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Marketing columnマーケティングコラム

20.11.10

Instagram

「弁財天」に学ぶ、SNS時代だからこその見せ方とは

「萌え断」という言葉をご存じですか?
食べ物を切ったときにできる美しい断面を指すもので、サンドイッチや太巻き寿司の投稿とともに用いられます。インスタグラムを「#萌え断」で検索するとヒットするのは18.3万件!2016年ころから使われるようになったといいますが、世の中はすっかり萌え断ブームなのです。

 

大ヒットしているフルーツ大福の秘密とは?

そんな萌え断ブームに乗って急成長中なのは、名古屋・覚王山が1号店のフルーツ大福「弁才天」。2019年に創業して以来、愛知を中心に12店舗を展開しており、今年中に東京や大阪、埼玉、岐阜にも新店舗がオープン予定です。

早朝に市場から仕入れた旬のフルーツ、高級羽二重粉を使用した求肥、厳選した白豆を使用した白あんなど、弁才天を支えているのはまず味です。しかし味にこだわりがある和菓子店は日本中にたくさんあるでしょう。

 

ヒモ一本で文字通り見せ方を変えて見せる

にもかかわらず、弁才天だけが急成長している理由はヒモを同封しているから。
フルーツ大福を切って萌え断を作るための「餅切り紐」が、弁才天の商品には添えられるのです。

従来フルーツ大福の断面を目にすることができたのは、お菓子屋さんの店頭のサンプルくらいでした。商品を購入して家で断面を見ようとしても、包丁ではうまく切れませんし面倒ですから、せっかくの断面は目にされることなく胃袋へと収まっていたのです。

これに目を付けたのが弁才天のフルーツ大福です。ヒモを同封することで大福の切断をうながし、断面に萌えさせることに成功したのです。インスタグラムを「#弁才天」で検索すると6,300件超がヒットしますから、急成長に大いに助けになったことでしょう。

 

まとめ

「見せ方」を変えることで商品がヒットすることは、しばしば起こります。
たとえば「ワークマンプラス」がその好例。従来の店舗と同じプライベートブランドを展開しているのに快進撃は止まらない……とはいえ、この場合の見せ方は販売チャネルなども含めた大きな意味での「見せ方」です。

一方で弁才天のフルーツ大福は違います。
文字通り見せ方を変えただけで大ヒット!ヒモを同封し萌え断の提案をおこなうことで大成功を収めているのです。SNSマーケティング全盛だからこそ起こった現象で片付けたら怒られそうではありますが、弁才天の社長・大野淳平氏は広告代理店の出身だそう。目の付け所が実にマーケター的だとは思いませんか?

参照元:フルーツ大福「弁才天」HP(https://benzaiten-daifuku.jp)、公式インスタグラム(https://www.instagram.com/benzaiten.daifuku/

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