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19.09.03
観光
自身の強みをアピールすること。清水寺、伊勢神宮から学ぶテクニック
どんな小さな会社でも、公式Instagramを運営することは今や当たり前になりました。
このことは神社仏閣でも例外ではなく、公式Instagramが数多く開設されており驚かされてしまうのです。自然の様子だったりイベントだったり、それぞれ思い思いにアピールしている様子ですが、よく見ていくと共通点が表れるもの。それは「強み」を全面に打ち出している点です。
清水寺と伊勢神宮がアピールするポイントは?
2014年という早い時期に公式Instagramを開設した清水寺(feel_kiyomizudera)は、今やフォロワー数16万6,000人にまで成長しました。
投稿される写真は寺の四季やイベントといったもので、いずれもハイクオリティな写真がそろっています。
面白いのが、多くの日本人が清水寺と聞いてイメージする「清水の舞台」の写真がほとんどないこと。お寺の知られざる魅力にクローズアップしたものとなっていることです。日々清水寺と親しく接している人しか知らない側面をアピールする、これは寺が高い認知度という強みを持っているからこそ。見る人に意外性をもって訴えてきます。
朝日を背景にした鳥居や掃き清められた境内、古色蒼然とした年中行事などの写真をアップすることで13万9,000フォロワーとなっているのが伊勢神宮(isejingu.official)。撮っている対象が対象だけに写真には凛々しさがただよい、神宮の格式の高さや2,000年という長い歴史が伝わってきます。
これも伊勢神宮にしかない強みを自覚しているからこそでしょう。
まだある強みをアピールしている寺社仏閣
自身の強みをInstagramで打ち出している神社仏閣は、他にも多数あります。
墨田区の高木神社(takagi_jinjya)は御祭神の高皇産霊神(たかみむすびのかみ)にちなんでオムスビを、埼玉県川越市の川越氷川神社(kawagoe_hikawa)は境内に数多く飾られた風鈴を、京都府長岡京市の柳谷観音(yanagidanikannon)は名物となっているアジサイを、それぞれアピールすることで人気のアカウントとなっているのです。
まとめ
寺社仏閣がInstagramを活用している!?
このことに少し驚いてしまいますが、お客様が集まらなければ存続できないのは寺社仏閣も他の商売と同じなのです。
そこで、彼らがおこなったのは強みを見つけてアピールすること。
清水寺なら観光客が見逃しそうな点にスポットを当てることでした。
これはInstagramを運用している他の企業にも参考になるはず、自社の強みをアピールポイントとするのです。それは見慣れすぎたものかもしれませんし、見落としているものかもしれません。
そんな自社ならではの強みを再発見するところから始めてみましょう。
参照元:音羽山清水寺公式
https://www.instagram.com/feel_kiyomizudera/