の製品をレビューしているブロガーに注目、彼ら一人ひとりにアプローチをおこない、新商品発表会に招待しました。それもマスコミやFC加盟店向けとは、別に開いた発表会。ワークマンの新商品への熱を直接ブロガーに伝え、さらに読者に伝えてもらう。このようにして口コミは広められていったのです。
まとめ
自社のファンをインフルエンサーに仕立てる、これがワークマンのマーケティングのユニークさです。元々のファンが宣伝をしてくれるのですから、人気インフルエンサーを起用するより伝わる熱量は大きいものでした。
この手法を他の業種でマネるならばどうするか?
たとえばレストランや菓子店なら、新メニューの企画段階で顧客との試食会を開催、SNSでレビューしてもらうのはいかがでしょう。ワークマンの手法は応用が効くはずです。
参照元:ワークマン公式HP
https://www.workman.co.jp