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21.12.28
工務店
「BESSの家」に学ぶ!強力なコンセプトの大切さ
建築・住宅系のInstagramで、多くのフォロワーを獲得している「BESSの家」。
11万8,000人というフォロワー数は、積水ハウスなど大手ハウスメーカーを優にしのいでいます。
BESSの家にフォロワーが集まる理由を探ってみましょう!
Instagramに頻繁に入る「商品ではない」写真
工務店の公式Instagramといえば、建物の中身や外観の写真がアップされることがほとんどです。居心地の良さそうなリビングに、おしゃれな対面式キッチンというのがパターン化。工務店の商品といえば言うまでもなく建物ですから、これ自体は何ら責められるべきことではありません。
しかしBESSの家・公式Instagramにアップされるのは、薪や水田、農作業の写真など。
建物の中身や外観の写真が中心ではありますが、商品以外の写真も頻繁に混ざり込むのです。
BESSの家とは(株)アールシーコアが持つ、ログハウスのブランド名。全国にフランチャイズ展開しています。「自然の恵みを活かしながら、便利さ程々に」をコンセプトとしており、ログハウスのシェアは6割以上!年間着工数は1,000棟を超えるといいます。
強力なコンセプトがInstagramにもあらわれる
と、ここまで書くと多くの方がピン!と来ていると思うのですが……BESSの家のInstagramは、恐らく商品=ログハウスを売るために運営されていません。目的はBESSの家のコンセプトを伝えること。そしてコンセプトの賛同者にBESSの家の存在を知ってもらうことなのです。
商品以外の写真が頻繁に混ざり込むのは、そっちの方がよりコンセプトが伝わると考えているからでしょう。同様の目的で運営されているのが展示場「LOGWAY」。全国に40カ所以上あるのですが、そこにセールスマンの姿はありません。コーチャーと呼ばれるスタッフがログハウスでの暮らしを伝えたり、イベントを開催したりしています。
まとめ
BESSの家がコンセプトを伝えることに力を入れているのは、それだけ求心力があると考えているからです。万人受けこそしませんが、スローライフとか田舎暮らしとかに惹かれる方に響き、驚くべきフォロワー数やシェアを獲得しているのでしょう。
コンセプトとは言い換えるなら理念です。BESSの家はInstagramが企業理念を伝えるのにも有効なことと、大勢の支持を得ることができることを教えてくれます。
参照元:「BESSの家」公式インスタグラム(https://www.instagram.com/bess_slowlife/)