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22.01.25
小売業
「日比谷花壇」に学ぶ!自社の強みを知ることの大切さ
前回はお花のサブスク「Bloomee」が好調であることをお伝えしましたが、今回は生花大手「日比谷花壇」も負けていない!というお話です。同サービス「ハナノヒ」は商品の宅配はせず、既存店舗で受け渡すことでBloomeeを猛追中!店舗数の多さという自社の強みを活かした戦術に、実に感心させられたのでした。

お花の自動販売機「フォーチュンフラワー」新宿駅に登場!
小田急新宿駅の一台の自動販売機が話題となったのは、昨年夏のことでした。その名は「フォーチュンフラワー」、自販機のディスプレイ窓には500~3,000円のお花が並べられ、31万人/日もいるという小田急新宿駅の利用者の目をひいているといいます。
お花が並んだ自販機が「映え」るだけでなく、フォーチュンフラワーの名前の通りお花にはおみくじが添えられているなど、思わず投稿したくなるツボが押さえられているのです。「#フォーチュンフラワー」などのタグ付きの投稿が、SNS上に多数アップされていました。
実店舗を持っていることが日比谷花壇の強み
日比谷花壇の事例で感じるのは、受け継ぐことの上手さです。
たとえば実店舗の大切さ。店舗数を増やすことで業績を伸ばしてきた会社だけに、実店舗の強みを知っているのでしょう。たとえば一等地なら出店するだけで、広告効果があること。自販機なら実店舗より、はるかにコストをかけることなく、同様の効果を狙うことができます。
また受け継いでいるのは先進性。
ブライダルにおける生花需要を開拓、宅配市場に参入、全国の生花店をネットワーク化など、新しいことにいち早く挑戦するのは日比谷花壇の伝統。その先進性が生花の自動販売機として、また形になったのです。
まとめ
先行する「Bloomee」になく、自社にあるもの何か?日比谷花壇が生花のサブスクリプションへ参入するにあたり、おこなったのが強み・弱みの分析でしょう。そして出た答えが店舗、だからこそ既存店を活かした現在のスタイルが完成したのですし、生花の自動販売機というアイデアも実現したのでしょう。
参照元:日比谷花壇「ハナノヒ」公式インスタグラム(https://www.instagram.com/hananohi_/)