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23.02.18
工務店
工務店のメルマガ活用方法を解説!作り方やポイントを丁寧に説明します
工務店様の中にはメルマガ(メールマガジン)を運用しているものの、成果が見えない、ユーザーに開封されないといった悩みを抱えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
メルマガは手軽に顧客とコミュニケーションを図れる貴重なマーケティング手法ではありますが、効果的なメルマガ配信を行うには適切な工夫と改善が求められます。
本記事ではメルマガを上手に活用するために、その仕組みから役割、改善のポイントを詳しく解説しています。
全国600社以上の工務店・ハウスメーカー・住宅会社様の「Webでの集客アップ」のお手伝いをしている株式会社新大陸が執筆しています。
メルマガ(メールマガジン)とは?
メルマガは、Eメールを使って配信されるニュースレター、マーケティングメッセージ、または情報提供サービスのことを指しています。ユーザーはLPや問い合わせフォームなどから自分のEメールアドレスを登録して、定期的に指定された内容を受信します。
メルマガは、購読者に対して個人的にパーソナライズされたメッセージを送信することも可能です。これによりブランドやサービスに関連する最新情報、プロモーション、セールなどを配信するだけでなく、より購買意欲の高い商品や知りたい情報を届けることが可能となります。
こうしたメルマガはマーケティングや情報提供のツールとして、広く浸透しています。メルマガの配信はメールマーケティングプラットフォームを使うことが一般的です。これにより、大量のメールを効率的に配信することができます。また、購読者リストを管理し、開封率やクリック率などの指標を追跡することも可能です。
工務店がメルマガを配信するメリット
工務店がメルマガを活用するメリットは以下のとおりです。
ターゲット顧客に直接アプローチ
メルマガ配信では購読者リストを使うことで、特定のターゲット顧客に直接アプローチすることが可能です。個人的にパーソナライズされたメッセージを送信することで、顧客との信頼関係を構築し、ブランドの認知度を高め、コンバージョン率の向上も期待できます。
コストパフォーマンスがいい
メルマガは、他のマーケティング手法に比べてコストパフォーマンスが高いこともメリットのひとつです。自動化ツールを使うことで、より効率的な配信も可能となります。
再現性のある施策を実施できる
メルマガ配信は開封率、クリック率、コンバージョン率などの指標を追跡することができます。これにより配信効果を測定し改善に繋げるなど、データに基づいたマーケティングを行うことができ、再現性のある施策として活用できるようになります。
見込み客の引き上げ
受注に至らなかった見込み客に対してメルマガを通じた定期的な接触により、温度感の高まってきたタイミングで再度受注を促したり、購買意欲を引き上げることも可能です。
またメルマガを通じた定期的な接触は、契約後のカスタマーリテンション(顧客維持)にも効果的です。このようなメリットから、メルマガはマーケティングや情報提供の有効なツールとなっています。
工務店のメルマガに求められる役割とは
工務店のメルマガに求められる役割は、ブランド力を向上させる、キャンペーン・新着情報の伝達する、資料請求・問い合わせの促進などが挙げられます。それぞれについてく解説解説いたします。
ブランド力を向上させる
顧客の印象に残るブランドイメージを構築すること、ブランドアイデンティティを強化して差別化を図ること、顧客との信頼関係を構築することなど、ブランド力の向上にもメルマガは活用できます。
競争の激しい市場や差別化の難しいジャンルでは価格競争に加えて、ブランド力が決め手になる場合があります。メルマガを通じてブランド力を向上させることで、ユーザーの信頼や安心感に繋がり、契約数のアップも期待できます。
キャンペーン・新着情報の伝達
メルマガを配信することで顧客に自社の最新情報を発信したり、セールスプロモーションなどのキャンペーン情報の配信、施工事例や建築業界に関する情報、顧客のアクションを促す訴求など、さまざまな役割を持たせることが可能です。
資料請求・問い合わせの促進
メルマガを使い顧客に資料請求・問い合わせを促したり、顧客にアクションを求めることができます。また、セグメントした顧客に対して特別なオファーや特典などを提供することで、顧客のアクションを喚起することもメルマガの重要な役割です。
メルマガの種類を意識して使い分ける
メルマガは主に以下の3種類に分けられます。
・ニュースレター
・イベントメール
・レコメンドメール
それぞれの特徴と活用事例などについて解説します。
ニュースレター:新着情報やコラムの送付
ニュースレターとは、Webサイトやブログなどから登録したユーザー、既存の顧客リスト、成約に至らなかった過去の見込み客など、自社の保有する顧客データに定期的に送られるメールのことを指します。新着情報やコラムなど、最新情報や記事をユーザーにメールで配信することが可能です。
ホームページに載せているブログや情報を効率よくユーザーに届けることができる手段として、ニュースレターは重要なマーケティングツールとなっています。
イベントメール:キャンペーン案内やイベントの招待
イベントメールは特定のキャンペーン案内やイベントの招待として送信するメールのことを指します。イベントメールは、イベントの情報や開催場所、日時などの詳細、参加費用、参加方法、返信先などを含む、イベントに関連する重要な情報を読者に提供することを目的としています。
全リストに送付するものと顧客や顧客候補リストなどの一部のターゲットグループに送信されるパターンがあります。イベントメールの配信によってイベントの参加率の向上や、イベント開催に伴う売上アップなどを期待することができます。
レコメンドメール:顧客に合わせたおすすめ情報の送付
レコメンドメールとは顧客の行動や関心に合わせたおすすめ情報を送信するメールのことです。このメールは、顧客が過去に購入した商品や閲覧したページ、サイト内での行動などから分析された情報を元に、顧客に最適な情報を提供することを目的としています。
顧客にとって関心がある内容や魅力的な情報をピンポイントで提供することにより、満足度の向上、信頼関係の構築、アクションを促すことに繋がります。
レコメンドメールを適切に配信するためには、顧客データの収集・分析が欠かせません。顧客データから分析された情報を元に、顧客にとって有益な情報を選び、適切なタイミングで配信することが求められるため、MAツールなどのメール配信プラットフォームを使いこなす技術も求められます。
配信内容の改善として配信後の開封率などのデータ収集、必要に応じてメールの配信方法や内容を見直すことも重要です。
集客に効果的なメルマガの作り方
メルマガは安価に活用できるマーケティングである一方で、送る内容や頻度、狙いがズレていると配信停止やクレームに繋がるリスクもはらんでいます。ユーザーにとって有益な情報であると感じてもらい次のアクションに繋げる、効果的なメルマガの作り方について解説します。
はじめに目的とゴールを設定する
メルマガの集客に効果的なメルマガを作るためには、はじめに目的とゴールを明確にすることが非常に重要です。明確な目的・ゴールがないままメルマガ作成に取り掛かると、メルマガ全体の方向性があいまいになり、成果につながらないばかりか、最悪の場合クレームに繋がることもあります。明確な目的・ゴールの設定はメルマガを作成するリソースを効率的に使う意味でも重要です。
さらにメルマガの効果測定においても目的とゴールの設定は重要です。配信前に目的・ゴールを明確にすることで、配信後にメルマガがどの程度目的・ゴールに達しているかを判断するKGI、KPIを作ることに繋がります。
ユーザーの温度感に合わせた内容
せっかく配信したメルマガも開封されなければ意味がありません。メルマガの開封率を向上させるためには、ユーザーの温度感に合わせた内容を織り込むことが重要です。関心のある内容であれば、当然メルマガの開封率が向上します。
またコンバージョン率の向上についても同じことがいえ、ユーザーの温度感に合った情報は信頼できる、購入したいという意欲が高まります。こうしたユーザーの温度感を意識してメルマガを作ることで、信頼関係を構築することにも繋がっていきます。
開きたいと思わせるタイトル作成
メールボックスに表示されるタイトルはユーザーがメルマガを最初に認知するきっかけになります。注目を引いてメールを開くかどうかを決定する重要な要素でといえます。
ユーザーの温度感に合わせたタイトルを選ぶことで、ユーザーの興味を引くことに繋がります。さらにタイトルにキャッチーな言葉やフレーズを活用することで、内容に期待を持たせることも可能です。
タイトルが魅力的であるほどメールの品質が高いという印象も植え付けることができます。こうした理由から、集客に効果的なメルマガを作るためには、十分に魅力的なタイトルの選定も重要です。
工務店のメルマガ運用を成功させるポイントを解説
メルマガ運用において効果測定とPDCA(Plan-Do-Check-Action)のサイクルを繰り返すことは施策の成否に関わるため重要です。メルマガ配信後の情報の受信状況や顧客のアクションを分析して、P-D-C-Aごとに以下のような適切な行動をする必要があります。
Plan (計画):メルマガ配信における計画の立案。また測定したデータを元に、今後のメルマガ配信に関する改善計画を立てます。
Do (実行):計画に基づいてメルマガの配信を行う実行としての役割も確実にこなす必要があります。
Check (検証):送付したメルマガは成果を集計します。基本的にメルマガは配信後1〜2日程度経つと新規の開封はほとんど見込めなくなり、開いたとしても既読を消すためだけなど温度感の低いものになりがちです。こうした特徴を踏まえて、検証と分析を行っていきましょう。
Action (改善): Actionは効果を改善するための行動です。開封率を例に挙げると、開封率10〜20%を維持できていれば、効果的なメルマガを配信できていると判断できます。仮に1〜5%など数値が届いていなければ、タイトルの問題もしくは内容に魅力がないと考えられるため改善が必要になります。
このDPCAサイクルを繰り返すことで、メルマガ運用を改善し効果的なメルマガ配信を行うことができます。
配信先リストは目的と属性で使い分ける
メルマガ配信は配信先リストを目的と属性で使い分けることが重要です。例えば、今すぐ客なのか、情報収集段階なのかでユーザーの求めている情報は異なります。目的と属性をもとに、配信先リストを絞り込むことで、ターゲットとなる顧客にメッセージを届けることができます。
HTMLとテキストメールを使い分ける
HTMLメールは見栄えの良さはあるものの、必ずしも全てのメールをHTMLで制作する必要はありません。例えば予約情報や登録完了のお知らせなど、ユーザーのアクションに対するお知らせを送付する場合には、テキストメールのほうが見やすい場合もあります。
まとめ
工務店におけるメルマガ配信は、ユーザーに接触できる貴重な手段として活用すべきツールのひとつです。一方で不適切な配信内容や管理の不備があると、配信停止やクレームに繋がることもあります。
ユーザーにとって何が有益な情報なのか、しっかり検討した上でメルマガ配信を行い、効果検証を継続的に繰り返すことで、自社のファンを育成するブランディングとしても効果を発揮します。
メルマガ配信に取り組んでいらっしゃる工務店様は、ぜひ本記事も活用いただきながら運用方法や開封率など見直して、成果の出るメルマガ配信を実施してください。
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最後までご覧になっていただき、ありがとうございました。