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21.11.18
マーケティング全般
AI/機械学習はコンテンツのパーソナライズに利用、アドビ調査
近年、AI/機械学習の活用が増えてきていますが日本ではコンテンツ領域での活用が多いようです。本日は2021年11月9日にアドビから発表された「未来のマーケティングに関するグローバル調査」を一部抜粋し、AI/機会学習とコンテンツについてお伝えしていきます。
回答者の41%がAI/機械学習を積極的に活用
AI/機械学習の活用レベルにおいては回答者の41%が積極的に活用、21%が活用しているがROIが見えていない、31%が活用し始めたという結果に。
デジタル後進国と言われる日本ですが、AI/機械学習の分野においては今回調査対象となった6か国(米国、英国、フランス、ドイツ、オーストラリア、日本)の中でも活用が進んでいるようです。
AI/機械学習はコンテンツ領域での活用が多い
AI/機械学習が活用されている領域としては、コンテンツのパーソナライゼーション(55%)で最も多く、次いでコンテンツの最適化(47%)となっており、顧客が購入を決定するまでのカスタマージャーニーに集中していることがわかりました。
また投資を検討している分野についてはマーケティング予算の最適化(45%)となっており、今後もコンテンツ領域でのAI/機械学習の活用が見込まれています。
マーケティングコンテンツのパーソナライズは今後も拡大傾向
日本企業のマーケティングコンテンツのうちパーソナライズされたものは25~50%、「パーソナライズされるべき」という項目では50~75%が多いことから今後も利用の拡大が予想されます。
「パーソナライズコンテンツに価値を感じてない」49%
消費者に対する顧客体験の調査では、購入頻度の高いセール情報、商品のレコメンド、メールやWebサイトの氏名記載が上位となっていますが、「パーソナライズコンテンツに価値を感じてない」が49%と最も多い結果に。
マーケティングコンテンツにおけるAI/機械学習の活用は増えているものの、消費者への価値提供という面ではまだ課題が残りそうです。
価値提供のためのAI/機械学習
予算やリソースの最適化を目的としてコンテンツ領域でAI/機械学習を取り入れる企業は増えていますが、コンテンツとは価値提供によって成立する施策です。
コンテンツ領域でテクノロジーを取り入れる際は、利便性と実用性を同時に高めていくことが重要であると考えられます。
参照元:アドビ株式会社
(https://www.adobe.com/jp/news-room/news/202111/20211109_survey-on-future-marketing.html)