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20.01.23
マーケティング全般
Googleによる2020年のcookie規制とWeb広告への影響
本日は1月16日の日本経済新聞にて「Google、情報提供取りやめ」と一面掲載されたcookie規制をテーマにお送りします。

2022年のcookie規制とは?
米Googleは2020年1月14日にサードパーティcookieのサポートを2年以内に打ち切る計画を発表しました。これはGoogleが自社で収集したcookieを外部のアドテク企業に提供しなくなるということですが、あくまで「cookieのサポートが終了する」という話。代替案としてプライバシーサンドボックスが発表されているため、Web広告を出稿している広告主への影響は軽微であると予想できます。
Googleがデータを独占するわけではない
cookie規制について注意したいのがcookieの提供を打ち切ることで、Googleがデータを独占しようとしているわけではないということ。cookieはあくまで情報提供の手段であるため、今後はcookieに代わる手段(プライバシーサンドボックス)によるサードパーティとのデータ取引も発表されています。
プライバシーサンドボックスとは?
プライバシーサンドボックスはGoogleだけでなく他のプラットフォームやサービス提供者が協力して新しいWeb標準を定めるという取り組み。つまり、今回のcookieサポート規制は2年後までにプライバシーサンドボックス等によって安全に情報をやり取りできる環境が整うという計画のもと、発表されたと考えられます。
まとめ
アドテク企業にとっては技術的な対応を含め大きなニュースとなったGoogleのcookieサポート終了のニュースですが、広告主への影響は少ないと考えられます。各社から様々な報道がありますが「今後のWeb広告はcookieに代わる新しい技術でターゲティングするようになる」というポイントは押さえてきたいところです。