新大陸が行った施策
Beforeクライアントの悩み
新大陸に声をかけていただいた時は「カリフォルニアスタイル」を立ち上げてはみたものの認知度ゼロという状態でした。
チラシの反響は薄れる一方という実感があったため、さしあたってSNSで話題作りをしようと社長様自らInstagramを始め、認知拡大の方法を模索しているところでした。少し前にはコンサルサービスも導入していらっしゃいましたが、成果が現れず先が見えない状態に悩んでおられました。
Process新大陸のご提案
カリフォルニア住宅は九州地区では競合なし。個性的なデザインは大きな強みである一方で、ニーズの母数は多くないため、情報発信の緻密な企画が重要です。
ビジュアルにこだわりのある若い客層をターゲットに据え、Instagramに特化したコミュニケーションをご提案。
Instagramの受け皿となるWEBページのディレクションを細かく行う一方で、実際のモデルハウスに足を運んでもらう仕組みづくりも行いました。
モデルハウスでの愛犬撮影会、ランチ会などを行い、Instagramの拡散力を利用したインセンティブ付きのイベントとしました。
After施策を行なった結果
SNS運用の施策は、通常1~2年かけて成果を上げていく根気の要る取り組みがほとんどですが、福遼建設様は投稿2ヵ月目あたりから成果が見え始めました。
Instagramのフォロワーは3ヵ月で300人以上、そしてモデルハウス来場者400組増加という驚異的なスピード感で大きな成果を成し遂げ、その数字は売上にも反映。19年のGWイベントでは、10日間で120組の来場者があり、そのうち40組がInstagramのフォロワー、ホームページをあわせるとほとんどがWEBからのお客様でした。
SNSでカリフォルニアスタイルのファンになってくれたお客様は早く商談が進み成約に至ります。
また、Instagramを運用したことによってカリフォルニアスタイル以外の注文住宅も好調に転化するという想定以上の効果もあり、会社全体が活気づきました。
コメント
大阪オフィス /プロデューサー
辻下 裕昌
カリフォルニアスタイルなどコンセプトハウスはターゲティングとペルソナを明確に、ニッチな層にどの手段で伝えるか。ここが初期段階の戦略思案でのポイントでした。
福遼建設様のコンセプト「住むんだったら楽しみたい!」は今の時代の消費者の心理的にニーズにマッチしています。
その中で商品そのものをアピールし、販売するのではなく、そこでの”暮らしの楽しさ”をいかに伝えられるかが重要なので試行錯誤しトライしています。
WEB上ではライフスタイルデザイン、暮らしの魅せ方を工夫し、ここで暮らしたい!と思ってもらえる方を一人でも多く増やしていけるように、引き続き福遼建設様と意見を出し合ってサポートさせて頂きます。
Client Profile
福岡市東区を中心に年間30棟ほどの家づくりを手がける、福遼建設様。
「主婦とつくる家」をコンセプトに、商品開発にも積極的に取り組んでいらっしゃる気鋭の住宅建築会社です。新たに手がけるのは、アメリカ西海岸のサーファーズハウスに着想を得た「カリフォルニアスタイル」というデザイン性の高い注文住宅。
サーフテイストのインテリアが映える家を実体験していただけるモデルルームを福岡市の美しい海辺の町に用意し、注文住宅のひとつのブランドに育てていく狙いがありました。