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Marketing columnマーケティングコラム

19.06.20

マーケティング全般

増税前後の意識・行動に関する調査

2019年6月17日、博報堂消費税対策研究プロジェクトは、20-60代男女2,369人を対象に2019年10月に実施が予定されている消費増税による消費行動の調査結果を発表しました。

1:前回増税時との比較

5%から8%への増税となった前回(2014年4月)と比べて、今回の方が負担が大きいと答えた人は全体の71.3%。特に20-40代の女性では約80%が前回より負担が大きいと感じているという結果になりました。
家計を守る女性や子育て世代は他の世代と比べて負担に感じていることから、増税後は生活まわりの消費に影響が出そうです。

2:負担に感じる理由

負担に感じる理由としては「以前と比べて、収入が減った/少ないから」が最も多い結果となりましたが、増税の負担が大きいと回答している20代・30代女性は「ライフステージの変化によりお金がかかるようになったから」が50%を超えている様子。
そのため、結婚・出産・子育てなどライフステージの変化と親密な関係のあるビジネスにおいては、増税の影響が予想されます。

3、それぞれの増税対策

増税を踏まえて自分が実践すると思う行動は「なるべく外食などを控えて、自炊・内食をする」が最も多く、続いて「お金のかからない暇つぶしをする」「平日の夜や休日に、副業・小金稼ぎをする」という回答が多くなっています。
節約の意識が働く中でも、収入をアップさせるという行動を考える人も多くなっているため、買い控え一辺倒のような状況にはなりにくいのではないかと考えられます。

まとめ

増税は子育て世代を中心に「負担に感じる」としつつも、過去の経験を元にそれぞれが対策を講じている様子がうかがい知れるため、今回の増税は極端な駆け込みや買い控えは起こりにくい状況かと予想されます。

業種によって状況は様々ですが、今後は増税による消費行動をある程度予測した上で中長期視点のマーケティング戦略を立てていきたいところです。

参照元:博報堂
https://www.hakuhodo.co.jp/archives/newsrelease/58290


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