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Marketing columnマーケティングコラム

20.05.12

サービス業

こんな時だからこそ!ANAやJALのソーシャルメディアを見てみよう

緊急事態宣言の延長が決定されました。一時ほどの勢いはないとはいえ、新型コロナウイルスは依然として猛威をふるっています。様々な業界に影響を与えていると思うのですが、ことさらに大きなダメージを受けてしまったのが旅行業界でしょう。書き入れ時のゴールデンウィークがあんな状況なのですから、その打撃の大きさは計り知れません。

しかし業界各社は公言こそしていませんが「この時期だからこそできること」を強く意識した活動を続けています。

特別コンテンツを公開したANAグループ

「ANAグループ」が公式HPでスタートさせたのは「ココロのつばさ to STAY HOME」という動画コンテンツです。5月5日公開されたものは「機体の外部点検編」、副操縦士が旅客機の外部をクイズを交えつつ紹介してくれるのですが、かなりマニアックな内容となっており、子どもだけでなく大人も楽しめるものとなっています。

また、こんな状況下でも変わらず写真で楽しませてくれるのが公式インスタグラム(@ana.japan)。ANAのペイントが施された航空機や国内外の美しい風景写真がアップされており、見ているこちらも元気が出るのです。

来たるべき日に向けて投稿を続けること

ANAに負けずとも劣らない、高いクオリティのインスタグラムは「JAL」公式(@japanairlines_jal)です。特徴は「風景」「飛行機」「風景」の順に3日連続で投稿されること。色や構図、トーンがゆるやかにそろえられていますから、まとまりがあり見応えあるものとなっています。

ANAやJALの公式インスタに掲載されている写真のクオリティは真似することが難しいとしても、見せ方は非常に参考になります。そして、それ以上に参考にしたいのが、それぞれが置かれている状況を少しも感じさせない内容であること。心置きなく旅行ができる日に向けて、胸が高鳴るであろう内容のもの投稿し続けているところです。

垣根を超えておこなわれたキャンペーン

ANAとJALがゴールデンウィーク中におこなった投稿には「#おうちで旅体験」「#自分色の旅先バトン」というハッシュタグが付いていました。これはANAやJAL以外にも、楽天トラベルや一休.comなど旅行系インスタグラムが共同しておこなったキャンペーンです。自社をイメージするカラーの写真を次々に投稿していくというものでした。

企業の垣根を越えておこなわれたキャンペーン、普段はライバルでもあるはずの10社でおこなわれていましたから、かなり画期的なものだったのではないかと思うのです。こんな時期だからこそ業界全体で盛り上げていこうではないか!というメッセージが伝わってくると思いませんか?

今できることを知恵を絞っておこなう。すぐに結果には結びつかないとしても、この姿勢は見習わなければと思うのです。

参照元:ANAグループ「ココロのつばさ to STAY HOME」(https://players.brightcove.net/4938530627001/B1BKFOV6l_default/index.html?videoId=6154203209001

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