

Marketing columnマーケティングコラム
- トップページ>
- マーケティングコラム>
- Twitterを読ませる!「BuzzFeed Kawaii」に学ぶ情報発信
19.11.19
マーケティング全般
Twitterを読ませる!「BuzzFeed Kawaii」に学ぶ情報発信
SNSに限らずメディアに得意不得意があるというのは、ご存知のとおりです。しかし最近見かけるのが、それを覆すようなもの。短文をタイムリーに発信することが得意なはずのTwitterで、文字ぎっしりのコンテンツを発信しているのが「BuzzFeed Kawaii」、ツイートのフォーマットもユニークです。


文字ぎっしりのコンテンツをTwitter上で?
「BuzzFeed Kawaii」は若年女性をターゲットにしたメディア、自社サイトとTwitterの二本立てで運営されています。面白いのはTwitterが読ませる作りになっているところ。「記事のダイジェストをTwitterに掲載、リンクを貼ることで自社サイトへと誘導」というオーソドックスな作りではなく、BuzzFeed KawaiiはTwitterに掲載される2枚の写真だけで記事を完結させています。
2枚の写真、といっても単なる写真ではありません。雑誌の見開きを思わせる2枚の画像にコスメやファッションといったテーマの記事がぎっしり!
そのままではもちろん読めませんから、タップすることで拡大した2枚の画像をじっくりと読む仕組みになっています。
踏襲する雑誌ライクなフォーマット
これで得たのは45.7万人というフォロワー、アカウントの立ち上げが2019年1月ですから1年足らずでこの実績です。
「文字ばかりでは誰も読まない」「若年層を呼び込むには動画」これらはSNS活用でよくいわれていることですが、BuzzFeed Kawaiiは文字ばっかり、動画などは使わずに成功を収めてました。
Twitterだけで記事を完結させるようになった理由を担当者は「若年女性はリンクを踏みたがらないから」と答えています。考えてみればリンクへ飛ぶまでの時間って好きな人はいませんよね。雑誌ライクなフォーマットについての言及はありませんが、読みやすさという点を突き詰めた結果ということでしょう。
まとめ
BuzzFeed Kawaiiの面白さは、SNSマーケティングの定石を外しているにもかかわらず成功しているところにあります。しかし、ただ外しているだけではありません。存在しているのはツイートを見る人の視線、リンクを踏みたくはないだろう、雑誌の見開きページは読みやすいだろうという視線があるから、多くの支持を集めているのです。
受け取る側に立って考えてみる、古く思えるものを見直してみる。これはTwitterだけでなく他のSNS運営でも必要なことだと思いますが、いかがでしょうか。
BuzzFeed Kawaii公式