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24.06.04
LINE
【無料で出来ること】LINE公式アカウントの活用事例15選
LINE公式アカウントは、LINEヤフーが提供する企業や店舗用のLINEアカウントです。友だちになったユーザーへ情報を発信したり、クーポンを発行したりすることができます。
LINE公式アカウントには集客に活用できる様々な機能がそろっています。無料プランを含め3つのプランがありますが、プランによって異なるのは配信できるメッセージ通数だけで、集客に必要な機能は基本的にすべて無料で利用することが可能です。
この記事では、LINE公式アカウントにどんな機能があるのか、簡単な説明と活用事例をご紹介しています。
全国600社以上の工務店・ハウスメーカー・住宅会社様の「Webでの集客アップ」のお手伝いをしている株式会社新大陸が執筆しています。
1.メッセージ配信機能が利用できる(一部制限あり)
LINE公式アカウントでは、友だちになっているユーザーのLINEアカウントへ直接メッセージを送ることができます。
一斉送信もできますし、ユーザーの属性(性別や住んでいる地域、年齢など)でセグメントして、各グループへ送ることもできます。
例えば
・東京に住んでいる人だけ
・イベントに来たことがある人だけ
・特定の年齢の人だけ
など、配信する対象を絞って「対象者だけ・あなただけに送る特別なメッセージ」としてメッセージ配信すると、特別感が出てユーザーとの関係性を深めることに役立ちます。
テキストだけではなく、画像、音声、動画、スタンプなどを送信できるため、手紙やメール以上に自由度が高いです。
メッセージは、コミュニケーションプラン(無料)では200通、ライトプラン(月額5,000円・税抜)では5,000通、スタンダードプランでは15,000通(15,000円・税抜)まで送信できます。
*スタンダードプランのみ、追加料金を支払うことで送信可能なメッセージ数を追加することができます。
2.1対1で会話出来るチャット機能を無制限に利用できる
LINE公式アカウントでは、ユーザーからの商品やサービスに対する問い合わせがあったとき、チャット形式でやり取りができます。
そして、チャットのやり取りで送信したメッセージは、各プランで決められているメッセージ通数にカウントされません。
通常サイトにあるフォームで問い合わせをしようと思うと、少なくともメールアドレス、場合によっては名前、電話番号や住所の入力を求められるため、お客様側のハードルが高くなってしまいます。チャットなら、内容だけを送ればいいので手間がかかりません。LINE公式アカウントを導入して、お問い合わせ数増加に繋がった例もあります。
ただし、チャット機能が使えるのは一度でもメッセージを送ってきてくれたことがあるユーザーに対してのみです。
ユーザーが友だち登録してくれたときに自動送信されるあいさつメッセージ(設定が必要です)の中に「お名前をひらがなフルネームで送信してください」といった文面や、「『クーポン』と送った方に特別なクーポンを配布中」といった言葉を入れておくと、ユーザーがメッセージを送ってくれる確率が高くなるので、チャット機能を使える母数が増えます。
3.自動で返信する自動応答/スマートチャット機能
友だちからメッセージが来た瞬間に、即時返信してくれる自動応答メッセージを設定することができます。
・時間を決めてチャットと自動応答メッセージを切り替えることができる
→例えばスタッフがすぐに返信できない営業時間外や忙しい時間帯のみ自動応答メッセージにするという設定ができます。
チャットでのお問い合わせが来た瞬間に「申し訳ございません、ただいま営業時間外のため、翌営業日に返信いたします」といった文章と共に営業時間が送られるように設定する、といった使い方です。留守番電話機能のようなものですね。
・AIによるスマートチャットで、キーワードごとの返信を設定できる
特定のキーワードに対して、あらかじめ設定しておいたメッセージを自動返信するように設定することもできます。
例えば「営業時間」とメッセージがきたら営業時間を、「クーポン」とメッセージが来たら、現在発行されているクーポンを送るといった使い方ができます。さらに、キャンペーンと連動して「合言葉を送信するとお得なクーポンを配信」というような使い方も。
この機能を使うことで、ユーザーを待たせることなく、問い合わせに答えることが可能です。必要に応じて手動チャットと切り替えることもできます。
4.LINE VOOM投稿に制限なし!無制限に使うことができる
「LINE VOOM」とは、ショート動画などが楽しめる動画プラットフォームです。
動画・写真などを投稿し、LINE VOOMに表示できます。
LINE VOOMは友だちになっていないユーザーも見られるため、認知拡大のために利用可能です。
例えば、投稿にゲーム要素を入れると「いいね」を押してもらいやすくなったり、投稿内容(商品やサービスの宣伝を含む)を見てもらいやすくなったりします。
大手企業では、間違い探しやクイズを取り入れて、投稿につけている文章の最後に答えを載せることで、ユーザーに最後まで投稿を読んでもらう工夫をしています。
5.リッチメッセージで画像とテキストを組み合わせた配信ができる
リッチメッセージは、画像やテキストをまとめて配信できるメッセージ形式です。テキストだけでは分かりにくい商品やキャンペーンの情報でも、画像と一緒に伝えることで分かりやすく、多くの情報を伝えることができます。
画像にリンクを貼ることもできるため、商品やサービスを紹介する外部のLPやキャンペーンサイトに誘導するために効果的です。
6.リッチビデオメッセージで多くの情報を効果的に
リッチメッセージが静止画なのに対して、リッチビデオメッセージはテキストと動画をまとめて配信できるメッセージ形式です。
リッチビデオメッセージにせず、動画を単純に送信することもできますが、リッチビデオメッセージの方が、動画の画面占有率が高くなります(大きく表示される)。
また、リンクを添付できるアクションボタン機能も利用できます。
ただし、リッチビデオメッセージでアクションボタンを押してしてもらうまでには、動画を開く→ボタンをタップする、と2つの動作が必要になるため、リッチメッセージと比べてクリック率は下がります。
リッチビデオメッセージは、映像でより多くの情報を届けたいときに使うのが効果的です。
リッチメッセージ・リッチビデオメッセージをうまく活用している企業は、
・商品やイベントの内容を全てLINEの中で紹介したい→リッチビデオメッセージ
・キャンペーンで特別なLPやキャンペーンサイトを用意していて、そちらへ誘導したい→リッチメッセージ
と使い分けています。
7.カードタイプメッセージで複数の情報を見やすく配信
LINE公式アカウントのカードタイプメッセージは、カルーセル形式で複数のカード型のメッセージを配信できるものです。
カルーセル形式とは、複数の画像などのコンテンツを並べ、左右にスワイプして表示させる形式のことをいいます。一回の配信で同時に並べることのできるカードは9枚までです。
例えば、
・複数のツアープランを紹介したいとき
・レストランのメニューを紹介したいとき
・講師や選手など、複数の人を紹介したいとき
・商品やサービスのイメージを複数紹介したいとき
などに、カードタイプメッセージを利用すると便利です。
各カードには説明やリンク、クーポンなどを添付することができます。
8.ショップカードの制限なし、無料で発行可能
ショップカードとは、商品購入やサービス利用・来店した場合、デジタルのポイントをLINE上で発行・管理できる機能です。
ポイントの段階に応じてクーポンやプレゼントを設定することもできます。
ショップカードのポイント付与率をうまく使って、人が少ない日の集客に活用している事例もあります。
「火曜日・木曜日・雨の日に来店したらポイント2倍!」
というような使い方です。
ショップカードは、特典がもらえるまでのポイント数が多すぎると「なかなか特典がもらえないから」と利用率が下がってしまいます。
LINE公式アカウントのショップカードは、発行数に対しての利用率を確認することが可能です。利用率が低かったら、ゴールまでの必要ポイント数を下げるなどの調整ができます。
9.LINE公式アカウント上でクーポンを発行できる
LINE上で使用できるクーポンを作成することができます。
作成したクーポンはメッセージ・LINE VOOM・応答メッセージなどで配信・投稿が可能で、来店促進に役立ちます。
クーポンの活用方法は、各企業工夫しています。
例えば、お寿司やケーキを販売する店舗の場合、誕生日の利用者が増えることから誕生日月に対象者へクーポンを配信。
他にも、LINE公式アカウントの機能の一つであるアンケートを使って、利用者が欲しいと思っているクーポンをリサーチし発行するという企業もあります。
10.トーク画面下部に表示されるリッチメニュー
リッチメニューとは、LINEのトーク画面下部に固定で表示されるメニュー機能です。
画面上に大きく表示されるためユーザーの注意を引きやすく、メニュー画像と共にリンクを設定することで、LINE公式アカウントの各機能(ショップカードやクーポンなど)のほか、外部サイトや予約ページなどにユーザーを誘導することができます。
リッチメニューに表示する項目の例としては
・メニュー表
・キャンペーン情報
・よくある質問集
・公式サイトへのリンク
・予約フォーム
・問い合わせフォーム
・会社情報
などです。
表示させることのできるメニューは最大6つですが、提供サービスやLINE公式アカウントの運用目的によって、内容や表示させる個数は変えていきましょう。
例えば、飲食店で予約や注文を目的にしたアカウントの場合「注文ボタンを大きく表示、他はメニューとクーポンのボタンのみ」と項目を絞って利用するなどです。
11.プロフィールに表示する項目を選択できる
トーク画面のプロフィール画像をクリックするとでてくる画面がプロフィール画面です。
アカウント名、ステータスメッセージ(アカウント名の下に表示されるメッセージ)、プロフィール画像が基本情報としてどのアカウントでも表示されています。
他には追加情報として
・背景画像
・最近の投稿
・お店の基本情報
・ボタン
などを選んで表示できます。
プロフィールは、友だち追加をする前に見るページ(友達追加用のリンクをタップすると出て来るページ)でもあり、ユーザーにとってのアカウントの第一印象を左右します。
・背景画像に何のサービスなのか分かりやすく、見栄えのする画像を設定する
・サービス内容や会社情報をきちんと表示する
・クーポンやキャンペーンなど、お得な情報を載せる
といったことをすることで、アカウントの信頼度や有益さをアピールすることができます。
12.アンケートや投票を促すリサーチ機能
LINE公式アカウントには、アンケートフォームを作成できるリサーチ機能がついています。
基本的には選択式のアンケートですが、認証済みアカウントになると自由回答式のアンケートも作成することが可能です(認証済みアカウントになるためには条件がありますが、無料で申請できます)。
また、認証済みアカウントになると、回答者と回答内容を結びつけることもできるようになります。
活用方法は様々ですが、例えば
・友だちになったときに送信するあいさつメッセージの中にアンケートを表示させて、LINE公式アカウントに求めていることをリサーチする
・あったら嬉しいサービスや商品、クーポンをリサーチして商品開発に役立てる
といった使い方があります。
13.無料でユーザーの閲覧数やクリック数などを分析可能
LINE公式アカウントには、分析機能がついています。
例えば期間中に増えた友だちの数やブロックされた数、受信したメッセージ数、友だちの属性(性別や住んでいる地域、年齢など)を見ることができます。
他にも
・どこから友だち追加したのか(広告なのか、アプリか、検索か、チラシかなど)
・開封率やクリック率の高かったメッセージはなにか
・リッチメニューでよくクリックされている項目は何か
などが閲覧可能です。
この機能を使えば、同じ内容のクーポンを配信して、画像を変えてクリック率が高い方のクリエイティブを採用するといったABテストをすることもできますし、適切なメッセージの配信頻度を調整したりすることもできます。
14.アカウント満足度調査の結果がわかる
LINE公式アカウントでは、アカウントに対する友だちの満足度を無料で調査できます。
アカウント満足度調査を利用すると、友だちにアンケートが配信されます。このアンケートは、プランのメッセージ通数にカウントされません。
設定されている質問は「自社アカウントを友人や同僚に勧める可能性はどのくらいありますか?」の1問のみで、編集や追加はできません。
質問に対して、0~10のスコアを付けて評価してもらいます。
このスコアの集計結果によってユーザーの満足度を測定し、アカウントをより良いものに改善していく指標にできます。
15.LINEコール機能で会話による説明もできる
LINE公式アカウントでは、ユーザーからLINE公式アカウントへ無料で電話をかけることができます。
電話のアイコンをプロフィールページのボタンに設定することもできますし、通話リクエストを送ることも可能です。通話リクエストを送った場合、ユーザーがリクエストに応えると通話ができます。
公式アカウント側からユーザーにかけることはできません。
LINEコール機能をつかえば、急ぎの要件や、チャットだけではニュアンスが伝わりづらい内容を口頭で補足することができます。
まとめ
LINE公式アカウントの様々な機能について、概要と活用事例をご紹介しました。
LINE公式アカウントは、無料プランでも集客や顧客サポートに必要な機能を全て使うことができます。
この記事を参考に、自分のサービスに有効な機能は何なのか、試しながら使ってみてください。
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