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22.06.21
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「ANA」に学ぶ!親しみをおぼえてもらうならスタッフを全面に
企業に親しみをおぼえてもらうには?たとえばTwitterの運用はいかがでしょう。シャープやセガ、キングジムなどが好例、お堅いイメージを覆す「ゆるい」つぶやきで大いにバズり、相変わらず高い人気となっています。しかしこの手法を学ぶには、高いハードルがあるのも事実。ご担当者のたぐいまれなセンスが必須となるからです。


目が留まった「夜会巻き」動画を発信しているのは?
TikTokを眺めていて、ある動画に驚かされました。
タイトルは「夜会巻きの作り方」、お姉さんがクルクルと髪をまとめているのですが、驚かされたのはその手際の良さにではありません。発信元が「ANA【公式】」となっているところ、お姉さんの職業は客室乗務員だったのですね。
こんなにゆるい動画を、天下のANAがアップしているなんて!
他の動画も見た結果、さらに驚かされことになります。ダンスを披露するグランドスタッフや整備士の皆さん、竹トンボを飛ばすドローンチーム、キャラクター「そらっち」の紹介などまあ「ゆるい」。天下のANAがこんなにゆるくてもよいのか?少し心配になるほどです。
身近さを感じればいつか思い出してもらえるもの
しかし問題はまったくなさそうです。
昨年の夏にTikTok公式アカウントを開設して以来、人気はうなぎのぼり。10万人を超えるフォロワーを獲得しています。もちろん投稿には「鬼滅の刃じぇっと」の紹介や飛行機の窓からのながめといった、航空会社らしいものもあります。しかし高い人気となっているのは社員の方々が登場するゆるい投稿で、先の「夜会巻きの作り方」などは、6,000を超える「いいね」を集めているのです。
ANAが公式TikTokを開設した狙いは、ユーザーにANAを身近に感じてもらい、コロナ禍が落ち着いたときにANAを思い出してもらうためだとか。あわせて動画ネイティブの若い世代へのアプローチという側面もあるでしょう。トータルで130万もの「いいね」を集めてているのですから、ANA狙いは今のところ大いに当たっているようです。
まとめ
身近さを感じてもらうのに、社員の活き活きとした様子を発信するのは有効です。
先週、先々週とブログやInstagramを活用している例をあげましたが、ANAはTikTokを活用しています。
潜在顧客に身近さを感じてもらい、必要となったときに思い出してもらう。こんなことを考えてSNSの運用を考えている方もいらっしゃることでしょう。もちろんTwitterの運用などもありますが、ANAの公式TikTokは大きなヒントになってくれるはずです。
参照元:「ANA」公式TikTok(https://www.tiktok.com/@ana_allnipponairways)