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22.01.06
マーケティング全般
アフターコロナの課題は顧客との関係構築 | アドビ調査
2021年12月、アドビは「アフターコロナに向けたデジタル戦略に関する調査」の結果を発表。アフターコロナのマーケティング課題は「顧客との関係構築」であると考えている企業が多いという結果となりました。
デジタルマーケティング導入済みの7割が業績縮小を回避

まずデジタルマーケティングとコロナ禍での業績変化に関する調査では「デジタルマーケティングソリューションを導入している企業の7割以上が、コロナ禍における業績の縮小を回避」という結果になりました。適切なタイミングに適切な情報発信をしていたことが業績悪化を食い止める要因になったと推測されます。
コロナ禍のビジネス課題は「新規商談と活動数」

コロナ禍におけるビジネス課題の調査では「新規商談や営業活動の減少」が40.4%と最も高く、次いで「既存顧客の深耕営業の減少」が24.5%という結果になりました。対面ビジネスが顧客接点の多くを占めていた企業は、その機会が失われたことで経営状況に影響を及ぼしたものと考えることができます。
マーケティング課題は経営層と従業員にギャップあり

アフターコロナにおけるマーケティング課題では従業員がコロナ禍に行った対策に対して、経営層には理解が浸透していないことが明らかとなりました。従業員がオンライン商談やオンラインセミナーの強化をした一方、経営層の42.0%が「特に見直しはしていない」と回答。経営層の理解が限定的であること言えそうです。
アフターコロナは「顧客との関係構築」を重要視

アフターコロナのマーケティング課題は「顧客との関係性構築」44.1%と1位、2位は39.3%で「リードの獲得」という具体的な項目となりました。しかし、経営層の3割以上から「特にない/わからない」と回答していることからデジタルシフトに伴い経営層と従業員の間で認識の乖離が目立つ結果となりました。
コロナ禍のマーケティング戦略、企業の対応力に違いあり

コロナ禍に見直したマーケティング課題では57.5%がオンライン商談の強化、50.3%がオンラインセミナーの活用とコロナ禍でも柔軟に対応し顧客との関係性を育成している様子がうかがい知れます。デジタルマーケティングを採用していない企業では「特に見直しはしていない」との回答が多く企業の対応力に差が出る結果となりました。
経営層は業務効率を重視する傾向に

アフターコロナの注力分野:経営層では42.6%が「デジタルツールを活用した業務プロセスの改善」、41.6%が「デジタルツールを活用した新たなビジネスモデルの構築」という結果に。デジタルマーケティング未導入企業との差(それぞれ17.5%、14.0%)が大きく表れる結果となりました。
オンライン商談・セミナーは今後も投資対象に

今後企業が継続して投資を進めるマーケティング活動についてはオンラインセミナー(76.0%)やオンライン商談(74.3%)が最も多い結果に。ついでニュースレターやオンライン広告、テレマーケティングも高い割合を占めています。今後は「顧客との関係構築」を起点としてデジタルシフトの潮流が拡大していくものと考えられます。
参照元:プレスリリース( https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000218.000041087.html )