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Marketing columnマーケティングコラム

21.07.20

メーカー

若年層に刺さる商品訴求とは?時計ブランド「MVMT」に学ぶ!

「MVMT」という時計ブランドがあります。2013年に事業をスタートさせると、クラウドファンディングで資金を調達。シンプルなデザインと低価格帯のラインナップが、若年層に大いに受け、2016年には売上が6,000万ドルに達するという急成長を見せました。

モノではなく「モノがある生活」を訴求すること

そんなMVMTが主に活用したマーケティング手段はSNS、中でもインスタグラムでの露出は巧みなもので、現在フォロワーは116万人!あのG-Shockが50万人弱ですから、MVMTの支持の高さが理解できるでしょう。

低価格でターゲットは若年層という点で、MVMTとG-Shockは似ていますが、インスタでの両社の露出は大いに異なります。G-Shock公式に掲載されている写真は、商品に焦点を当てたものばかりです。一方、MVMT公式に掲載されている写真は、使用シーンをイメージさせるものが多数。ビーチやサーフィン、スケボーなど、ターゲットが好むであろうシーンがアップされており、肝心なはずの時計が脇役になっています。

この両者の違いは、訴求の仕方の違いといえます。

つまり「G-Shockって素敵でしょ?」と訴えるか「MVMTのある『生活』って素敵でしょ?」と訴えるかの違い。どちらが成功しているかはフォロワー数をみれば明らかでしょう。

まとめ

モノではなくライフスタイルを訴求するということ。モノに価値を置くのではなく、モノを手に入れた結果、変化するであろう毎日に価値を置くということです。

直接的に「モノ」を紹介する方法もいいのですが、ときには商品の使用シーン想像させるような、「モノがある生活」を訴求してみては?いつもと違った反応が得られるかもしれません。

参照元:MVMT公式インスタグラム(https://www.instagram.com/mvmt

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