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Marketing columnマーケティングコラム

18.11.09

マーケティング全般

現場で活用されるAIの事例3選

AI=人工知能と認識はしているものの「一体何に使うことができるのかイマイチわからない」という方も多いのではないでしょうか?

そこで本日は現段階で発表されているAIの活用事例やツールについて紹介していきたいと思います。

 

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1、「保険相談ナビ」がWeb接客にAIを導入

主にWebでの販売に力を入れている「保険相談ナビ」は数十社の保険会社の商品の中からオーダーメイドのプランを設計・販売するサービス。そんな「保険相談ナビ」ではWeb接客のシステムでは顧客属性によって的確なアプローチができるよう機械学習型のAIが活用されています。

 

具体的にはAIで顧客を判別し、それぞれに応じたバナーやポップアップをWebサイトに表示し、CVRを高めるというもの。また、これらの取り組みはより精度の高いマーケティングを行うための情報収集としての役割も担っています。

 

Web接客のわかりやすい例は、Amazon。サイトを見たときに「あなたにおすすめの商品」などと自分の趣向や購買履歴を元にカスタマイズされた広告表示とほぼ同じです。このようにAIを取り入れた仕組みはEコマース分野では多く存在していましたが、今後はさらに多くの業種へと拡大しそうです。

 

2、「ノムコム」のAIによるDM配信

不動産情報サイト「ノムコム」はマーケティングオートメーションを利用しWeb上で取得したデータをAIが解析、そして顧客属性に合うDMを配信しています。ノムコムでは以前から、Web上の物件紹介に同じ類の仕組みを利用していましたが、現在はアプローチ手段であるDMにも取り入れるようになりました。

 

不動産選びは立地、部屋の位置、間取り、内装など条件が多く、興味のある物件カテゴリーやアクセスしやすい曜日・時間帯も異なります。今回の取り組みは見込み客の多種多様なニーズをAIで分析し、よりパーソナライズされたDMを配信することでCVRを高めるというもの。

 

DMは多くの業種で利用されているマーケティング手法なので、ノムコムのマーケティングオートメーションとAIによるDM配信は様々な業種で効果を発揮しそうです。「商売感」が伝わってしまいやすい一斉配信のDMに問題を感じている方は、パーソナライズが可能なAIによるDM配信を検討してみてはいかがでしょうか?

 

3、住宅営業マン教育使えるAIツール

AIは「集客」だけでなく「営業」という範囲にも取り入れられつつあります。例えば、住宅・不動産の現場で必ずと言って良いほど実施されている「ロールプレイ」の顧客役をAIが行い、営業マンを教育するというシステム。

 

営業マンのトークは従来個人差が大きいゆえに最終的な受注率にもバラつきが生まれやすいもの。そのため、AIのロールプレイシステムは「問い合わせ」「来店」「物件案内」など営業の各場面を想定して顧客から聞かれる可能性のある質問を作成してチャットに表示。その質問を軸に営業マンが切り返しトークを学ぶというものです。

 

しかしこの取り組みは営業力の底上げを実現する方法として注目されている一方、個性がなくなってしまうという懸念点も上がっています。ゆえに現在は「お問い合わせ」「来店促進」「物件案内促進」と非対面のアポイントまでがAIの役割として考えられています。

 

・まとめ

以前から話題になっているAIですが、最近は大手企業だけでなく中小企業でも利用されるようになってきました。
もちろん業種によって使い勝手は異なりますが、興味のある方は「AIという技術がビジネスをどのように変えていくのか」という観点で、事例をチェックしてみてはいかがでしょうか?

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