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Marketing columnマーケティングコラム

23.03.22

Instagram

工務店の集客に使える!Instagramストーリーズの運用テクニック

インスタグラム(Instagram)は、写真や動画を共有するソーシャルネットワーキングサービス(SNS)です。2010年に創業、2012年にはFacebookに買収されました。ユーザーが自分のアカウントで写真や動画を投稿し、またさらに他のユーザーの投稿を閲覧することができるサービスのことです。

今やインスタグラムは私たちの生活には切っても切り離せない存在ですね。決して若者のためだけのツールではありません。趣味だけでなく仕事に活用する事例も今では当然のように活用されています。中でもインスタのストーリーという機能は、ビジネス使いにも非常に有効で、多くの企業がこのストーリー機能を使って自社のサービスの訴求や集客、ブランディングなどを行っています。

今回はそんなインスタグラムのストーリー機能を、工務店の方々がどのように活用し、集客につなげることができるのか、その有効な方法を紹介したいと思います。

全国600社以上の工務店・ハウスメーカー・住宅会社様の「Webでの集客アップ」のお手伝いをしている株式会社新大陸が執筆しています。

辻下 裕昌

プロデューサー

辻下 裕昌

圧倒的な知識量と時代の空気を読む独自視点で、一歩先を行く戦略をご提案するプロデューサー。 特にInstagramを積極活用するSNS運用手法に定評があり、1ヶ月でInstagramからの成約2件という成果を上げた企画力に信頼が集まる。創りたい未来、目標から逆算した緻密な戦略の構築と計画設計のPDCAを回し、中長期的に発展する企業のマーケティング体制の強化を目指す。

そもそもインスタのストーリー機能って?

ストーリーはインスタグラムの機能の一種で、24時間後に自動で消える短いビデオまたは画像の投稿のことをいいます。ストーリーは、インスタグラムの上部にある円形のアカウントアイコンをクリックすることで閲覧することができます。

ストーリーは、テキスト、ステッカー、フィルター、そしてアニメーションなどのエフェクトを使ってカスタマイズすることが可能です。

ストーリーの投稿者は、自分のストーリーを見た人を誰が見たか、そしてその人が投稿に対してどのように反応したかを確認することができます。また、フォロワーや友達にのみストーリーを公開することもできます。

ストーリーは、インスタグラムのユーザーにとって、日常の瞬間やスナップショットを共有するための簡単で楽しい方法です。また、ビジネスにおいても、裏側の舞台裏を見せることで顧客との接点を強めたり、製品やサービスを宣伝するために利用することも可能なのです。

Instagramと住宅会社は相性が良い!

「いやストーリーの前にそもそもまずはSNS運用がはじめて!」という方に向けてInstagram、Twitter、Facebookの特徴についてご紹介していきます。(知っている方は飛ばしてください。)

TwitterやFacebookはテキストを主体としながら画像や動画を見せていくスタイルであるのに対し、Instagramは画像や動画を主体とし、テキストやハッシュタグで補完していく仕様が特徴。

またInstagramは画像や動画など直感的に良し悪しを判断するコンテンツが中心のSNSです。

そのため、家の外観や内観、家具といったビジュアルに優れたコンテンツを提供できる住宅会社との親和性は非常に高く、集客やブランディングにも非常に相性が良いとされてれます。

Instagramは若年層がメインは本当?

Instagramは若年層の女性がメインユーザーというイメージをお持ちの方もいらっしゃいますが、直近の※調査データでは一番利用者が多いのは30代、さらに20代、40代と続きます、男女比はやや女性が多いもののほぼ半々。

全体のユーザーも3300万人を超えていることから、ほぼ全ての年代をカバーしているSNSといっても過言ではありません。

そのためInstagramは住宅の一次取得者である20〜40代、リフォーム需要が見込まれる50代以降など幅広い世代にアプローチできるプラットフォームとなっています。

「ググる→タグる」検索需要増加の背景

情報検索といえばGoogleの検索エンジンが一般的でしたが、最近はInstagramのハッシュタグや検索バーから「自分が欲しい商品の口コミ」を探すユーザーが急増中。

ポイントは企業の公式情報ではなく消費者の口コミを探しているという点です。

※調査データでは日本のユーザーの20%が毎日ハッシュタグ検索を行っていると発表されています。この数値は世界のユーザー平均の約5倍。

Instagramは当初自己表現の場として人気を集めましたが、近年はユーザーのリアルな声を探せる貴重なプラットフォームとしてその存在価値を高めています。

要注目!近年のInstagramアップデート

2014年に日本版がリリースされたInstagramは2015年に810万ユーザー、2016年に1200万ユーザー、現在は3300万ユーザーと着実に成長してきました。

それに伴い、近年活発に行われているのが機能アップデート。ここではInstagramマーケティングに欠かせない近年の注目アップデート内容をまとめていきます。

1日本語キーワード検索

これまでのInstagramはハッシュタグやアカウント名の検索となっていましたが、現在はフレーズ検索が可能になりました。

例えば「大阪 新築」といった複数ワードでの検索に対応し、関連する投稿が表示される仕様になっています。

この機能により企業はユーザーのフレーズ検索を想定した運用を行えば、より見込み度の高いユーザーにアプローチできる可能性が高まります。

2ストーリーズのリンクスタンプ

ストーリーズからWebサイトへリンクを貼れるのはフォロワー1万人以上のアカウントのみとなっていましたが、現在はリンクスタンプを活用することですべてのユーザーがストーリーズからWebサイトへのリンクを貼れるようになりました。

これまでInstagramからWeb サイトへの動線はプロフィールのみでしたが、リンクスタンプの実装によって、より動線を強化することができるようになりました。

3ストーリーズに「いいね」機能が導入

これまでのInstagramではストーリーズへの反応はDMのみとなっていましたが、現在は「いいね」もできる仕様へと変更されています。

DMよりも気軽に反応できる「いいね」が加わったことでエンゲージメントが上昇しやすく、アルゴリズムからも評価を得られるため投稿全体のインプレッションのボトムアップを見込むことができます。

Instagramはストーリーズの攻略が重要!

新大陸が500社以上のInstagramを運用してきた中で、特に力を入れているのがストーリーズ。

ストーリーズはInstagramのアルゴリズム対策にも有効となっているため、積極的に活用したい機能です。

Instagramストーリーズは何を投稿する?

Instagramストーリーズは24時間で消える仕様とフルスクリーンの訴求力、ユーザーとのインタラクションを生む場所であるという特徴があります。

ちなみにストーリーズは日本ユーザーの70%が利用しており、1日に700万もの投稿が上がる人気の機能です。

投稿のポイントは見た目・デザイン・センスを訴求すること。特に注文住宅の場合は、自分と感性の合う会社へ頼みたいというニーズが強いため重要になってきます。

企業側主体で考えると断熱・機密性や耐震性など性能面を謳いたくなりますが、Instagramはユーザーの直感に訴えかけるコンテンツづくりが大切です。

アルゴリズムに合わるための3つのポイント

Instagramを運用する上で必ず理解しておきたいのが、投稿のインプレッションを左右するアルゴリズム。

運用時はコンテンツの内容もさることながら原則としてアルゴリズムに沿う運用を心がけることが大切です。

Instagramではすべてのユーザーのフィード・ストーリーズの表示順は異なり、やりとりが多いユーザーの投稿が優先的に表示されるアルゴリズムになっています。

Instagramのアルゴリズムは500以上のシグナルを加味して決められますが、以下では最低限押さえておきたい3つのポイントをご紹介します。

・Interest

ターゲットが興味を示すコンテンツであるか

・Relationship

投稿するアカウントと表示されるアカウントは親密か

・Timeline

最新の投稿であるか

なお、アルゴリズムはフィード、ストーリーズ、ライブ、IGTVごとに設けられているため、すべてのコンテンツにおいて上記3点を意識するようにしましょう。

アルゴリズムに対応するためには、ストーリーズでエンゲージメントをあげてフィード投稿をより多く表示させていくイメージで運用します。

何百とあるフォローの中から自分のアカウントが選ばれるためには1クリックで閲覧できるストーリーズの活用がとても重要。

まずはストーリーズから「いいね」もしくはアンケート回答をもらうことを目標に運用していきましょう。

ストーリーズは”押し売り感”がないコンテンツづくりを意識

コンテンツにおいて業種を問わず共通して言えるのが、”押し売り感”のないコンテンツがエンゲージメントを高めるということ。

“押し売り感のないコンテンツ”は、言い換えると”コンセプトが伝わるコンテンツ”。アクションを促すよりも自社のスタイルなど概念をコンテンツ化して投稿していくというところがポイントです。

またストーリーズのコンテンツは複数枚投稿することでよりユーザーの理解が深まります。

複数枚の画像があるとタップしても次の投稿へ行かずに自社のコンテンツを表示させることができます。

当然ながら複数枚を閲覧してもらう方が訴求力も上がるため、ストーリーズは3~4枚の投稿を行ってエンゲージメントを確保するようにしましょう。

また掲載する内容はバラバラのものではなくストーリー性のある施工事例などを配信することが重要。イベント情報などに関しても一貫性のあるコンテンツを配信することが大切です。

ホームページの人気コンテンツを掲載する

コンテンツは手元の素材からやみくもに出すのではなく、Googleアナリティクスなどでホームページの人気ページを調べてコンテンツ化していくと反応を得られることがよくあります。

例えば、住宅業界では定番のスタッフ紹介。企業の人となりが垣間見えることでフォローやクリックに繋がるなど、結果としてユーザーのアクションが生まれることがあります。

検索クエリの表示回数が多いキーワードでコンテンツを作る

検索クエリとはユーザーが検索したキーワードのことでGoogleサーチコンソールから閲覧することができます。

弊社の四日市市のクライアントの事例をご紹介します。

この企業では「泊ヶ丘ヒルズ」というキーワードでの流入が多くみられていることから、キーワードをテキストとして写真に入れてストーリーズにアップしました。

すると、ネームバリューのある「泊ヶ丘ヒルズ」というキーワードはユーザーの目に留まりやすく、通常よりも高いエンゲージメントを獲得することができました。

ストーリーズのアンケートを営業に活用

Instagramストーリーズのアンケート機能はフォロワーから意見を募ることができる重要な機能です。

アンケートに答えるということは見込み度が高く、回答によってエンゲージメントを向上させることができるため積極的に活用していきたいところです。

アンケート機能の長所とは

アンケート機能の長所は「ニーズの高い見込み客を抽出できる」という点。

例えば通常の投稿に1000件のいいねがあっても、ユーザーをセグメントすることはできませんが、アンケート機能であれば回答したユーザーを一覧表示できるため見込み客をリスト化できます。

また「家づくりのきっかけ」などユーザーの疑問に関するアンケートを行い、その集計結果をコンテンツ化して2次利用することも可能。

常連の回答者がいれば、DMを送ってコミュニケーションを取るなど、アンケート機能を活用することで営業を強化することもできます。

完成見学会のアンケート活用例

完成見学会などのイベント時に「◯◯の家を知ってますか?」という投稿で「はい、いいえ」の2択アンケートを実施します。

この場合、はいと答えた50%を特定できるためDMでアプローチすることが可能です。

資料請求のアンケート活用例

資料の一部をストーリーズに投稿して「続きは気になりますか?」というアンケートで発信することもできます。

仮にフォロワーが少ないアカウントで回答者が少なかったとしても、見込み度の高いユーザーを特定できるということにはとても価値があります。

ユーザー参加型のアンケート活用例

分譲住宅やモデルハウス建築時の例をご紹介します。

ここでは「次に建てる家のイメージはどちらが良いと思いますか?というテキストと2パターンの写真を掲載しました。

この会社は、本当にフォロワーの投票で選ばれた家を建てますと公言してこのアンケート企画を行い、実際に建築したため非常に高い反響を得ることができました。

ユーザー参加の良いところがアンケート企画。

今回は囲い込みを行いながら家を建てられるという一石二鳥の活用事例でした。

動画ではストーリーズリンク機能活用も!

当社のSNS運用セミナーではストーリーズの投稿やアンケート機能の詳細に加えて、ストーリーズのリンクスタンプを活用してWebサイトアクセスを増やす方法をご紹介させていただいております。

無料でご参加いただけるセミナーとなっておりますので、続きが気になる方は是非一度お気軽にご参加ください。

本セミナー動画視聴後のお客様の声

一時間があっという間で、本当に無料で視聴していいのかな?と思える充実した内容でした。講師の方の話し方も穏やかでとても聞きやすかったです。きちんと知りもせず、ストーリーズに苦手意識を持っていたのですが、さっそくリンクスタンプやアンケート機能を活用したいと思います!


ストーリーズ奥が深いですね!!勉強になりました。本日早速ストーリーズあげます!不特定多数へ一方的な発信だけでなく、アンケートで意見を収集したり、見込み客に個別コンタクトをとるなど考えてもいなかった運用方法があることを知ることができました。ありがとうございました。


ストーリーズのいいね機能が出来たときは少し戸惑いましたが、アリゴリズムに直結すると知り、アカウントの質の向上のチャンスだと思いました。


現在もストーリーズを活用し、毎日投稿を心がけています。がネタも尽きてきて、何を投稿すればいいのか迷宮入りし、ただただノルマのように投稿していたので、アンケート機能やそもそもどういう投稿が効果的なのか参考になりました。ストーリーズもいきあたりばったりの投稿ではなく、効果的な投稿とその結果を検証するという作業を行っていきます。途中参加となりましたが、ありがとうございました。


今期より自社のインスタグラムの担当をすることになるため受講しました。業務都合で途中からの受講になったため、資料を拝見して勉強させていただきたいです。全くの初心者でしたが、とても分かりやすかったです。今後ともよろしくお願いいたします。

アンケート機能を利用することで、お客様個人にこちらからダイレクトメッセージでアプローチをしていくことが重要であることを知り、今後活かしていきたいと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

インスタのストーリーズは上手く使えば工務店集客の強い味方になります。ぜひ活用してみてくださいね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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