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21.08.31
自治体
広島県・岩手県公式TikTokに学ぶ!新登場のSNS活用法
TikTokはご存じ動画投稿SNS。若年層への広まりとともに、PRに活用する地方自治体も増加傾向にありました。しかし水を差したのが、セキュリティ上に不安があるという指摘。多くがアカウントを停止し、現在も再開されていません。
そんな中で、現在も活発にTikTokの利用を続けるのは、noteの事例でも取り上げた広島県。また、他の自治体でも改めてTikTokのアカウントを開設する動きもあるのです。
最大の強みは「Z世代」へのPRができること
TikTokの強みは何といっても、若年層への強さ。利用者の中心は11~25歳の「Z世代」とされており、彼・彼女らへのPRに広島県は昨年4月に公式アカウントを開設しました。
目的は新型コロナウイルスに対する啓発活動で、知事のメッセージや日常生活での注意点を発信。これに刺激を受けたのか、同様の公式アカウントを岩手県も今年5月に立ち上げています。
面白いのは、手書きイラストやパラパラ漫画風のアニメ、地元キャラクターの起用など、あの手この手を使っているところ。恐らく予算も潤沢ではないであろう中、ご担当者が頭をひねっている様子が伝わります。TikTokをマーケティングに活用してみたいという方々にも参考になるでしょう。
TikTokでの最重要事項はテンポの良さ?!
同時に、広島県公式TikTokで人気となっているのは「広島プロフェッショナル」シリーズです。これは県内で働く人々へのインタビューを集めたもので、ホテルのシェフや熊野筆の職人、県交響楽団員、カーデザイナーといった方々が登場し、多いものでは2,000を超える「いいね」を集めています。
広島県が発信するTikTokの動画の特徴はテンポのよさです。
アップできる動画の尺は、60秒から3分間へと延長されたのですが、現在も広島県がアップする動画のほとんどが60秒以内。人々が集中できる時間を考慮してのことでしょうし、おかげで次々と動画を見ていく上でのストレスもありません。
同時に構成も工夫されており、インタビューなら話している様子が流れるだけではありません。文字起こしされた要点や関連する動画が、こちらもテンポよくインサートされます。
まとめ
TikTokを活用するメリットは、まずユーザーが明確なこと。Z世代へのPRが必須と考えるなら、マーケティングに使わない手はありません。しかし有名ブランドのアカウントを見ていても、著名人を起用するなどコストがかかりすぎていたりで、参考にならないことはよくあります。
しかし自治体なら、コストではなく知恵を使っているケースがとても多い。TikTokをこれから活用しようという方にとって、参考になると思うのです。
参照元:
広島県公式TikTokアカウント
(https://www.tiktok.com/@hiroshima_pref)
岩手県新型コロナウイルス感染症対策本部TikTokアカウント
(https://www.tiktok.com/@iwate_pref_official)