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Marketing columnマーケティングコラム

22.10.18

Instagram

「三共建設」に学ぶ!Instagramにおけるストーリーの重要性

名古屋市「三共建設」は昭和56年創業の住宅メーカーです。様々なタイプの家を建てることができ、リノベーションも得意です。しかし公式Instagramでの印象は異なります。打ち出しているのは個性的なデザインの平屋のみ、まるで他のタイプの家は手掛けていないかのようです。

アップする写真で特定の層を狙う

福岡「エコワークス」や東京「BESSの家」「カリフォルニア工務店」の公式Instagramは、いずれも大勢のフォロワーを持つことで知られています。共通点は絞り込んだアピールを行っているところ。エコワークスは自然素材を多用した家、BESSの家はログハウス、カリフォルニア工務店は米西海岸風と打ち出しがはっきりしているのです。

そんな例にならったのでしょうか?三共建設はInstagramで平屋のみを打ち出しています。これで期待できるのは観る方に「平屋=三共建設」というイメージを植え付けること。「平屋のメリット・デメリット」といったノウハウ系の記事も掲載しており、新居に平屋を検討している方ならフォローしたくなるでしょう。結果1万2,000人のフォロワーを獲得しています。

ハイライトでは自社の奥深さをアピール

一方でハイライトに目を移すと、三共建設の印象は異なったものになります。
「event」に掲載しているのは子どもを対象にしたワークショップ、お金の大切さを伝える「キッズマネースクール」や職人さんと一緒に行う「木製コースター作り」で、地域密着の姿勢を打ち出しています。

また「blog」にはHPに掲載されているブログのダイジェスト版が、「現場レポート」には文字通り建築途中の様子がそれぞれアップされています。両者とも三共建設の家造りに対する姿勢やこだわりが伝わるものですが、あわせて注目したいのはHPへの動線となっているところでしょう。 

まとめ

ターゲットの絞り込みで期待できるのは訴求力の向上です。平屋に興味がある方なら、三共建設の公式Instagramをフォローしてしまうでしょう。そしてハイライトで知るのが三共建設の地域密着の姿勢や家造りに対する考え方。デザインに特化した平屋だけを建てているわけではないことです。

三共建設の公式Instagramにはストーリーがあります。どのようにお客さんをひきつけて自社のファンにしていくか筋道がはっきりしているのです。ただ見栄えの良い写真をアップするのとどちらが効果が見込めるか?答えは言うまでもないでしょう。

参照元:「三共建設」公式Instagram(https://www.instagram.com/sankyo_construction/)、公式HP(https://www.k-sankyo.jp/

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