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22.05.24
不動産業者「いえ屋」公式Instagramに学ぶ!陰影にある日本の美
世の中はリノベーションが大流行!古い建物に手を入れて、モダナイズする暮らし方に注目が集まっています。Web上にも明るく生まれ変わった物件が、多数紹介されていたりするのですが、先日「リノベーションとはそれだけではない!」と気づかされるInstagramを見つけました。京都の不動産業者「いえ屋」の公式アカウントです。
手を入れるのは最小限というリノベーション法
いえ屋が取り扱うリノベーション物件は、多くの方がイメージするものと異なります。
販売・賃貸されているのは古い町屋なのですが、手が入れられているのは最小限。古い壁や柱、間取りの多くはそのままで残してあるのです
それだけに「古い物件だけれど中はピカピカ」という今風のリノベーションをイメージした方は、きっと驚かれることでしょう。そして……今風のものにはない新たな魅力を発見するかもしれません。
西洋化で忘れられた陰影の中に宿る美
新たな魅力とは、たとえば古びた壁や風格のある梁、使い込まれた土間などの美しさです。
今風のリノベーションなら、真っ先に手を入れられるであろうこれらを美しく感じるのは、恐らくムダな照明を用いることなく、自然光のほの暗さの中で撮影されているから。
古来より日本人が暮らしてきた、陰影とともにあるからです。
日本人の暮らしは西洋化し「明るい室内=善」という考え方が一般的になりました。そして忘れられたのが、古来より親しんできたはずの陰影です。その結果いえ屋のInstagramにあるような、古びた壁や梁の美しさをないがしろにするようになりました。
確かに明るい光の下では、これらは取り去るべきものでしかありません。しかし陰影の元で撮影されたこれらの写真には、確かに美しさが宿っています。
そんなことにひかれる方は多いのでしょう。
現在、いえ屋のInstagramのフォロワーは1万4,000人となっています。また海外のフォロワーが多いことも、付けられたコメントからわかるのですが、これは英語のハッシュタグが果たしている役割がおおきいのでしょう。
まとめ
いえ屋のInstagramが教えてくれるのは、陰影の中でしか存在しない美しさだけではありません。あわせて学ぶことができるのは、写真の撮り方一つで美しく見えるものもあるということ。たとえば光を抑えるだけで、同じものでも思わぬ美しさを発揮するかもしれないということです。
このことは光だけでなく、構図やポジション・アングルにも通じること。同じような写真しか撮れないと悩んでいる方は、ぜひ参考にされてはいかがでしょうか。
参照元:「いえ屋」公式Instagram(https://www.instagram.com/iyeya_kyoto/)、公式HP(http://iyeya.jp/)