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19.08.22
マーケティング全般
モバイルキャッシュレス決済市場が拡大中
昨年話題になったQRコード決済をはじめ、今年以降はモバイルキャッシュレス決済市場が大幅な拡大が見込まれています。そこで本日はICT総研が発表した「2019年度のモバイルキャッシュレス決済の市場動向に関する調査」より一部抜粋して実店舗の決済手段についてお伝えします。
モバイルキャッシュレス決済額の予測
モバイルキャッシュレス決済額の予測についてはキャッシュレス・消費者還元事業の影響も手伝って2019年で1.8兆円、2020年度には2.9兆円に拡大する見込みとのこと。
なお、QRコードによる決済額は、2019年度に0.7兆円とスマホ電子マネー決済に近づき、2020年度には1.5兆円とほぼ同じ規模に成長する見込みです。
現金及びキャッシュレス決済の利用状況
現金及びキャッシュレス決済の利用状況については決済額で方法が異なっている様子。
3千円未満の少額決済は現金が多く使用されていますが、モバイル電子マネー利用率は10.5%、QRコード決済利用率は9.4%とシェアを取りはじめており、1~3万円未満の買い物はクレジットカードが大きな割合を占めています。
よく利用するモバイル電子マネー
よく利用するモバイル電子マネーは楽天Edy、Suica、iDとなっており、続いてnanaco、WAON、QUIC Payと続く結果となりました。
ちなみに楽天Edy はAndroid端末のおサイフケータイやGoogle Payで利用されており、SuicaはJRの定期券やカード型プリペイド電子マネーとしてだけでなく、スマホなどのモバイルアプリ上でも多く利用されています。
よく利用するモバイルQRコード決済サービス
よく利用されているQRコード決済はLINE Pay とPayPayがほぼ同率で1位。3位に楽天ペイが続く結果となりました。
なおスマホのQRコード決済サービスではLINE Payの利用率が40.4%と最も高い様子。LINE Payは、メッセージアプリとしてのプラットフォームはもちろん、「300億円祭」などの大規模なポイント還元キャンペーンを展開したことにより利用者が急増しているようです。
まとめ
最近は現金とクレジットカードのほかにもデビットカード、カード型電子マネー、スマホアプリ電子マネー、スマホQRコード決済など様々な決済手段が混在しており実店舗の決済手段は悩みどころかもしれません。
しかし、今後は顧客ニーズに合った決済手段を積極的に取り入れて利便性の向上をはかりたいところです。
参照元:ICT総研
https://ictr.co.jp/report/20190701.html