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21.07.27
SNS
「#機内食ごっこ」に学ぶ!SNSでブームを生み出す3つのポイント
オリンピックも良いけれど、夏といえばやっぱりバカンス……でも海外まで足を延ばすのは難しい。ならば!せめて気分だけでもと「機内食ごっこ」がちょっとした話題となっています。現在インスタ上のハッシュタグ付き投稿は863件となっているのですが、このブームからUGCを発生させるポイントを学ぶことができます。
キーワードは「マネしたくなる・見せたくなる」
「機内食ごっこ」とは航空会社の国際線で供される機内食を、お家で再現してみようというものなのですが、なぜ800人以上もの方が投稿したのかというと「マネしたくなる・見せたくなる」アイデアだったからです。
四角いプラスチックプレートを100円ショップで購入する、海外パッケージの個別包装菓子やダノンビオヨーグルト、冷凍インゲンは欠かさない。
仕掛け人の一人である市原えつこさんのツイッター(@etsuko_ichihara)によると、機内食っぽさを演出するにはいくつかのコツがあります。とはいえ挑戦するハードルはそれほど高くはありませんから、思わずマネしたくなるのです。
すると、かなりのクオリティのものが出来上がり、誰かに見せたくなりますから、インスタに投稿してしまいます。
マネしたくなる・見せたくなるは、以前にも申し上げた通り、UGC(ユーザーが作成したコンテンツ)をうながすポイントです。つまり機内食ごっこがブームになるのも当然といえます。

「工夫の余地がある」ことも重要ポイント
また、投稿された写真の中には、アレンジが加えられたものも見られます。
市原さんによると食事前には、目の前に置いたタブレットで搭乗ビデオ(救命胴衣の着用方法などを説明する映像)を流すのが気分を高めるポイントといいますが、他の皆さんも工夫を凝らしています。
再現した機内食に航空会社のロゴ入りグッズ、パスポート、キャビンアテンダントさんのフィギュアなどを添えているのです。
つまりマネできるだけでなく、工夫の余地があることもUGCの作成をうながすポイント。オリジナリティを出すことができれば、ますます誰かに見せたくなるというものでしょう。
まとめ
UGCを発生させるには「マネしたくなる、見せたくなる、工夫の余地がある」がポイントです。そして、このことは料理上手・家事上手のインフルエンサーや芸能人のコーディネート、TikTokで披露されているダンスなどなど、SNSでバズる数多くの事柄とも共通しています。
大勢の方が驚嘆する、卓越したものを見せるのも良いかもしれませんが……ヒットの芽は身近なところに転がっているものかもしれません。
参照元:インスタグラム「#機内食ごっこ」(https://www.instagram.com/p/B71xkFbhgqW/)