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21.03.04
マーケティング全般
日本の広告費、2020年は前年比88.8%
2021年2月15日、電通は「2020年 日本の広告費」を発表。新型コロナウィルス感染症の流行がはじまった2020年は前年比で88.8%という結果になりました。なお広告費のマイナスは2009年以来、約9年ぶりとなっています。
日本の広告費、リーマンショック以来の下げ幅
2020年の広告費は6兆1,594億円となり2014年と同水準となりました。なお前回、広告費が大きく落ち込んだのは2009年。2008年のリーマンショック翌年でしたが、前年比88.5%とコロナ禍と同じ下落幅となっています。ただ、リーマンショック後は2011年の東日本大震災を含めて3年間下落が継続しました。
マス四媒体のデジタル広告と物販系ECプラットフォームが好調
インターネット広告は前年比105.9%と成長を維持しましたが、中でも大きく伸びたのが平均で112.3%となった新聞、雑誌、ラジオ、テレビのデジタル広告。また外出自粛が追い風となった物販系ECプラットフォームは124.2%と大きく成長しています。
イベント・展示・映像は下落幅が最も多い広告ジャンル
プロモーションメディア広告費は2019年まで100%を超えて成長していましたが、2020年はコロナの影響により平均で75.4%下落。とりわけイベント・展示・映像の分野では61.2%と大きく下がっています。
まとめ
マス四媒体広告費、プロモーションメディア広告費は大きく下落したものの、インターネット広告費は堅調に推移。2021年は世界的にワクチンの接種がはじまったとはいえまだまだ外出自粛の影響が残る可能性が高いため、企業の広告はインターネットが主軸となりそうです。
参照元:日本の広告費(https://www.dentsu.co.jp/news/release/2021/0225-010340.html)