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22.08.16
工務店
「BinO」に学ぶ!目的に合ったSNSメディアの選択法
「BinO(ビーノ)」は建築資材の生産・販売の「イビケン株式会社」が立ち上げた、規格住宅のブランド名。全国に取扱店を増やしています。特徴は2階建てだけでなく、平屋やスキップフロア、小屋といったラインナップ。規格住宅でありながら、個性的な一軒が建つと評判です。
ブランドコンセプトには動画を用いる
BinOが誕生したのは2008年、当初はスキップフロア専門の住宅ブランドでした。以後、平屋や狭小住宅専門のブランドを立ち上げるとともに、取扱店や販売戸数も拡大。2020年に累計7,000棟を突破すると、2021年に複数あったブランドがBinOへ統合されました。
他社の規格住宅では見られないラインナップはユニークで、東急ハンズとコラボレーションしたログハウス「HANDS LOG」も話題となっています。
そんなBinOのコンセプトは「自遊(じゆう)に、くらす」なのですが、難しいのが「自遊」という言葉。なんとなく雰囲気は伝わるものの、辞書にも載っていない言葉です。そこで用意されているのがコンセプトムービー、BinOが考える自遊を表現・伝えるものとなっています。
BinOがターゲットとするライフスタイルの紹介で、ブランドへのあこがれ感を持たせているのでしょう。BinO公式Youtubeには、他にもルームツアーやモデル紹介、加盟店紹介などがアップされています
必要に応じて組写真や動画の使い分けを
一方公式Instagramでは、主に施工事例を紹介しているのですが、何しろ個性派ぞろいのラインナップです。特にスキップフロアの家など、写真1枚ではその特徴はとても伝えきれません。
そこで挟み込まれるのが、モデル名とともに組写真や動画を用いた説明的な投稿です。
スキップフロアを知らない方でも、直感的に理解できるようになっているのです。1枚の写真ではブランドに共通する雰囲気を伝え、組写真や動画では詳細を伝えるのが、BinOのInstagramのスタイルです。
まとめ
BinOのSNSマーケティングで参考にすべきは、目的に応じたメディアの使い分けです。コンセプトには動画、施工事例には1枚写真、商品紹介には組写真といった具合に、内容に応じたメディアの使い分けが巧みです。
あわせてメディアの使い分けでおこりがちなのが、一覧で見た際に散漫さを感じさせてしまうことですが、BinOはInstagramやYoutubeなどメディアも使い分けることで、それを防いでいます。
目的に合った伝達手法を選ぶというのは、SNSマーケティングのメディアが増えた今、あらためて意識すべきことではないでしょうか。
参照元:「BinO」公式Instagram(https://www.instagram.com/bino_insta/)、公式Youtube(https://www.youtube.com/channel/UCT3YHFctN2hTkYOcUuZ001g)