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20.02.04
SNS
近畿大学に学ぶSNSフォロワーの増やし方
受験シーズン真っ盛り!あちこちで学校の広告を目にします。
学校も人気商売、さもなければ潰れてしまうのは一般企業と同じこと。優秀な学生を募るため、競うように様々な手を打っているのですね。
そんな中、大学志願者数で6年連続第1位という目覚ましい実績を上げているのが近畿大学です。「近大マグロ」をアピールしたユニークな広告も話題です。広報室長氏曰く「SNSのフォロワー数でも1位を目指す」とか。いったいどんな作戦を練っているのでしょうか。
ドロくさい現場から生まれたユニークな広告
志願者を多く集めるためにどうしたのか?
「ブランド力を上げることに務めた」と広報室長氏はインタビューに答えています。しかし外部の広告会社は起用していないとか。ユニークなポスターも全てお手製で、一言一句自分たちで考えているといいます。大学を一番知っている自分たちがPRするのが効果的だと言い切っていましたから、現場は意外とドロくさい世界のようです。
SNSでも取った作戦は地道でドロくさいものだった
そんな近畿大学はSNSのフォロワー数増にも力を入れています。
運営しているのはツイッターとインスタグラムなのですが、こちらでもやっていることはドロくさい。特に目新しいことをやっている訳ではありません。
ツイッターのフォロワー数を増やすためには「休講など学生に有用な情報を流す」と至極全う、まずは学生にフォローしてもらおうという考えですね。加えて大相撲初場所で優勝したOB・徳勝龍関についてつぶやいたり、マグロで有名な水産研究所のインタビューを掲載したり、リプライをまめに返したりと、ほぼ毎日にわたって複数回のツイートをおこなっています。
結果、現在のフォロワー数は4万人、大学フォロワー数1位4万6,000人の早稲田大学を猛追中です。
一方でインスタグラムのフォロワー数は9千人弱ですから、こちらはツイッターと比べると少々寂しい状態です。景色がいいでわけでもミッション系の学校でもありませんから、画になる写真も撮れないということで、取った作戦が「学生スナップ」を主に投稿するというもの。学生を登場させれば友達や知り合いがフォローしてくれるであろうという、こちらも実にドロくさい作戦をとっているのです。
まとめ
SNSのフォロワーを増やすための近畿大学の作戦はドロくさいものです。
ツイッターもインスタグラムも正攻法、自分たちで考えた作戦を地道におこなっているのです。しかし結果はついてくるもの。ツイッターはフォロワー数で4万人となりましたし、志願者数は日本一となったのです。
加えて近大マグロ!自らの強みを見つけ、それをアピールし続けているところも見習いたいですね。
参照元:近畿大学公式ツイッター(https://twitter.com/kinkidaigakuPR…)
公式インスタグラム(https://www.instagram.com/kindaiuniversity/?hl=ja)