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Marketing columnマーケティングコラム

23.04.27

工務店

住宅業界で働くために必要な知識は?持っておくべき資格についても解説します

住宅営業に限らず住宅業界に携わる皆様は、家づくりや不動産契約・お金に関することなど学ぶべき知識が多岐にわたります。お客さまが安心して家を建ててもらうためには、住宅業界に携わる皆様の知識や資格が大いに役立ちます。

とはいえ家のことから法律、ライフプランまで、学ぶべき知識が多すぎて、全体像が分からないという方も多いのではないでしょうか。

本記事では、住宅業界に携わる皆様が知っておくべき基本的な知識や資格、あると役立つ知識の全体像をご紹介いたします。

全国600社以上の工務店・ハウスメーカー・住宅会社様の「Webでの集客アップ」のお手伝いをしている株式会社新大陸が執筆しています。

中野 尊

ディレクター

中野 尊

前職にて大手予備校のフランチャイズ校舎に勤務。当時の営業や宣伝活動において、WEB集客が今後より一層重要になることを痛感する。その後、ディレクター職として新大陸に入社。前職で感じていたWEB集客の重要性を伝え、日夜クライアントと共に成功のための戦略を考える。

住宅を建てたいお客様は何を知りたいのか

まず前提として、住宅を建てたいお客様は、住宅に関する知識はほとんどありません。そのうえで家づくりに関する様々な情報を知りたいと思っています。

例えば、住宅の設計や建築構造、工法、建設資材についての情報や、施工にかかる期間や費用に関する情報は当然伝える必要があります。また、住宅ローンや保険、税金に関する情報や、地域や周辺環境、公共交通機関や駐車場の有無など、生活に必要な情報も知りたいと考えているでしょう。

さらに、家族構成やライフスタイル、趣味や嗜好に合わせたインテリアや家具、家電の選び方についての情報も求められます。

お客様のニーズに合わせた情報提供をするためにも住宅業界に携わる皆様は幅広い知識を有し、求められたときに必要な知識やアイデアをわかりやすく伝えることが求められています。

住宅業界の知識を学び、仕事の幅を広げる

住宅業界の知識を身につけることは、業界内でのキャリアアップの機会が増えることにも繋がります。例えば、宅地建物取引士やファイナンシャルプランナーなどの資格を持つことで、営業職以外の職種に転職することができたり、資格手当を貰い年収アップに繋げることも可能です。

さらに、住宅業界の知識を持っていることで業界内での同業者や業界関係者とのコミュニケーションが取りやすくなり、情報収集や新しいビジネスのきっかけになるかもしれません。

以上のように、住宅業界の知識を学ぶことは、目の前の仕事だけでなく仕事の幅を広げることに繋がり、将来的なキャリアアップに非常に有効です。ぜひ積極的に住宅業界に関する知識習得に努めましょう。

住宅業界の学んでおくべき知識

住宅営業や住宅業界に携わる方は、住宅の知識やローン、お金、保険についての知識など知っておくべき知識が多岐にわたります。具体的にどんなことを学んでいく必要があるのか、以下の6つの項目に分けてご説明いたします。

  1. 住宅を建てるエリアや地域の情報
  2. 構造・工法・建設資材などの種類
  3. 宅建業・法的手続きの知識
  4. 住宅ローン・ライフプラン・保険についての知識
  5. 家づくりの予算・相場に関する情報
  6. インテリア・家具・家電に関する知識

1.住宅を建てるエリアや地域の情報

住宅を立てようとするエリア、お客様に紹介する土地など、地域の人口動向や需要の変化に関する情報を学ぶ必要があります。周辺環境の変化によって人口が増えたり、若い家族層が増えるなど、需要や人口の偏りは常に変化しています。常に最新の情報を仕入れて、今、需要と供給がどうなっているかを理解しておくことが重要です。

交通アクセスの良い場所は特に需要が高い傾向にあり、賃貸であれば半数以上のユーザーが徒歩7分以内で検索するというデータもありますが、地域の交通アクセス状況は事前に把握することが必要です。

アクセスに加えて公園や商業施設、学校といった周辺環境や水道・下水道、道路、ガスなどインフラの整備状況も重要です。これらの整備状況は、住宅の居住環境に大きく影響するため、住宅の購入においてはお客様が必ず確認したい情報となります。

また、一部の地域では、住宅のデザインや外観に対する規制があったり、居住者のライフスタイルに合わせた提案が求められる場合もあります。地域の文化や風習についても把握しておく必要があります。

これらの情報を把握しておくことで、お客様にとって最適な提案、説得力のある交渉を行うことに繋がります。

2.構造・工法・建設資材などの種類

構造や工法の種類

木造住宅、鉄骨住宅、鉄筋コンクリート住宅など、住宅の構造や工法は多岐にわたります。それぞれの構造や工法には、強度や断熱性能・施工期間・費用など様々な特徴があります。また、地震に強い構造や工法もあります。これらの特徴を理解し、お客様の要望やニーズに合わせた提案を行うことが重要です。

建設資材の種類

住宅を建設するにあたり、様々な建設資材が使用されます。例えば、外壁材には木材・サイディング・レンガなどがあり、内装材にはフローリング・壁材・天井材などがあります。これらの建設資材には、耐久性や耐久年数・防音性能・断熱性能・デザイン性など、様々な特徴があります。また、建設資材の選定には、地域の気候や風土、エコロジーなどの要素も考慮する必要があります。

施工技術

住宅を建設するには、施工技術も重要な要素です。例えば、断熱材の施工や窓の取り付けなど、施工方法によって断熱性能や気密性能が異なる場合があります。そのため、施工技術を理解し、施工品質の高い住宅を提供することが求められます。

これらは住宅の基本性能に関わる重要な情報です。上で挙げた知識をすべて習得するのは時間がかかると思いますが、まずは自社が提供している商品やサービスに関する構造や資材についての知識から習得していきましょう。

こうした住宅に関する知識を活用することで、お客様の要望に合わせた最適な住宅提案を行うことが可能になります。また、住宅業界は技術革新が進んでおり、最新の技術や建設資材にも常に目を向ける必要があります。

3.宅建業・法的手続きの知識

宅建業

宅地や建物の仲介や売買、賃貸借などの契約を締結する際には、宅地建物取引業法に基づく宅地建物取引業者(宅建業)の資格と登録が必要です。資格未保有者は有資格者に重要事項説明を行って貰う必要があり、自身の業務の幅、知識を深めるためにも宅地建物取引士の資格取得を目指しましょう。

法的手続き

お客様に対して契約書や取引条件についてわかりやすく説明することが求められるため、法的手続きも理解しておく必要があります。例えば、建築確認申請や不動産登記、住宅保証制度の手続きなどがあります。これらの手続きには、法律や制度に関する専門知識が必要です。

建築基準法や消費者契約法

不動産には建築基準法や消費者契約法など、法律に基づく様々な規制が存在します。建築基準法には、建物の構造や耐震性、火災防止などの基準が規定されており、これらに準拠することが求められます。
また、消費者契約法には、消費者保護に関する規定があり、お客様に適切な情報提供や説明、契約書の記載などが求められます。こうした関連法の知識も必要になる場合があります。

以上が、知っておくべき宅建業や法的手続きについての知識です。これらの知識を持ち、法律や制度に適合する住宅提案を行うことが求められます。宅地建物取引士の取得はこうした法律についての知識習得に非常に役立ちます。また、宅地建物取引士の取得後も法律や制度は時代とともに変化するため、最新の情報を把握し、適切な対応を行うことが重要です。

4.住宅ローン・ライフプラン・保険についての知識

住宅ローン

住宅を購入する際、多くのお客様が住宅ローンを利用します。住宅ローンは、金融機関から借り入れた資金を元本と利息を含め返済するもので、返済期間は最長35年程度が一般的ですが、近年はより長期のものもあります。住宅ローンの種類や返済方法、金利などについて知識の習得が必要です。

ライフプラン

将来の結婚や子育て、老後などの生活プランなどお客様のライフプランを把握し、その方に最適な住宅提案を行うことも重要です。お客様がどのようなライフプランを持ち、そのライフプランに沿ってどんな住宅が必要なのかを把握することが、お客様の満足度に繋がります。

保険

住宅のトラブルや災害に対する保険についても、聞かれたときに答えられるように知識を習得しておきましょう。例えば、住宅の建設中や完成後に発生する不具合に対応するための建築保険や、地震や火災などの自然災害に対応するための火災保険などがあります。また、居住者(施主)のライフプランに合わせた生命保険や医療保険などの知識も重要です。

5.家づくりの予算・相場に関する情報

予算の決め方

家づくりの予算は、当然ではありますが家の大きさや設備などによって大きく変わってきます。そのため、まずお客様がどの程度の予算で家を建てたいのかを正確に把握することが重要です。また、住宅ローンの借入可能額に応じて逆算して予算を決める場合もあります。

相場感の把握

住宅購入に関する市場の相場感を把握することが必要です。例えば、同じ地域でも物件のタイプによって価格帯が異なる場合があります。また、施工業者や建築資材のメーカーなどの価格差も考慮したうえで、お客様が希望する設備や仕様に合わせた見積りを行い、お客様に満足していただける家づくりを進めていきます。

コスト削減の方法について

予算が限られている場合だけでなく、多くのお客様は少しでも安く理想の家づくりをしたいと考えています。施工業者や建築資材メーカーと協力して、コスト削減の方法を検討する場合もあります。例えば、設備や仕様の見直し、パッケージでの購入によって価格を下げることが考えられます。

6.インテリア・家具・家電に関する知識

インテリアに関する知識が必要になる場面もあります。家具の配置や色の組み合わせなどが、部屋の印象を大きく変えるためです。家具に関しては、お客様の希望や予算に合わせて、インテリアの希望を実現する方法を提案する必要があります。

家具の素材やデザイン、サイズなどに関する知識を知っておくことで、お客様のニーズに合わせた提案ができます。さらに、家具のデザインや素材、機能性などについてのトレンドを把握することも重要です。家電に関しては新しい技術の発展が進んでおり、商品ラインナップも豊富です。家電製品の機能や特徴、使い勝手などに関する知識も持っていると理想です。

住宅業界に携わる方が持っておくべき資格

住宅業界に携わる皆様が持っておくべき資格として、宅地建物取引士とファイナンシャルプランナーの2つが挙げられます。自身の仕事の幅を広げるため、住宅営業であれば交渉力を上げるために、ぜひ宅地建物取引士とファイナンシャルプランナーの資格取得を目指してください。

宅地建物取引士

宅地建物取引士は、不動産業務において必要な知識を有する者を認定する資格です。具体的には、不動産の取引に関する法律や制度、不動産評価、不動産の売買契約書の作成などについての知識が必要とされます。

住宅営業であれば不動産取引に関する基本的な知識を身につけ、顧客に対して正確なアドバイスができることも求められます。
参考:https://www.retio.or.jp/exam/takken_shiken.html

ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナーは、個人の資産形成やライフプランに関するアドバイスを行うことができる資格です。具体的には、保険や投資、年金などの知識を有し、顧客のライフステージや目標に合わせたアドバイスを提供します。

住宅営業に従事する場合、顧客のライフプランや資産形成に関する相談を受けることがあります。その際に、顧客に対して適切なアドバイスを提供するために、ファイナンシャルプランナーの資格を持っていることが有利となる場合があります。
参考:https://www.jafp.or.jp/confer/fpsoudan/choose/performance.shtml

まとめ

住宅業界に携わる皆様は、住宅に関する知識に加え、営業や法的手続き、ローンや保険など幅広い知識を有していることが求められます。住宅営業においては、地域やエリアの情報や建築構造、工法、建設資材に関する知識が必要であり、加えて宅地建物取引士やファイナンシャルプランナーの資格を有していることも求められます。

役割にもよりますが住宅ローンやライフプラン、保険に関する知識も必要になる場面もあります。さらに、インテリアや家具、家電に関する知識を有することで、お客様に家づくりのイメージをふくらませるアドバイスをすることができます。

本記事で紹介させていただいた知識を習得して、お客様に対して適切なアドバイスやサービスを提供し、信頼される住宅業者を目指していきましょう。

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