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Marketing columnマーケティングコラム

24.04.03

LINE

工務店のためのLINE集客術!やり方から、集客事例の紹介

集客にLINEを活用したいと考えている経営者の方、広報担当者の方は多いのではないでしょうか。今や大手から個人経営の飲食店まで、様々な規模・業種の企業が集客にLINEを活用しています。

LINEを集客に利用できるのは、ハウスメーカー、工務店も同じです。

この記事では工務店の担当者向けに、知識がゼロからでも始められる、LINEを使った集客方法をご紹介しています。

「モデルハウスや展示会への集客にLINEを活用したい」

「集客方法を効率化したいけれど方法が分からない」

「まずはLINE集客について基本的な知識を得たい」

と思っている方は、ぜひこの記事を参考にしてください。

全国600社以上の工務店・ハウスメーカー・住宅会社様の「Webでの集客アップ」のお手伝いをしている株式会社新大陸が執筆しています。

▼著者紹介

伊藤 翔平

ディレクター

伊藤 翔平

クライアントに寄り添ったヒアリングで課題を抽出し、論理的に解決策を提案・実行していくことが強み。元商社営業としての経験から、多くのステイクホルダーの取りまとめを得意としている。過去に新大陸のグループ会社の代表を務め、LINEを使ったサービスを創出した。そのサービスは業界を問わず現在も展開中。ブランディング設計・広告集客からコンバージョン獲得までの全体動線設計が強み。

なぜLINEはお客様を集めるのに役立つのか

LINEは集客のツールとして様々な業種で人気です。では、なぜLINEはお客様を集めるのに役立つのでしょうか。その理由を簡単にご説明します。

多くの人が使っていて、関心を持ちやすい

LINEのアクティブユーザー数は9600万人(2023年12月末時点)。日本一のユーザー数を誇るSNSです。若い層だけではなくて、幅広い年代の方に利用されています。

ほとんどの人のスマートフォンに既にダウンロードされているため、QRコードを読み込むだけで、企業や店舗の公式LINEを追加できます。手間がかからず、ちょっと気になる、といっただけでも友だち追加してもらいやすいのです。

メッセージがよく読まれる理由とその利用場面

LINEは、メールや封筒でのDMに比べて開封率が高いと言われています。

その理由は、

・ユーザーの利用頻度が高い(一日に何度もアプリが開かれる)
・送った相手にポップアップで通知が表示される

ということがあげられます。

また、友だち追加した瞬間はその企業や店舗に一番関心が高いときで、ほぼ100%メッセージを読んでもらえます。

登録された瞬間に自動でメッセージが送られるように設定して、クーポンやお客様にとって有益な情報を提供できるようにしましょう。

LINEはコミュニケーションが取りやすいツールです。お客様も気軽に問い合わせることができるため、最初に「気になることがあったらお気軽にお問い合わせください」というようなメッセージを送っておくことも効果的です。

HPの問い合わせフォームに入力するような個人情報の入力も必要なく、メッセージを送るハードルが下がることで、LINEの導入が問い合わせ増加に繋がったというケースも多々あります。

LINEでお客様を増やす手順

LINEを集客に使うためには、まずLINE公式アカウント(公式LINE)を開設します。しかし、当たり前ですが開設しただけでは集客につながりません。

LINEを集客に利用するための手順は、大きく分けて2つです。その2ステップをご紹介します。

1.お得な情報を提供して友だちを増やす

LINEは、友だちになった相手に様々なアプローチができます。まずはLINEの友だちを増やさなければいけません。LINEの友だちを増やすには、以下のことが効果的です。

①登録時の特典を用意する
②WEBサイトやSNS、店頭、イベントで告知する
③認証済みアカウントになって、友だち追加広告を配信する

メリットがなければ、企業の公式LINEに友だち登録をしようとは思いません。

例えば「友だち登録をするとお得なクーポンがもらえる」「モデルハウスに行ったとき、友だち登録していると豪華賞品がもらえる」「定期的に部屋選びに役立つ情報が配信される」といったメリットを用意することで、友だち登録してもらいやすくなります。

次に、地道な告知も必要です。WEBサイトや運用しているSNSがあれば、分かりやすいところに登録用URLやQRコードを表示させておきましょう。

さらに、店頭やイベントに来て下さったお客様へ直接登録を促すことも大切です。WEB上でも、直接登録を促すときも、登録することでどんな特典がもらえるのかを伝えましょう。

そして広告を出すことも効果的な方法の一つです。

申請して条件をクリアすると「認証済みアカウント」になることができます。認証済みバッジが与えられて、アカウントの信用度が増すのもメリットなのですが、認証済みアカウントになるとできることも増えます。

その一つが友だち追加広告を配信できるようになることです。

友だち追加広告は、通常のLINE広告と同じように細かくターゲティングができるため、見込み客となる人へダイレクトにアプローチできます。

2.有益な情報でコミュニケーションを取る

友だちを増やしたら、メッセージを送って友だちにアプローチをしていきましょう。

このとき、展示会やモデルハウスの紹介など、一方的な宣伝ばかりでは見られなくなるか最悪ブロックされてしまいます。

・イベントの告知をするときは、クーポンや来場者特典などの情報を一緒に提供する
・自社の得意分野について、ユーザーにとって有益な情報を配信する
・一斉送信だけでなく、ユーザーの属性に合わせた個別のメッセージを送る

といったことを心掛けましょう。

登録時にアンケートをとって、友だち登録してくれたユーザーがこのアカウントに何を求めているのか、ニーズをキャッチすることも効果的です。

成功事例・半年で60件のモデルルーム来場予約を獲得

弊社、新大陸がLINE運用をサポートしている企業の成功事例をご紹介します。

大阪府にあるM社様では、公式LINE運用開始から約半年間で、60件のモデルルーム来場予約を獲得しました。

従来の集客は、

・チラシやDMを配布しているけれど効果が薄い
・資料請求はあっても来場まで繋がらない
・担当者が忙しくて新たな施策が打てない

という状況でした。

そこから新大陸と共に公式LINEの運用をスタート。

・リッチメニューから簡単に資料請求/来場予約ができるように設定
・新大陸でメッセージ配信、効果測定作業を行い、自動ステップ配信なども活用することで、最小工数でLINE運用を可能にする

という施策を行い、メッセージの平均開封率も70%以上となりました。

結果として、半年間で60件のモデルルーム獲得を達成しました。

LINEの友だちを集めた後の大切なポイント

LINEで集客をしたら、そこで終わってはもったいないです。定期的にコミュニケーションをとって、購入に繋げましょう。

定期的なコミュニケーションと顧客管理の重要性

LINEの友だちを増やさないと公式LINEの力は発揮できませんが、増やすだけでも売上アップにはつながりません。

リフォームの依頼は数十万から数百万円、注文住宅なら、数千万単位の金額になります。情報を十分に集めて、信頼できる工務店でないとお願いできません。

そして、友だちになっている方がどのようなステータスなのかを把握して、その人に合った情報を提供するのが、商品を購入してもらう近道です。

LINEは一斉送信だけではなくて、該当する属性の人だけにメッセージを送ったり、個別メッセージを送ったりすることが可能です。

機能を上手に使って、定期的なコミュニケーションと顧客管理を行っていきましょう。

LINEツールを使った効率的な顧客対応

LINEツールには、集客やお客様へのサポートに必要な様々な機能が備わっています。

例えば、

・アンケート機能
・セグメント配信
・トラッキング機能
・自動応答メッセージ
・リッチメニュー

などです。

各機能の説明

・アンケート機能
アンケート機能を使えば、どのような情報を期待して友だち追加をしてくれたのか分かります。

・セグメント機能

セグメント配信は、特定の属性の人たちに対してメッセージを配信する機能です。

「東京に住んでいる人」や「メッセージ内のリンクをクリックした人」、「モデルハウス見学の申し込みをしたことがある人」などに、その人に合った内容のメッセージを送ることができます。

顧客に「自分向けにメッセージが送られている」と思ってもらうことで、特別感を出すことも可能です。さらに、配信するときに「〇〇さん」とLINEの表示名を追記することもできます。

・トラッキング機能

トラッキング機能では、配信メッセージの効果(コンバージョン)を確認できます。

リンクがクリックされたか、何にアクセスが集まるのか、いつブロックされてしまったのか、など顧客の行動を知り分析することが可能です。

分析結果によってメッセージを送る内容や頻度を改善できるため、顧客満足度を上げることができます。

・リッチメニュー
リッチメニューとは、トーク欄の下に固定されるメニューです。最大6つのメニューを追加できます。
ここに、WEBページへのリンクや施工実績の写真、よくある質問集などを集めておけば、顧客が知りたい情報は、公式LINEを見ればすぐにわかる、という状態にできます。
リッチメニューに来場予約機能も追加できるので、ユーザー側が予約をするための手間も減らすことができて、モデルルームや展示場の予約数アップも見込めます。

・自動応答メッセージ
自動応答メッセージは、ユーザーからの問い合わせに、あらかじめ設定しておいたメッセージが自動で返信される機能です。
特定のワードが含まれているメッセージにはこのメッセージを送る、というように設定できるため、簡単な問い合わせには即時対応することが可能です。
企業側の労力削減になるだけでなく、ユーザーの待つストレスも減らせるため、顧客満足度の向上、機会損失の防止になります。
元々の機能ではありませんが、AIチャットボットを導入すれば、もっと柔軟で細かな応答メッセージを設定することも可能です。

様々な機能を使って友だち登録してくれたユーザーとコミュニケーションをとり、信頼関係を作っていきましょう。

LINE運用で注意すべきこと

LINE公式アカウントの開設は手軽にできますが、機能も多く、やたらと有料オプションや拡張機能をつけても、費用ばかりがかかってしまいます。

効果的に運用するための注意するべきことを2つお伝えします。

他のSNSと上手に使い分ける

LINEはユーザー数が日本一のプラットフォームです。しかし、他のSNSを利用しているユーザーがたくさんいることも事実。それぞれのSNSの特徴もあります。

LINEはプッシュ型。プル型の他のSNSとの併用も◎

LINEの特徴は、プッシュ型のSNSです。企業側が、任意のタイミングで情報を発信して、ユーザー側にプッシュ通知が届くので、受動的なユーザーにも積極的に情報を届けることができます。

一方、プル型のSNSとは、ユーザーが興味関心のあるワードを能動的に検索して、情報にアクセスするSNSです。TwitterやFacebook、Instagramはプル型のSNSと言えます。

プル型のSNSは、公開した情報をユーザーに見つけてもらえない可能性も高いですが、検索内容がうまくはまれば、こちらが今までアクセスできなかった層にも、情報を届けられます。

プル型のSNSも同時に運用している場合は、公式LINEの登録用URLやQRコードも分かりやすい場所に載せて、相乗効果を狙いましょう。

料金や機能をうまく選ぶコツ

LINE公式アカウントは、基本的な機能は全て無料で使えます。しかし機能がありすぎて、どのように使えばいいのか迷ってしまいますよね。

ここでは、無料プランでいいのか、有料プランを選んだ方がいいのか、機能は何を使えばいいのかなど、LINEを効果的に運用していくためのコツをお伝えします。

まずは無料プランで試して、有料プランへ移行する

LINE公式アカウントには、3つのプランがあります。

一つは無料の「コミュニケーションプラン」

自動応答メッセージやリッチメニュー、クーポン機能、レポート機能など、集客に必要な機能は一通り使うことができますが、ネックになるのがメッセージ送信可能数です。

無料のプランでは、月に200通のメッセージを友だちに送ることができます。

100人友だちがいたら、月に2回、全員に一斉送信を行ったら枠が終了してしまいます。

他には以下の2つのプランがあります。

「ライトプラン」

月額5,000円、月に5,000通のメッセージ送信可能。

「スタンダードプラン」
月額15,000円、月に30,000通のメッセージが送信可能で、1通3円で追加送信もできます。

変わるのはメッセージの送信数だけなので、無料プランで運用方法を試していくことができます。

友だちの数が増えてきた、情報発信を頻繁に行いたい、もっとたくさんユーザーとコミュニケーションを取りたい、となったら、有料プランに切り替えていきましょう。

目的とターゲットを明確にして機能を選ぶ

様々な機能がありますが、全ての機能を使う必要はありません。

例えば、来店数に応じてポイントが貯まるショップカードの機能がありますが、工務店ではあまり使う機会がなさそうですよね。

LINE公式アカウントを運用する目的が、モデルハウスや展示会の見学に来てもらうことだったら、クーポン機能を使って来場者特典を用意することもできます。

リッチメニューに来場予約ボタンを追加すれば、予約のハードルが下がって、来場者数アップに繋がります。

ターゲットがリフォームを考えているご家族だったら、リッチメニューにリフォームの施工事例の写真を載せましょう。

他のSNSやWEBサイトとの連携、導線を考えたら、拡張機能を追加していくことも効果的です。その場合は、WEBのマーケティング専門の企業に運用代行を依頼した方が、結果的に費用を押さえられるかもしれません。

まとめ

LINEは日本一のユーザー数を抱えるSNSで、幅広い年代の方にアクセスできるため、集客に適したツールです。

特に、1対1のコミュニケーションに優れ、定期的な情報配信ややり取りを重ねることで、顧客との信頼関係を深めていくことができます。

様々な機能が利用できるため、どの機能を使えば良いのか迷ってしまうこともあるかもしれませんが、友だちの登録者数や公式LINEを使う目的などによって、自社に適した機能を使っていきましょう。

他のSNSやWEBとの連携、導線を確保することも集客には効果的です。

その場合は、マーケティングの専門企業に依頼をするのも一つの方法としてあります。

新大陸では、Web集客に悩む工務店様向けに、お客様の社外Webマーケティング部としてトリプルメディア(SNS、ホームページ、Web広告)運用を総合的に支援しています。

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最後までご覧になっていただき、ありがとうございました。

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