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19.11.28
マーケティング全般
50-60代のスマートフォン利用率が上昇中
紙媒体をメインとした販売促進を行っている業種では「スマートフォン=若年層」というイメージがあるかもしれませんが、現在は全世代を共通してスマートフォンが情報収集におけるメインデバイスの時代。
ガラケーの生産終了が相次いでいる中、先日発表されたニールセンの調査では50~60代のスマートフォン利用が過去4年間で大幅に増加する結果となりました。
50-60代のスマートフォン利用率が大きく上昇
20代~40代については数年前からスマートフォンがメインデバイスとなり、インターネットの利用者数もパソコンを越えています。
ゆえにスマートフォンによるインターネット利用者の増加率は鈍化していますが、なお成長しているのは50-60代のスマートフォン利用率によるもの。
特に2016年以降で大きく利用率を伸ばしています。
スマートフォンからの動画視聴が急成長
動画に関する調査では4年前と比較して動画の閲覧時間が4倍に増加。YouTubeや有料配信サービスなどコンテンツも充実してきているため大きく成長しました。
特に若年層はテレビよりもYouTubeを閲覧する傾向にあるなど、消費者の情報収集源はスマートフォン市場の拡大と共に変わりつつあります。
スマートフォンによるショッピングも増加中
Amazon、楽天など大手ECモールの調査でもスマートフォン利用の上昇が目立つ結果となりました。PCからの利用者が20%減る一方、スマートフォンからの利用者は15%前後の伸びを記録しています。
これは50~60代のユーザーによる新しい消費行動と考えられます。
「令和」発表時に利用されたサービス
新元号「令和」の発表時については消費者の情報収集ルートがよく表れる結果となっています。全体としてはYahoo!Japanが1位、次いでYouTube、Twitterという結果になりましたが、18歳~34歳の若年層はYouTubeが1位でTwitter、Yahoo!Japanという結果になりました。
また、35歳以上で共通してがFacebook。35歳~49歳では13万人で4位、50歳以上では3位で15万人となりました。
まとめ
シニア層のスマートフォン利用率増加は以前から進んでいますが、令和発表時の利用サービスは世代毎の消費行動を表しているデータであると考えられます。現代は消費行動が複雑化しているため、従来のマスマーケティングだけでは正確にアプローチしにくい状況。
今後はターゲットとする消費者の行動を先読みしてマーケティングを仕掛けていきたいところです。
https://www.netratings.co.jp/…/…/11/Newsrelease20191121.html
ニールセン