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19.11.14
マーケティング全般
月10万円~、ヤフーがビッグデータ提供サービスを開始
2019年10月31日、ヤフーは企業や自治体向けのビッグデータ販売サービス「DS.INSIGHT」の提供を発表しました。
「DS.INSIGHT」はヤフーが検索やメディアを通じて収集したビッグデータをWebブラウザー上で調査・分析できるサービスで月10万円~(ライセンス数により変動)。
すでに三越伊勢丹、東急不動産、ANAセールス、京都市が活用しており事例も合わせて紹介されています。
子育て中の女性の悩みから開発したロングスカート
三越伊勢丹はヤフーのビッグデータを活用し新商品を開発。
「抱っこひもをするとポケットが使いにくい」「自転車に乗りにくい」といった悩みを解決するロングスカートを開発し、過去一番売り上げたスカートと比較し初週の販売数は約2.6倍となっているようです。
3週間先の週次旅客数の予測が可能に
ANAセールスではビッグデータを活用し3週間先の週次旅客数の予測が可能になったとのこと。これは「地名+ホテル」といった検索数をベースに予測を複数のモデルで検証したところ、一部の路線においてベースラインより予測誤差26%の削減に成功したようです。
新商品開発や出店計画に使える
「DS. INSIGHT」は人気キーワードランキングや関連語、時系列推移など生活者の興味関心を可視化する「DS.INSIGHT People」と、特定エリアにおける生活者の実態や動きをまとめて可視化する「DS. INSIGHT Place」という2種類が提供されています。
新商品の開発であれば「DS.INSIGHT People」、出店計画であれば「DS. INSIGHT Place」といったように様々な用途でビッグデータを活用できそうです。
まとめ
自社で市場やユーザー調査を行うためには調査設問の設計者がイメージできる範囲に調査結果が限定されてしまうという課題がありますが、外部のビッグデータを活用すれば客観的な視点で生活者の顕在化しているニーズや、潜在的なトレンドを読み取ることができるようになります。
ビッグデータの活用を視野に入れている方はチェックしてみてはいかがでしょうか?
ヤフー・データソリューション