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Marketing columnマーケティングコラム

21.04.13

EC

梅森陶器店に学ぶ!シンプルな写真撮影法と得られるメリット

「シャッター通り」という言葉が登場してずいぶんたちます。

魚、お肉、駄菓子、荒物など「〇〇屋さん」と呼ばれるお店がすっかり少なくなりました。

ところが、岩手県一関市にある昔ながらの「うつわ屋さん」が元気です。

戦後間もなくにオープンしたという「梅森陶器店」が元気なのは、SNSとECの活用に積極的だからです。中でも人気となっているのはインスタグラム、7万5,000人ものフォロワーを集めるまでになりました。

小規模なお店のSNSにはシンプルな写真撮影を

人気の理由の一つは写真のクオリティが高いこと。

商品写真はこう撮る!という勘所が押さえられているのですが、同時に光、背景、アングルのバリエーションが少ないところにも注目しましょう。「光=自然光、背景=古材or白背景、カメラアングル=真上or斜め」というのが梅森陶器店の写真のパターン。このことにより、いくつかのメリットが得られます。

まずあげられるのは「撮影に時間がかからない」ことです。家族経営ですから、写真撮影ばかりに時間をかけてはいられないのです。そして「誰が撮影しても同じ出来栄え」になります。忙しいときには他の誰かに撮影を任せることもできます。結果「継続しての投稿が可能」になります。2015年7月に公式インスタグラムを開設して以来、1月に20回以上の投稿ができているのです。

そして「統一感が出る」というメリットも見逃せません。

インスタグラムの一覧での表示や、Webストアの商品写真がカッコよくなることは、多くのフォロワーや固定客の獲得へとつながります。

写真を魅力的にする商品への愛情

もちろん、梅森陶器店が扱っている商品にも特徴があります。

「手ごろでセンスの良い品揃え」言葉に表すと簡単ですが、これはシンプルなだけに難しいもの。客層を広げるためや、売れ筋を追求するためにチョイスが散漫になり、品ぞろえに面白味がなくなるという陥りがちな罠を避けています。

これは「自分たちが好きではないものは仕入れないという」ポリシーの表れではないでしょうか。だから凝ったことはしていなくても、写真が魅力的なのです。

まとめ

最近トレンドの画像に文字の入った雑誌紙面風の投稿に見慣れてしまった今、シンプルな商品写真で勝負している梅森陶器店のアカウントは、写真の美しさが際立ち新鮮に感じられるかもしれません。

紹介元:「梅森陶器店」公式インスタグラム:https://www.instagram.com/umeto_ki/

tel0534721651受付時間:9:00から18:00(土日祝休)

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