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Marketing columnマーケティングコラム

23.10.28

工務店

建築業界の広告戦略!効果的なWeb集客方法と成功事例を解説!

昨今は、集客をしようとするとき、Webでの広告が当たり前になっています。この記事をご覧になっている方も、自社でWeb広告をどのように打ったらいいのか、頭を悩ませている方もいるのではないでしょうか。

この記事は、
「建築業界でWeb広告をどのように出したらいいのか」
「効果的なWeb集客方法は何か」
「Web集客にはどのような効果があるのか」
ということを知りたい、建築会社の経営者、広告担当者向けの記事です。

実は建築業界は、まだまだWeb広告が広がっていない業界です。だからこそ、今効果的なWeb広告を戦略的に展開していくことで、競合と差別化を図ることができます。
この記事を読んで、ぜひWeb広告での集客にお役立てください。

全国600社以上の工務店・ハウスメーカー・住宅会社様の「Webでの集客アップ」のお手伝いをしている株式会社新大陸が執筆しています。

▼ 執筆者紹介

広瀬 大慈

ディレクター

広瀬 大慈

主に九州エリアを担当。年間10棟未満の地場工務店から、年間400棟規模のハウスメーカー、リノベ業界まで、住宅業界にて幅広い運用実績を持つ。 単に成功事例の押し付けでなく、その会社の目指すべき方向性や商品コンセプトから共に考え抜き、ホームページやSNSへ表現することを得意としている。モットーは「お客さまにとって伴走型のパートナーであること」。

はじめに:なぜ建築業界で広告が重要なのか?

この記事をご覧になっている方の中には、仕事は今まで培ってきた人脈を通じて取ってきていて、広告の効果をあまり感じられない、という方もいらっしゃるかもしれません。まずはここで、なぜ建築業界で広告が重要なのかをご説明します。

資材高騰により市況が厳しい

現在、原油価格の高騰に伴い、資材の価格も高騰しています。資材の製造や輸入にも、原油を資源としたエネルギーが使われているからです。そのため、建築にかかる費用も値上げせざるを得ません。

価格を上げても、お客様に商品を購入していただくためには、ブランディングが重要です。しかし、そのために広告費がかさんでしまっては元も子もありません。

市況が厳しい今だからこそ、商品のブランディングと、コストパフォーマンスの良い広告戦略が必要なのです。

人口は減少、建設業者数は横ばい

日本の人口は、2008年をピークに減少の一途をたどっています。一方、建設業者数はほぼ変わらず。廃業した業者数を、新規業者数が上回る年もあり、微増しているとも言えます。

参考:国土交通省 報道発表資料「全国の建設業許可業者数は5 年ぶりの減少~令和4 年度末の建設業許可業者数調査の結果~」令和5年5月24日より

競争率が高くなっているため、顧客に自社を選んでもらうためには、今まで以上の広告戦略が必要になります。

重層下請け構造の課題

建築業界における重曹下請け構造は、長年課題とされてきました。下請けとしての仕事をメインに行っていた会社がその構造から抜け出すためには、元請けとして仕事を取ってくる必要があります。

Web広告を出すことで、今までアクセスできなかった顧客へ自社のサービスを知ってもらうことができます。

実際に職人を雇って技術を持っている建設会社だからこそ可能なサービスや、柔軟な対応があります。

その魅力を広告で発信し、下請けから元請けの会社へ変革することが可能なのです。

建築業界でWeb広告がおすすめな理由

建設会社は、地元に根差した企業が多くあります。Webよりも、チラシや看板といった、地元住民にダイレクトにアクセスできる広告の方が効果があるのではと考える方もいらっしゃると思います。

しかし、アクセスしたい人へ効果的にアクセスするには、Web広告が必要不可欠なのです。

顧客行動の変化(紙媒体→Webへ)

何かを購入しようとするとき、Webを全く参考にしない人は少数派になっているのではないでしょうか。Webには、実際にサービスを利用した人の感想(口コミ)もあります。

建設業界も例外ではありません。国土交通省の調査でも、インターネットによる物件情報収集を行った人の割合が大きく増加していると出ています。

インターネットで物件や施工者に関する情報収集を行った割合

(調査対象:前年度に当該物件を購入した世帯)

平成29年度調査令和3年度調査
注文住宅15.9%27.5%
分譲戸建て34.7%53.0%
分譲マンション39.7%58.6%

一方で、新聞等の折り込みチラシや情報誌など、紙媒体を参考にしている割合はインターネットに比べて少なくなっています。

令和3年度調査 物件や施工者に関する情報収集を行った媒体の割合

(調査対象:前年度に当該物件を購入した世帯)

インターネット新聞等の折り込み広告
注文住宅27.5%6.9%
分譲戸建て53.0%7.4%
分譲マンション58.6%13.9%

顧客の情報収集に関する行動は、紙媒体からWeb中心へ、確実に変化しているのです。

参考:国土交通省 報道発表資料「インターネットによる物件情報収集が大きく増加しています!~令和3年度住宅市場動向調査の結果をとりまとめ~」令和4年4月26日より

ブランディングの強化

前項でお伝えした通り、日本の人口は減少しているにもかかわらず、建設業者の数はほぼ横ばいで、むしろ微増しています。

競争が激しくなる中で顧客を獲得するには、ブランディングが必要です。

Web広告は、狙った層へリーチしやすく、認知広告として利用しやすいのです。We広告を通して認知度を高め、ブランド力を強くすることが可能になります。

短期間で成果が出やすい

Web広告は、短期間で広告を掲載することができ、表示回数・クリック回数・閲覧時間など、広告にたいする反応をほぼリアルタイムで見ることが可能です。

効果が出にくいと感じたらすぐに差し替えることも可能ですし、同時に何種類かの広告を出して、反応を比べることもできます。

Web広告はすぐに出稿でき、見込み客の反応に合わせた修正もできるので、短期間で成果が出やすいのです。

潜在層に訴求できる

「自分の年齢層に合った広告が表示される」、もしくは「最近検索したことや、購入した商品に関連する広告が表示される」という体験をしたことはありませんか。

Web広告は、細かいターゲティングが可能です。年齢、性別、住んでいる地域など、自分の顧客になりやすい層に向けて広告を表示することができるのです。

さらに、媒体ユーザーの検索履歴や閲覧履歴から、リフォームや住宅購入をしそうな人に向けて、自社の広告を表示させることもできます。

Web広告を使えば、既に引っ越しやリフォーム、住宅購入などに興味がある潜在層に訴求できるのです。

Web集客に注力する建設会社が少ない

インターネットを通じて集客をすることは、どの業界でも避けては通れないほど、今やインターネットは生活に不可欠なものになっています。しかし、建築業界は、まだまだ人とのつながりを通して仕事を得る、という風潮が強いため、Web集客に注力する建設会社が少ないのです。

Web集客における競争相手が少ない今、Web広告の戦略を打っていくことで、他者との差別化を図ることができます。

主要なWeb広告の種類とその特徴

Web広告には様々な種類があります。せっかく広告を出すなら、できるだけ費用対効果が高い広告の出し方をしたいですよね。ここでは、主要なWeb広告の種類とその特徴をお伝えした上で、建築業界に合った広告をご紹介します。

YG広告

YG広告とは、Yahoo!やGoogleの提供するプラットフォームに表示される広告のことです。

  • Web上の様々な場面、いろいろな方法でユーザーにアプローチできる
  • 世界中のユーザーに広告を配信できる
  • 低価格から出稿できる

というのが特徴です。

Yahoo!、Google広告の代表的な2つの広告をご紹介します。

リスティング広告

リスティング広告とは、Yahoo!やGoogleの検索結果の上部に、リストで表示される広告です。検索結果を見るとき、上部に「スポンサー」や「PR」と書いてあるリンクが表示されることがあります。これがリスティング広告です。

リスティング広告の特徴は以下の通りです。

  • クリック課金式
  • 商品やサービスを直接販売したいときに利用されることが多い
  • 低価格から利用可能、ただしキーワード選定の仕方によっては高額になる
  • 表示されるのはテキストのみ

特定のキーワードが検索されたときに、広告が表示されるように設定できます。

クリック課金式で、ユーザーが表示された広告をクリックすると料金が発生するため、表示されるだけでは料金はかかりません。

基本的に、たくさん検索されるキーワードほど、クリック単価が高くなります。

たくさん表示されるキーワードを設定すれば、表示回数やクリック回数が増えて認知度の向上につながりますが、その分費用が高額になります。

そして、お金をかけて多くの人が検索するキーワードで広告が表示されるように設定しても、必ずしも仕事の受注につながるとは限りません。

リスティング広告は、キーワード選定が重要になります。例えば広告の目的が商品を購入してもらうことなら、自社の商品の購入者層が、どんなキーワードで検索しているのかを分析していく必要があります。

検索されている数が少ないキーワードを設定したとしても、購買意欲の高い層に届けば、低価格で高い効果が得られるのです。

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告とは、Webサイトやアプリ内の広告スペースに表示される、画像や動画などの広告です。

ディスプレイ広告の特徴は以下の通りです。

  • クリック課金式
  • 画像や動画が使えるため、視覚情報を多く提供できる
  • 認知度を高めたいときに利用されることが多い
  • 細かいターゲティングが可能
  • クリック単価は低額だが、クリック数が多くなりやすいため結果的に高額になることも

ディスプレイ広告も、リスティング広告と同様にクリック課金式です。

大きく違うのは、リスティング広告がテキスト広告なのに対し、ディスプレイ広告は画像や動画で表示される点。

ディスプレイ広告には、テキスト広告よりもクリックされやすいという特徴があります。クリック単価は低額ですが、クリックされる回数に対し目的の行動につながる率は低くなる傾向があり、結果的に高額になってしまうこともあります。

提供できる情報が多くなり、商品やサービスのイメージを伝えやすいため、認知度を高めたいときに利用されることが多い広告です。

META広告

META広告は、META社が提供しているサービスの、FacebookやInstagramに掲載できる広告です。

利用者層は、Facebookは20代から30代前半の方、Instagramは若い女性が多い傾向にあります。

Facebookに出稿した広告はInstagramでも表示できますが、ここでは主にFacebook広告として紹介していきます。

Facebook広告の特徴は、ターゲティング精度が高いことです。Facebookは実名登録を原則としており、登録情報や、端末、興味関心やいいね!などの行動から正確で多彩なターゲティングができます。

Facebook広告は、認知を広げるためにも、リードや顧客獲得のためにも、両方の目的で使うことができます。Facebook広告を出稿するときには、目的を選択する項目があります。そこで選んだ目的に応じて、効果的に広告を表示してもらえるのです。

以下に、Facebook広告で利用することのできる広告の種類と特徴を紹介します。

画像(バナー)広告

バナー広告は、Facebook広告の中でも主流な広告です。Facebookのフィード画面に表示されます。サービスや商品のイメージを、画像でわかりやすく伝えることが可能です。

画像広告は、表示されるデバイスや配置によって一部が切り取られてしまうことがあるため、表示される配置や広告枠などの推奨サイズを確認しましょう。

動画広告

動画で商品やサービスの魅力を伝えるのが動画広告です。動画視聴中に流れる「インストリーム広告」や、フィード画面に表示される「フィード広告」、スマートフォンの画面いっぱいに動画を流す「ストーリーズ広告」があります。

動画広告は、1枚の画像よりも多くの情報を提供することができます。ストーリーを持たせることで、ターゲットの共感を呼ぶことも可能です。

一方で、動画作成には高額な費用や期間が必要になるというデメリットもあります。

スライドショー広告

スライドショー広告は、画像広告動画広告のメリットを合わせた広告です。スライドショーを使って、動画のようなストーリーや情報提供を行うことができます。音楽、音声を入れることも可能です。

動画のように表示されますが、必要なものは数枚の画像と音データなので、動画広告作成よりも費用と時間がかかりません。

カルーセル広告

カルーセル広告は、一つの広告枠に最大10件の画像や動画を表示できます。それぞれの画像や動画に対し、別のリンクを付けることが可能です。

複数の商品を紹介することも、一つのサービスにストーリー性を付けて共感を生むこともできます。

スライド広告や動画広告は自動で再生されるのに対し、カルーセル広告はユーザーが自分のタイミングで見ていくことができます。

自分のタイミングで見られるのはメリットでもありますが、二枚目以降の画像や動画に気付かれなかったり、気付かれても見てもらえなかったりするため、二枚目以降も見てもらう工夫が必要です。

コレクション広告

商品カタログのように購入を促すことができるのがコレクション広告です。メイン広告と商品カタログから構成されていて、メイン広告の下に小さな商品画像が並び、それぞれリンクをクリックできるようになっています。

メイン広告で商品の認知を高めて、商品カタログでコンバージョン率の増加を狙うという使い方ができます。

キャンバス広告

キャンバス広告は、広告をクリックしたあとに表示させる、LPのような役割をもったフォーマットです。

キャンバス広告の自由度は高く、商品ページへ自然に誘導することが可能になります。先に紹介したコレクション広告で、カタログをクリックしたときに表示されるのがキャンバス広告です。

ダイナミック広告

ダイナミック広告は、ユーザーにおすすめの商品を、1つ、または複数の組み合わせで表示させる形式の広告です。

該当商品に関連するサイトに訪問したことがある人に対して表示することもできますし、関連サイトにアクセスしたことがない人に対しても、関心が高そうだと思われる商品を訴求することができます。

あまりなじみがない名前かもしれませんが、基本的にはYahoo!やGoogleに表示される、ターゲティング広告と同じものです。

リード獲得広告

リード獲得広告は、広告クリックからコンバージョン獲得までFacebook上で完結できる広告フォーマットです。

通常の広告だと、ユーザーが広告をクリックしたあと、その商品やサービスに関するページ(LP)に遷移し、その後お問い合わせフォームに情報を記載して送信、となります。しかしそれだと、遷移したページが魅力的でなければ離脱してしまう可能性が高くなり、購買意欲の高いユーザーを逃してしまうことになります。

リード獲得広告では、情報入力もFacebook内のページのため、名前や連絡先、住所など、Facebookに登録している情報であれば自動で入力ができ、ユーザーの手間が省けます。

広告をクリックして、一番関心が高い段階でリードを獲得することができるのです。

デメリットは、LPで商品詳細を紹介するところを省いているため、商材の魅力が伝わりきらず、不安感をあおってしまう可能性があることです。

広告で表示されている画像や動画の部分で商品の魅力を伝える必要があります。

クーポン広告 (Facebookクーポン)

Facebookは、クーポン広告というサービスは2021年で廃止していて、今はFacebookクーポンというサービス名で、Facebookからクーポンを発行できるようにしています。

Facebookクーポンは、

  • Facebookページをいいね!してくれたユーザーのフィードに表示される
  • Facebookページの、クーポンのタブを開くことで閲覧できる

ものです。

オンラインや店頭で利用できるクーポンが発行でき、店頭で利用できるクーポンについては、メール配信もできます。

Facebookクーポンを作成することで、新規ユーザーの獲得、リピーターの増加が期待できます。

イベント広告

イベント広告とは、Facebook上で作成したイベントページを、Facebook上で宣伝できる広告です。

Facebookのイベントページは、日時や場所を入力するだけで作成可能で、自社サイトで特設ページを作ったり、チラシ・ポスターを用意したりするのに比べて手間がかかりません。

さらに、Facebook上でチケットの販売もできるため、出欠管理も容易にできるというメリットもあります。

魅力的なイベントページを作成して、イベント広告で宣伝することで、イベントの認知向上や集客に役立ちます。

効果的に建築業の広告を運用するポイント

Web広告には様々な種類があることをお伝えしてきました。Web広告は、使い方によって、たくさんの人にリーチできますし、効果も高めていくことが可能です。

ここでは、効果的に建築業の広告を運用するためのポイントを解説していきます。

見やすさと理解しやすさ

広告のスペースは限られていますし、表示されただけでその広告がじっくり見られるわけではありません。

書いてある内容が見やすいか、理解しやすいか、ということが重要になります。

そのためには、画像を使ったり、文字の量を調整したり、訴求したい内容に合った広告の種類を選んだりすることが重要です。

お客様の心をつかむキャッチコピー

お客様の心をつかむキャッチコピーとは、

  • 欲求が満たされそうだ
  • 悩みや課題が解決しそうだ

と、ユーザーが共感して、サービスの利用イメージができるようなキャッチコピーです。

たくさんの文章を書いても、ユーザーは読んでくれません。

短い言葉で商品の魅力を伝えるキャッチコピーを広告につける必要があります。

ターゲットの明確化

子供が独立して、夫婦二人暮らしの家をバリアフリーにリフォームしたい、という人に刺さる広告と、子供が生まれたばかりで、子育てしやすい家を建てたい、と思っている人に刺さる広告は全く別物です。

どんな人にサービスを提供したいのかということを具体的に決めていくことで広告の方向性を決めることができ、効果的に運用していくことができます。

配色・レイアウトにこだわる

ターゲットを明確化したら、配色・レイアウトにもこだわりましょう。

配色は商品のイメージを印象付けます。

子供のいる家族向けの広告なら、パステル調や温かみのあるものに、高齢の方向けの広告なら、セピア調の落ち着いた色合いに。スタイリッシュなデザインを売りにした商品なら、色味を抑えるなどです。

レイアウトも重要です。視線誘導を利用して、広告を見た人が自然な流れで広告の内容を理解できるようにこだわりましょう。

商品やサービスの特徴を強調

広告の目的は、商品を知ってもらうこと、検討してもらうこと、実際に購入・利用してもらうことなど様々ですが、どの目的でも、商品やサービスの特徴や魅力を伝えないことには始まりません。

自社のサービス・商品の特徴は何か、どこを強調したら魅力的にみられるのか、商品・サービス分析を行って広告に取り入れましょう。

建築業の広告で集客効果を最大化するには?

Web広告は、低価格からでも出稿することができますが、使い方によっては高額になってしまったり、使った費用に見合った成果が得られなかったりします。

建築業の広告で、集客効果を最大化するにはどうしたらいいのでしょうか。

この項目で、ポイントをお伝えしていきます。

ターゲットの明確化

広告を出すために何より重要なのは、ターゲットを明確にすることです。年齢層や性別、家族構成、住んでいる地域、関心があるものなどなど、具体的にすると、どのような広告を作ればいいのかが明確になりますし、広告を見た人に刺さりやすくなるのです。

家をリフォームしたい人、お問い合わせください!

と宣伝するよりも

静岡県浜松市にお住まいの方、二世帯住宅へのリフォームならお任せください。

と宣伝した方が、問い合わせが増えるのです。

そうは言っても、二世帯住宅へのリフォームも、バリアフリーへのリフォームも両方できます、と言いたくなるかもしれません。

その場合は、広告を二種類作りましょう。今作っている広告は、誰に向けたものなのかを明確にすることが重要です。

キャッチコピーの工夫

キャッチコピー一つで、広告の効果は全く変わります。キャッチコピーをつくることに特化した専門職の人もいるのです。

建築業の広告に載せるキャッチコピーに使えるコツは以下の7つです。

  • ターゲットを明確にすること
  • 1つのキャッチコピーに、メッセージは1つ
  • ブランディングイメージと一貫性を持たせる
  • シンプルにする
  • 限定的、時限的要素を入れる(地域名や、時期、時間など)
  • ターゲットにとっての有用性(ベネフィット)を示す
  • 自分視点ではなく、相手視点を心掛ける

つい、自分たちの大事にしていることを伝えたくなってしまいますが、そこから一歩進んで、それによってターゲットがどんないいこと(ベネフィット)を得られるのか、ということを中心に考える必要があります。

広告デザインの基本ポイント

Web広告が表示される範囲も、見てもらえる時間も限られています。伝わりやすいデザインにするための、基本のポイントをお伝えします。

  1. 情報に優先順位をつける

一度に理解できる情報量には限りがあります。

見てすぐに魅力を最大限伝えるためには、情報に優先順位をつけることが必要です。

例えば、

「2024年4月1日 浜松で開催されるフェアに来た方には、住宅のオプションに使える50000円分のポイントをプレゼントします!」

という広告の場合、一番重要な情報は「50000円分のポイントプレゼント」のところです。

この部分を強調した広告を作成しましょう。

「この広告で、ターゲットに一番魅力的にうつるのはどこだろう」と考えて情報の優先順位をつけていくことがポイントです。

  1. 余白で協調する

画像の中に、建物や人などが映っていない余白を作りましょう。外観の写真なら、空、建物の中なら白い壁でもよいです。そこに文字を入れることで、文字の部分に視線が集中するようになります。

  1. ルールに基づいて整列させる

写真やイラスト、文字が一枚の画像の中でごちゃごちゃと配置されていると、見ている方が疲れてしまいます。

広告を作るときにガイドラインを引いて、そこに合わせて先頭を揃える、といった工夫をすることで見やすいデザインにすることが可能です。

  1. 背景と文字のコントラストを上げる

例えば白い背景に黄色い文字や水色の背景に白抜きの文字、文字が読みづらいですよね。

背景と文字のコントラストを上げて、視認性を上げましょう。

3C分析を活用して競合状況を理解

3CのCとは、

  • COMPANY(自社)
  • CUSTOMER(顧客)
  • COMPETITOR(競合)

の頭文字です。

まず、市場と顧客のニーズを調査して分析します。

次に、競合他社が市場に対してどのようにアプローチしているのかを調査・分析します。

最後に、市場・顧客、競合他社の分析結果を元に、自社が成功できる要因はどこにあるかを分析していくことが3C分析です。

自社が成功できる要因を抽出したら、それを訴求するための広告を作っていくことになります。

それでも建築業の広告がうまくいかない時の対処法

ここまで紹介してきた施策をおこなっても、Web広告での集客がうまくいかない。Webでの集客は諦めて、従来のやり方でやっていったほうがいいのかな、とそんな風に考えられている方もいらっしゃるかもしれません。

そんなときの対処法と、弊社(株式会社新大陸)の行った施策での成功事例を紹介いたします。

自社のWebサイトの改善(推移先ページの品質)

広告は、あくまでサービスや商品に興味を持ってもらうための入り口です。広告をきっかけに興味をもってWebサイトを訪れた人は、Webサイト上のあるあらゆる情報を探して情報収集します。この段階になった顧客は、購買意欲が高い方です。

住宅の購入やリフォームともなれば、高額な買い物です。信頼のおける会社に頼みたいと思うのは当然です。検討している住宅会社のWebサイトのクオリティが低かったり、直近の更新がされていなかったり、開けないページがある、ほしい情報がどこにあるのかわからない、といった状態だと信頼感は下がります。Webサイトの不備で、購買意欲の高い見込み客を逃しているかもしれないのです。

信頼感を高めるデザインの重要性

顧客が商品やサービスを購入するときには、その商品やサービスを提供している会社を信頼できるかが重要です。

特に広告は、その会社の印象を決める入口になります。

例えば、

  • 広告に入っている写真やイラストが、フリー素材のものばかり
  • 統一性がないデザイン
  • バナー広告なのに、デザインされていないテキストのみ

というようなデザインだと、その広告を出稿している会社への信頼感も下がってしまいます。

もし広告を手作りしていたら、プロに頼むのも改善策のひとつです。

配信ターゲットの属性やエリアを見直す

HPも広告画像の作成も、お金をかけてやっているのに効果が出ない…ということでしたら、広告を配信するターゲットの属性や、エリアが広告の内容と合っていないのかもしれません。

広告でターゲットにしている人は誰で、配信先のエリアにはどんな人が住んでいるのか、考えていく必要があります。

たとえば、二世帯住宅のリフォーム広告をエリア限定で配信しているけれど、対象のエリアは一人暮らしの学生や社会人が多く、ターゲットとなる人が少ないという場合もあるかもしれません。

この場合は、配信エリアを変えるか、もしくは広告の内容を変える必要があります。

web広告のプロに依頼する

Web広告の効果がなかなか出ない……という場合は、プロに依頼することが近道です。

Web広告で効果を出すためには、様々なアプローチができます。市場や競合他社の分析、エリアの分析、広告デザインを考えたり、ホームページのリニューアルをしたり……。

ですが、これを自社だけで行おうとすると大変です。その業務のために人を雇ったら人件費もかさみます。

プロに頼めば、情報の分析方法にも詳しく、アプローチのアイデアも豊富にあり、結果的に自社で試行錯誤するより効果が出やすくなるのです。

弊社がお手伝いした工務店様の、Web広告を活用した施策の成功事例を紹介します。

成功事例:京都府舞鶴市 株式会社 坂根工務店様
URL:https://shintairiku.jp/works/sakane

施策内容:Web広告の活用ホームページへの導線を改善ホームページのリニューアル ページリンクの最適化口コミによる見込み客獲得のためのインスタグラムのアカウントを開設
施策を行う前施策を行ったあと
成約単価 40万円
チラシが主Webサイトの離脱率高
成約単価 3万7000円
ホームページの流入数2倍以上離脱率15%減HPリニューアル後の完成見学会→17組の来場者を獲得

坂根工務店様は、京都舞鶴市で、180年以上にわたって家づくりに取り組み、町の繁栄に取り組んでこられた老舗の工務店です。

Webサイトはあったけれど、サイトの離脱率が高く、様々な施策に対する成約単価は40万円という数字でした。

原因を分析し、ホームページの導線を改善、サイト内のリンクも最適化したところ、Webからの集客も増え、成約単価は3万7000円まで下がりました。

まとめ

この記事では、建築業界での効果的なWeb集客方法と成功事例を紹介しました。

Web広告個人でも簡単に出せるため、すでに出しているけれど効果を感じられない……と思っている方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、効果がでない原因を適切に分析して改善していけば、継続的な新規顧客の獲得に大きな効果を得られます。

Web広告から最大限の効果を得るために、プロのサポートを受けることをおすすめします。

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最後までご覧になっていただき、ありがとうございました。

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