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19.02.28
マーケティング全般
QRコード決済サービスは根付くのか
テレビCMやキャッシュバックキャンペーンなど2018年末頃から一気に認知が進みはじめたQRコード決済サービス。
本日はMMD研究所から発表された調査結果を元にQRコード決済サービスの利用状況についてお話したいと思います。
QRコード決済サービスの利用状況
現在、様々な企業がQRコード決済サービスを提供していますが、1位は楽天ペイ、2位がPaypay、3位がLINE Pay。4位もほぼ僅差でd払いとなっているため、どれか一つのサービスが突き抜けているのではなく混戦といった状況です。
QRコード決済の機能的にはどこも大きく変わるものではないため、各社の特典競争は今後も続きそうです。
QRコード決済の利用理由
利用理由についての調査では「ポイントがたくさん貯まるから」という理由が最も多い結果となりました。
「会計がスピーディーになる」「クレジットカードを出さなくても良い」という利便性のバリューを超えてポイント獲得という実益が1位になっているというのも注目のポイント。特典競争が繰り広げられている今は価値を見出しやすい状況となっているため、今後QRコード決済の文化が根付くかどうか利用動向をチェックしていきたいところです。
QRコード決済を利用しない理由
利用しない理由についてはクレジットカード、現金など現在の決済方法で十分という回答が多くなっています。
最近は電子マネーの普及が進んでいることからQRコード決済の浸透も進んでいるようですが、「スマートフォンが壊れたら心配」「通信障害などが不安」「スマートフォンの電池が切れたら面倒」などスマートフォン関連の理由で利用しないユーザーも一定数いる様子です。
まとめ
QRコードを読み取ってもらう、QRコードを読み取るなど2パターンのアクション、銀行口座・クレジットカードなど支払い先の登録など複雑な印象も残るQRコード決済サービス。現在は特典で利用者が増えていますが一過性のブームになる可能性も否定はできません。そのため、キャッシュレスへの取り組みにおいてはまずSuica、PASMO、nanacoなど既存の電子マネーの取り扱いを充実させるところからはじめてみるのも良いかもしれません。
参照元:MMD研究所(https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1773.html)