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Marketing columnマーケティングコラム

22.12.23

工務店

工務店集客に役立つブログの書き方を解説!【イチから始める方向きです】

この記事は工務店様において「集客に繋がるブログの活用方法・書き方について調べている方」向けの記事となります。

全国500社以上の工務店・ハウスメーカー・住宅会社様の「Webでの集客アップ」のお手伝いをしている株式会社新大陸が執筆しています。

工務店のインターネット集客の課題を考えるとき、「ホームページを制作し、そこそこ記事やブログを書いているのにほとんどお問い合わせが来ない」と悩んでいる工務店様も多いのではないかと思います。

こうしたケースでは、ブログコンテンツの内容について見直しを進める必要があります。

ブログをうまく活用すれば、ユーザーに対して自社の情報や魅力など伝えたいことを発信することができます。ブログをきっかけとして自社のことを知ったり、定期的にホームページを訪問してくれるファンを作ることにもつながります。

この記事では、工務店がブログを始める目的、工務店の集客に結びつけるブログの書き方や運用方法などを詳しく解説します。

全国600社以上の工務店・ハウスメーカー・住宅会社様の「Webでの集客アップ」のお手伝いをしている株式会社新大陸が執筆しています。

三谷 公一

プロデューサー

三谷 公一

ローカルエリアでのブランディングから戦略を考えることを得意としている。 クライアントサポートの実務を行いながら、新大陸の経営マネジメントに参画。 現場とマネージャー視点を持ち、クライアントのマーケティング施策のPDCAを確実に回すことが強み。 企業のマーケティング力を着実に上げていき、共に成果を喜べる体制づくりのサポートを目指す。

ブログは工務店の集客・見込み客の育成に活用できる

自社で運営するホームページから目指すゴールは、ホームページへの訪問をきっかけとした新規顧客の獲得です。ブログはこの目標達成のために有効な手段と言えます。

それ以外にもこれからご紹介するような、ブランディングや顧客の満足度向上、採用などにも効果が期待できます。

認知の拡大、ブランディング効果

ブログが最も効果を発揮するのがこの、認知度の拡大です。

主にGoogle検索や直接入力で自社のスタッフブログを訪れたユーザーに向けて、定期的に更新されるブログを見せることで、認知度の向上につながります。

多くの見込み顧客に何度も訪問したいと思われるために、質の高いコンテンツを量産して、検索エンジンで上位に表示する、いわゆるSEO対策の対策も求められます。(後ほど詳しくご説明します)

本業以外の清掃活動や地域密着のボランティア、地道な取り組みなど、こうした取り組みをブログで伝えることも、ブランディングには効果的です。

見込み顧客の育成

スタッフブログなどを通して自社に興味を持っているユーザーに対して、工務店だから知っている情報やオトクな情報などを、社員の目線で伝えます。

最初は今すぐ家を建てたいと考えていなかったユーザーが、少し興味を持って問い合わせを行うような、興味や購買意欲を育てる(ナーチャリング)としての効果も期待できます。

ブログは内容にもよりますが、ニュースのような硬いものではなく代表やスタッフの顔が見える、“ひと気”によって親近感を感じられるような雰囲気を出すと、自然に自社への愛着を生み出すことができます。

一定期間きちんと運用していると、こうして継続的にブログを見に来ていただける方も出てきて、いざ住宅会社を探す際に自社を選んでもらえる確率が大きくアップするはずです。

スタッフブログ制作に向けた準備

さて早速ですがここからはスタッフブログを制作する作業に向けて、事前に行うべきペルソナの設定とキーワードの選定についてご説明します。

ブログのペルソナを設計

なんとなくブログを書くことが決まったけれど、誰に向けてブログを書いているのか定まっていないケースをよく見かけます。

将来自社から家を建ててくれる人がターゲットなのは間違いありませんが、それではペルソナとしては解像度が低すぎます。

もう少し細かく、顔や性格が思い浮かぶようなところまで考えてペルソナを設計します。ここまで突き詰めると今後書き進めるブログの軸となり記事にも統一感が生まれます。

ペルソナの例

・35〜40歳
・女性(既婚者)
・1〜5歳のお子さんが1人いる
・一人目の出産を機に子育てに最適なマイホームを検討している
・会社員の夫、自身は出産後にパートとして働いている
・郊外に庭付きの一戸建てが欲しい
・できれば安く、おしゃれな家に住みたい

ペルソナの設計は、自社の顧客層や商品に合わせて、年齢や性別、職業や予算などを当てはめていくか、実際に購入していただいたお客様の属性を当てはめても良いと思います。

いずれにしても住宅購入の目的やニーズ、その背景などを具体化させることで、ブログのテーマや伝え方、言葉使いなどを考えやすくなります。

ブログ全体のテーマを選定する

思いつきでブログを書いていても、読み手のニーズを捉えられないどころか、Google検索にも引っかからず閲覧数が伸びない、ということにもなりかねません。 多くのユーザーにブログを読んでもらい見込み客の育成に繋げていくためには、読み手の求めているテーマに合致した情報を提供することが重要です。 ではどんなテーマで執筆を行えばよいのでしょうか。 ここからはSEOと呼ばれる検索最適化の技術も使いながら、テーマ探しに役立つキーワード選定についてご説明します。

ブログのためのキーワード選定

ユーザーの求めているニーズを調査して、ブログを執筆するためにはキーワード選定という作業が必要です。

キーワード選定にはいくつかの方法がありますが、一番簡単なのが検索ボリュームの調査です。

調査に使える有料のサービスも多く見つかりますが、ここでは無料サービスを一つご紹介します。

▶aramakijake.jp

参照:https://aramakijake.jp/

aramakijake.jpの提供している、キーワード別の月間検索数(推定)を調査できるフリーソフトです。

精度にはややばらつきはありますが、以下のようにキーワードを入力すると検索順位別に流入数の総定数を教えてくれます。


その際、画像上部にもある通り、関連キーワードも出てくるので、もちろんそのキーワードもブログのネタとして活用することができます。

検索ボリューム(月間推定検索数)は検索エンジンに入力したキーワードの検索された回数となっており、検索需要を測る一つの指標として用いられています。

以下の検索ボリュームの目安を参考に、ブログのネタになるキーワードを探してみましょう。

検索ボリュームの目安と特徴
10,000以上 超ビッグワード
・多くの人が検索する人気のキーワード
・大手メディアやニュースサイトが上位に入っていることが多い
・上位になれば高い集客力が期待できる
・中小企業のホームページでは上位化は非常に難しい

5,000以上 ビッグワード
・十分な検索ボリュームのある収益性も高いキーワード
・メディアやベンチャー企業がしのぎを削るキーワードが多い
・上と同じく中小企業が上位化するのは非常に難しい

1,000以上(ミドルワード)
・ニーズの把握が難しい
・キーワードによっては中小企業でも上位化できる
・地方名×〇〇のミドルワードは比較的上位化しやすい

1,000以下(スモールワード)
・2、3単語で検索されることが多い
・ユーザーのニーズが明確化されており、専門性の高い記事も多い
・ボリュームが小さいため、ある程度記事数が必要
・積極的に狙っていくべきキーワード

100以下(ロングテール)
・3〜4語で検索されることが多い
・上位化が比較的簡単
・上位化しても流入はあまり増えない
・ニーズが顕在化されているので、ブログが書きやすい

ここでご紹介したキーワード調査も参考にしながら、自社で狙うべきテーマ、キーワードを探してみてください。

業界ニュースや競合のチェック

普段仕事でチェックしている業界誌や業界のニュースなどもブログに活用できます。

こういったキーワードはトレンドワードとも呼ばれ、大手メディアが捉えるより早く記事化できれば一時的にではありますが上位表示させることができたりします。

近年だと「在宅勤務」や「メタバース」などトレンドワードとして取り上げられ、多くのメディアや個人が競ってブログを書いていたこともありました。

世の中で注目が集まるテーマについては、多くの人が積極的に短期間の間に検索しているケースも多く、さきほどご紹介したフリーソフトの数字と実態が大きくかけ離れるケースがある点は覚えておいてください。

“ひと気”を感じられるオリジナリティのある内容にする

ブログを使って1検索ユーザーからファンにさせようと考えているなら、オリジナリティがあり、また見に来たいと思わせるブログにする必要があります。

どのサイトでも見かけるようなまとめ記事のような内容には、読み手は心が動きません。

「ここでしか知ることができない情報」を伝えることを意識しましょう。

さらに、“ひと気”を感じる文章だと、読む人はより引き込まれます。もちろん友だちのように馴れ馴れしい言葉を使ったり、文章を崩すわけではありません。文章を作り慣れている人の中には、きれいな文章の中にもあえて少し変化をつけるような、文章を崩す(並び替える)テクニックを持った人もいます。

ここまで目指しましょうとは言いませんが、書き出しのあいさつや文末のまとめで少し、“ひと気”を出してみたらいかがでしょうか。

スタッフブログの書き方とポイント4つ

ここからは工務店におけるブログの書き方について、4つのポイントに分けて見ていきましょう。

1.キーワードに沿ってテーマとゴールを決める

あらかじめ設定したキーワードに沿って、ブログを書く前にユーザーは何に興味があるのか、そして読み終わったときにどんなゴールを目指すのかについて、できるだけ具体的に設定するのがポイントです。 

テーマとゴールの例

テーマ:注文住宅について
ゴール:注文住宅がほしい?工務店が注文住宅の情報を探している?

テーマがぼんやりしていることが原因で、検索ユーザーのニーズを読み間違えている例。本当は上のニーズが答えなのに、全く異なるブログを書こうとしている。


テーマ:注文住宅の集客アイデアについて
ゴール:集客を増やす打ち手の紹介・どれから着手すべきかの提案
テーマが具体的になれば「どうやったら自社の集客を増やせるだろうか」「取るべき対策はなにか」など、検索ユーザーが求めているゴールが理解できるようになります。

2.見出しと構成はシンプルに

ブログのタイトルと見出しは、ユーザーが読むかどうかを判断する、記事における最も重要な要素です。

これらを決めるポイントとしては、まずはひと目で内容がわかること、次にユーザーの心理を見透かしたような、気持ちを代弁するタイトルを付けること。シンプルにしようとするあまり必要な情報が漏れてしまわないように注意しましょう。

3.イラストや施工写真を活用する

読み手を飽きさせない対策として、イラストや施工写真、事例の紹介などは有効です。

文章だけで構成されたブログは読むストレスも大きく、熱心な人や悩みの深い人以外は途中で離脱してしまうケースも多くなります。

特に、一般の人に工法や施工事例の技術的なことを伝えようとしても、前提となる知識が異なるためほぼ伝わらないと思ったほうが良いでしょう。

こういった場面では写真やイラストがあると、文章でよく理解できなくても写真とセットなら伝わるかもしれません。

4.読み手に伝わる平易な表現を使う

住宅の専門用語は一般の方にとってはほとんど馴染みのない言葉が多いはずです。

一般の人を対象にしているのに専門用語がずらずらと出てくる文章は、途中で読むのをやめてしまいます。

ブログを書く際には、読み手のことを考えて専門用語は分からないという前提のもと、使わなければいけない場面では注釈を入れるなど、読み手への配慮が大切です。

まとめ

本記事では工務店におけるブログ活用について、ファンの獲得や認知の拡大、見込み顧客の育成に有効なマーケティング手法ということをご説明させていただきました。

いざブログを制作しようと思われた際は、事前にしっかり自社のペルソナをイメージしたうえで、ブログ全体のテーマ、キーワードを選定してブログを執筆していただければと思います。

これからブログを始めてみようという方も、遅いということは全然ございません。自社にしかできないブログ、情報発信の形が必ず見つかるはずです。

この機会にぜひブログを活用した集客に取り組んでみてはいかがでしょうか。

新大陸では、Web集客に悩む工務店様向けに、お客様の社外Webマーケティング部として トリプルメディア(SNS、ホームページ、Web広告)運用を総合的に支援しています。

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最後までご覧になっていただき、ありがとうございました。

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