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24.05.02
LINE
今すぐ始めるLINE公式アカウント!基本から応用まで
・LINEが集客に効果的と聞いた
・LINEを集客に使ってみたい
・既に使っているけれどいまいち使いこなせていない
という方のために、この記事では企業や店舗、事業主が使う、LINE公式アカウントの使い方を解説しています。
個人的に使っているLINEと集客に使うLINEは何が違うのか、LINE公式アカウントの開設方法や機能についてお伝えしていくので、ぜひ参考にしてください。
全国600社以上の工務店・ハウスメーカー・住宅会社様の「Webでの集客アップ」のお手伝いをしている株式会社新大陸が執筆しています。
▼著者紹介
【基本編】LINE公式アカウントとは?
使い方を解説する前に、そもそもLINE公式アカウントとは何なのかを説明します。
基本概要
LINE公式アカウントとは、企業や店舗がLINE上にアカウントを作成し、友だち追加してくれたユーザーに対して情報を発信できるサービスです。
・自動応答メッセージ機能
・クーポンの発行
・予約機能
など、個人用のLINEにはない、集客に便利な機能が使えます。
LINE公式アカウントとLINE@の違い
LINE@(ラインアット)は、LINE公式アカウントの旧名称です。
2019年にLINE公式アカウントに統合されて、現在はLINE@という名前のサービスはありません。
LINE公式アカウントのメリット
LINE公式アカウントを開設することのメリットを5つご紹介します。
1.ユーザー数日本一の巨大プラットフォームで様々なユーザーにアクセス可能
LINEは国内でユーザー数が1番のSNSです。
アクティブユーザー(毎日アプリを利用するユーザー)も80%にのぼります。
また利用者層も幅広く、若い人だけではなく、多くの年代にリーチできるプラットフォームです。
2.開封率が高い
LINEはチャット形式のトーク画面で友だちとやりとりを行うため、一日の間に何度もLINEアプリを開く人が多いです。
そして設定を変えていなければ、メッセージが送られたとき、ポップアップで通知がいきます。そのため、他のDMよりも圧倒的に開封率が高いのです。
3.友だち登録が簡単で顧客リストを獲得しやすい
LINEはほとんどの人がアプリをダウンロードしています。新しいアプリをダウンロードする必要もなく、URLをクリックしたりQRコードを読み込んだりするだけで友だち登録ができるので、ユーザーの負担が少なくなります。
公式アカウントの友だち登録者=顧客リストです。個人情報を入力したり、フォームを送信したりする手間がない分ユーザーのストレスが少ないので、顧客リストを獲得しやすくなります。
4.1対1のやりとりができ、顧客との関係を育める
チャット形式でやりとりができるので、LINEは1対1、双方向のコミュニケーションが容易です。
一斉送信のメールやDMの郵送では顧客からの反応はなかなかもらえません。しかしLINEならユーザーが気軽に問い合わせができます。
顧客との関係性を深めるために、LINEは効果的なツールなのです。
5.集客や販促に必要な機能がついている
LINE公式アカウントには、クーポン機能や自動応答メッセージ機能、ショップカードなど、集客や販促に使える機能が揃っています。
無料プランと有料プランがありますが、違うのはメッセージの送信可能数ぐらいで、無料プランでも有料プランと全く同じ機能を使うことができます。
LINEヤフー株式会社の公式ページでも、利用方法が分かりやすくまとめられていて、自社アプリを開発するよりも運用が簡単です。
【開設編】LINE公式アカウントの作成と初期設定
LINE公式アカウントは無料で開設できます。
まずは作成してみましょう。
LINE公式アカウント開設に必要なもの
LINE公式アカウントを開設する前に必要なものです。
以下のものを事前に準備しておくと、スムーズにLINE公式アカウントの作成と初期設定ができます。
・登録用のメールアドレス、もしくは個人のLINEアカウント
・設定用のパスワード(メールアドレスで登録する場合)
・表示用のアカウント名
アカウント作成の手順
①「LINEアカウントで登録」か「メールアドレスで登録」か選ぶ
LINE公式アカウントの作成ページに「LINE公式アカウントをはじめる」ボタンがあるので、そこをクリックします。
すると「LINEビジネスID」作成画面が表示されるので、「LINEアカウントで登録」か「メールアドレスで登録」どちらかを選択してください。
個人のLINEアカウントから登録していい場合は「LINEアカウントで登録」を選択してもいいですが、企業や店舗で使用しているメールアドレスを使った方が、担当者が変わった時など引継ぎが楽です。
■「LINEアカウントで登録」する場合
個人のLINEアカウントにログインする情報を入力、もしくはQRコードを読み込んで個人アカウントと連携してください。アカウント作成フォームに必要事項を入力すると、LINE公式アカウントを作成できます。
■「メールアドレスで登録」する場合
メールアドレスを入力すると「LINEビジネスID」の登録に進みます。LINEビジネスIDの登録後、アカウント作成フォームに必要事項を入力して、アカウント作成完了です。
初期設定のポイント
LINE公式アカウントを作成すると、管理画面にログインできるようになります。
「プロフィール」と「あいさつメッセージ」の設定は、友だちを増やしていく前に必ず行いましょう。
プロフィールの設定
プロフィールは、ユーザーが友だち追加をする前に必ず表示される画面です。
ここに最低限の情報が登録されていないと、何のアカウントか分からず登録してもらえないばかりか、アカウント元の企業やサービス自体が怪しいと思われてしまうかもしれません。
プロフィールに設定できるものは、以下の4つです。
①ステータスメッセージ
プロフィールページの上部、名前のすぐ下に表示されるメッセージです。
「お得なLINE限定クーポン配布中」や「最新のキャンペーン情報をお届けします」など、友だち追加によるユーザーメリットを記載するのが効果的です。
②ボタン
トークや投稿、クーポン、サービスページへのリンクなど、特にユーザーに見てほしい項目を最大3つまで登録できます。
③パーツ
自由度の高い項目です。
写真やテキスト、メニューなど様々なコンテンツを表示できます。
④基本情報
住所や電話番号、営業時間、予算感など、店舗やサービスの基本情報を表示できます。
全て細かく設定しないといけないわけではありませんが、自社の商品やサービスをユーザーに届けるために、効果的なものを設定しましょう。
あいさつメッセージ
あいさつメッセージは、ユーザーがLINE公式アカウントに友だち登録した後最初に送信されるメッセージです。
メールや郵送でのDMと比べてそもそも開封率の高いLINEですが、あいさつメッセージは友だち登録した瞬間に送られるため、読んでもらえる可能性が最も高いです。
友だち登録をしてもらったお礼や、このアカウントがどんなアカウントかを伝えるテキストと共に、クーポンや現在行っているキャンペーン情報など、ユーザーにとってお得な情報も一緒に送るのが効果的です。
写真や動画も設定できるので、魅力的なあいさつメッセージを設定しましょう。
友だち追加用URL・QRコードの確認方法
基本的な設定が完了したら、友だちを増やしていきましょう。
ユーザーに友だち追加をしてもらうためには、リンクをタップ・クリックしてもらう方法の他に、QRコードを読み込んでもらう方法もあります。
店頭のポップやチラシ経由で友だち登録をしてもらうためには、QRコードを利用するのが簡単で登録してもらいやすいです。
PCからURL・QRコードを確認する方法
PCから友だち追加用URLやQRコードを確認するには、まずLINE公式アカウントの管理画面にログインします。
アカウント一覧から確認したいアカウントを選択し、【ホーム】→【友だち追加ガイド】の順にクリックしてください。
そうすると「URLを作成」や「友だち追加QRコードを作成」といった項目が表示されるので、作成したいものをクリックしましょう。
スマートフォンからURL・QRコードを確認する方法
スマートフォンのLINE公式アカウントアプリを開きます。
ホームに「友だちを増やす」アイコンがあるので、そこをタップしてください。
そうすると、パソコンの管理画面と同じように「URLを作成」や「友だち追加QRコードを作成」といったアイコンが表示されるので、目的にあったものをタップしましょう。
【運用編】メッセージ配信とエンゲージメントの向上
LINE公式アカウントにおけるエンゲージメントの向上とは、友だち追加してくれたユーザーがアカウントの企業や店舗に親しみをもち、関係性が深まっていくことです。
顧客との関係性を育むと言い換えてもいいでしょう。
ユーザーのエンゲージメントを向上させるには、メッセージ配信にコツがあります。
メッセージ配信の基本
まずはメッセージ配信の基本をお伝えします。
まず、テキストメッセージは短く、適度に改行を加えましょう。
改行もない長文のメッセージは、読む気が起きません。
さらにテキストだけではなく、絵文字を使って文面を明るくしたり、スタンプや画像、動画を交えたりして視認性を上げると、より印象に残りやすくなります。
また、メッセージの配信頻度が多いと迷惑に思われて、読んでもらえないか、最悪ブロックされてしまいます。反対に少なすぎても覚えてもらえません。
適切な回数がつかめないうちは「週に1回、〇曜日に配信する」と決めて、反応を見ながら頻度を調整していくといいでしょう。
セグメント配信と一斉配信の違い
一斉配信は、友だちになっているユーザー全員に、同じメッセージを同時に送ります。
セグメント配信は、ユーザーの属性ごとに分けて、別々のメッセージを送ることができる機能です。
セグメント配信を使えば、例えば「東京に住んでいる方」「問い合わせ履歴がある方」「イベントに参加したことがある方」など、その方それぞれに合わせたメッセージ配信をすることができます。
セグメント配信のメリットは、送られた側に「自分に向けてメッセージを送ってくれている」と感じてもらえることです。
全ての人に同じメッセージを送るよりも「イベントに参加したことのある方限定の特別なご案内」というように、対象を絞ってメッセージを送った方が特別感が出て、反応率も上がりますし、ユーザーとの関係も深まります。
一斉配信とセグメント配信を上手に使い分けて、ユーザーとの関係性を育んでいきましょう。
ブロック率を下げるコツ
せっかく新しい友だちを増やしても、ブロックされてばかりでは総数が増えませんし、効果も上がりません。
LINE公式アカウントの平均ブロック率は、20%~30%と言われています。
ブロックされる原因としては
・メッセージの頻度が高く煩わしい
・配信される内容に魅力がない
・そもそもサービスや店舗を利用しなくなった
といったものがあげられます。
ブロック率を下げるために、この原因に対処していきましょう。
メッセージの頻度を調整する
業界や業種によって適切なメッセージの頻度は変わりますが、大体月に2回から4回程度が目安となります。
これよりも多い場合は、一度メッセージの頻度を減らして様子をみてみましょう。
メッセージの回数を少なくして、問い合わせ数などは減らずブロック率が下がるなら、変更した回数を採用します。
効果もブロック率も変わらない、むしろ効果が下がったとなったら、頻度を戻しましょう。
ユーザーにとってメリットとなるメッセージを送る
個人利用のラインと違って、ユーザーが公式アカウントを友だち追加するのはメリットがあるからです。送られてくる内容に魅力がなければブロックされてしまいます。
ユーザーにとってメリットとなるメッセージの例としては
・クーポンを配布する
・キャンペーン情報を共有する
・来場者プレゼントなど、特典の情報を配信する
などです。
何が効果的かは業界や店舗によって異なるので、ユーザーが何を求めているのか、見定める必要があります。
LINE公式アカウントにはアンケート機能もついています。
友だち追加してもらったときのあいさつメッセージにアンケートをつけて、ユーザーが何を求めて友だち追加をしたのか情報収集するのも効果的です。
【応用編】LINE公式アカウントの機能をフル活用する
LINE公式アカウントには、集客に効果的な様々な機能があります。それぞれの機能をフル活用して、運用効果を高めていきましょう。
リッチメニューの設定と活用法
企業や店舗の公式アカウントを見ると、トーク画面の下部に、クーポンや問い合わせ、会員証などの項目が固定されている部分がありませんか。それがリッチメニューです。
リッチメニューは最大6項目まで設定できます。
問い合わせ先やメニュー、商品の写真や予約フォーム、ホームページへのリンクなど、ユーザーに特に知っていてほしい情報を選んで載せましょう。
ユーザーが知りたい情報がまとまって表示されることで、問い合わせや予約数増加に繋がります。
リッチメニューの設定は、LINE公式アカウントの管理画面でできます。
ログインしたら、ホーム>トークルーム管理>リッチメニューを選択してください。
「リッチメニューを作成」というボタンが表示されるのでそこをクリックして、設定していきます。
リッチメニューのアイコンには、画像を設定できます。
画像がなくても作成できますが、訴求力を高めるために設定することをおすすめします。
自動応答メッセージの効果的な使い方
自動応答メッセージは、ユーザーからの問い合わせにあらかじめ設定しておいたメッセージが自動で返信される機能です。
特定のワードが含まれているメッセージにはこのメッセージを返す、というように設定できるため、簡単な問い合わせには即時対応することが可能です。
例えば、あいさつメッセージで
「”クーポン”とメッセージを送っていただければ、最新のクーポンをお送りします」といったメッセージを送っておいて、自動応答メッセージに最新のクーポンを更新しておくようにすれば、ユーザーとのやりとりのきっかけにもなります。
自動応答メッセージの設定は、企業や店舗側の労力削減になるだけでなく、ユーザーの待つストレスも減らせるため、顧客満足度の向上、機会損失の防止になります。
元々の機能ではありませんが、AIチャットボットを導入すれば、もっと柔軟で細かな応答メッセージを設定することも可能です。
様々な機能を使って友だち登録してくれたユーザーとコミュニケーションをとり、信頼関係を作っていきましょう。
クーポン・ショップカード
公式アカウントでは、クーポンやショップカードの作成もできます。
クーポン機能
クーポンは、「対象の商品1品プレゼント」や「はじめてご利用の方100円引き」など自由に設定することが可能です。
友だち追加の特典として設定することで、友だちの数を増やす際にも効果を発揮します。
また、クーポンの設定画面で「LINEサービスに掲載」という項目を「掲載する」に設定すると、LINEの関連サービスにクーポンを掲載できるようにもなります。
ショップカード機能
ショップカードは、LINE内で作成できるポイントカードです。ユーザーがポイント付与用のQRコードを読み込むと、LINEアプリ内のショップカードにポイントが付与されます。
貯まったポイントは、特典チケットに交換することが可能です。
特典チケットを付与できるポイントのゴールは、1ポイントから50ポイントまで自由に設定できます。
ショップカードの使用状況を分析できるようにもなっていて、
・発行済みカードの数
・付与したポイントの合計
・発行済み特典チケット
・使用率
を確認できます。
例えば、発行済みカードの数に対して発行済みの特典チケットの枚数が極端に少なければ、ゴールまでの設定ポイントが多すぎるということになります。
ショップカードは継続的な来店を促すきっかけになりますが、なかなか特典がもらえないということでは効果は十分に発揮されません。
その場合はゴールまでのポイント数を減らすなど、調整をしていきましょう。
レポート機能
LINE公式アカウントは、運用が効果的かどうか、レポート機能を使って分析することができます。
・友だちがどれだけ増えたか
・ブロックされた数
・ユーザーがどこから友だち追加したか
・友だちの属性(性別や住んでいる地域など)
・リッチメニューでどの項目がどれくらいクリックされたか
などです。
レポート機能を使えば、どの施策が効果的だったのか、改善が必要な項目は何かを分析することができます。
公式アカウントの運用をより効果的なものにするために、上手に活用していきましょう。
【まとめ】
LINE公式アカウントのメリットや使い方について解説してきました。
LINE公式アカウントは、無料で始めることのできるサービスで、無料プランでもすべての機能を使うことができます。
ユーザー数日本一のSNSプラットフォームを、ぜひ集客・販促に活用してください。
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