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Marketing columnマーケティングコラム

23.04.28

広告関連

YDA広告(旧YDN広告)とリスティング広告の違いは?利用できる広告の種類とYDNからの変更点を学ぶ

YDA広告やYDN広告、さらにリスティング広告とインターネット広告は略語やカタカナ語が多く、違いや何ができるのかよく分からないという方も多くいらっしゃいます。

YDA広告はYahoo!JAPANが提供する広告で、かつてYDN広告と呼ばれていました。一部の機能が更新または追加されていますが、基本的に一緒だと思っていただいて大丈夫です。

さて本記事では、混同されやすいYDA広告とリスティング広告の違い、旧YDN広告からの変更点などについて詳しく解説いたします。

全国600社以上の工務店・ハウスメーカー・住宅会社様の「Webでの集客アップ」のお手伝いをしている株式会社新大陸が執筆しています。

広瀬 大慈

ディレクター

広瀬 大慈

主に九州エリアを担当。年間10棟未満の地場工務店から、年間400棟規模のハウスメーカー、リノベ業界まで、住宅業界にて幅広い運用実績を持つ。 単に成功事例の押し付けでなく、その会社の目指すべき方向性や商品コンセプトから共に考え抜き、ホームページやSNSへ表現することを得意としている。モットーは「お客さまにとって伴走型のパートナーであること」。

YDA広告(旧YDN広告)とは?

YDA(旧YDN)は、Yahoo! JAPANが提供する広告配信プラットフォームです。以前はYDN(Yahoo! Display Ad Network)と呼ばれていましたが、2020年に一部の機能とともに名称が変更されました。YDAは、Yahoo! JAPANが保有する広告在庫を活用し、企業や広告主に対して効果的な広告配信を提供することを目的としています。

具体的には、Webサイトやアプリ内での広告掲載、検索広告、動画広告、ショッピング広告など、さまざまな広告フォーマットに対応しています。広告主は自社のターゲットに合わせて広告配信を最適化することで、効果的な広告運用が可能になります。

リスティング広告との違いは?

リスティング広告は、検索エンジン上でキーワード検索を行った際に検索結果の画面に表示される広告の総称です。一方、YDAはYahoo! JAPANが提供するサービス上に表示される広告となります。

また、広告の表示方法も異なり、リスティング広告は検索エンジン上でのみ広告が表示されるのに対して、YDAは、Yahoo! JAPANが保有するウェブサイトやアプリ内での画像広告や、動画広告、ショッピング広告など、様々な形で広告配信を行えるのが特徴です。

リスティング広告は、ユーザーが検索している内容に直接関連するため、基本的には購入意欲が高いユーザーに向けてアプローチすることができます。一方でYDAは、より広いターゲットに合わせて広告を配信することもできるため、自社を認知していないユーザーや潜在的なユーザーにアプローチすることも可能です。

YDAはどこに表示されるか

YDA(旧YDN)の広告表示場所についてYahoo! JAPANが保有する多くの広告面の中から、ターゲットに合わせた広告を配信することを説明しましたが、具体的にはヤフーショッピング内の広告枠、ヤフーニュースの記事中広告、PayPayやマイベストといった保有する数多くのメディアやコンテンツ、スマホアプリ上に表示されます。

インターネットやアプリの閲覧時に広告を表示することでユーザーに商品やサービスを提供するため、リスティング広告と比較して広告を見ているユーザーが直接購入意欲を持つことは少ないかもしれません。
その分多くの面を使ってアピールできるので結果的にリスティング広告より費用対効果や販売数の面で優位に活用することも可能です。

YDAがアプローチできるターゲット層は?

YDAは、幅広いターゲット層にアプローチすることが可能な広告配信サービスです。年齢層・性別・趣味や嗜好・地域に応じた広告配信ができるため、広告主にとって自社の顧客層に合わせて配信するユーザー像を決めることが可能です。

例えば、ファッションブランドや音楽ストリーミングサービスを使う20代の女性、健康食品や旅行商品などを頻繁に調べている中高年層、といったように年齢層や性別と趣味趣向を組み合わせて絞り込んでいくことができます。

ユーザーがアクセスする地域に応じた広告配信も可能であり、地域に密着した広告を配信することもできます。選べる選択肢が多い分、適切に活用することが難しいため、実績の豊富な広告代理店に相談してみることをおすすめいたします。

YDA広告の種類

YDAは複数の広告形式を提供していますが、それぞれの特徴についてご説明いたします。

バナー広告

バナー広告(画像広告)は静止画像や動画を使用した広告形式で、商品やサービスの魅力的なイメージを視覚的に伝えることができます。商品やサービスの特徴を表現しやすく、使える広告面の数も多いため、YDAでも一般的な広告として広く利用されています。

テキスト広告

テキスト広告はタイトルや説明文、リンク先URLなどのテキストを使用した広告形式です。ユーザーが検索したキーワードに関連する広告を表示することができるため、クリック率(CTR)が高いのが特徴です。

カルーセル 広告

カルーセル広告は画像や動画、テキストなどを組み合わせた広告形式です。複数枚の画像や動画がスクロールする広告がこれに当たります。ユーザーの興味を引くことができるビジュアル効果を持ち、商品やサービスのイメージを訴求することができます。

動的ディスプレイ広告

動的ディスプレイ広告はCSV形式でアップロードする商品リストの情報を、掲載面に合わせて画像やテキストとして動的に作成し、配信する広告です。

レスポンシブ広告

レスポンシブ広告はレスポンシブ広告とは、デバイスやWebサイトによってサイズの異なる掲載面(表示領域)に対して、自動でサイズやレイアウトを調整し、掲載面にすっぽり収まるデザインで広告を配信してくれる広告タイプ。

1つの画像と文章を組み合わせた広告です。「もっと見る」「購入する」といった行動を促すテキストを組みわせることもできるため、クリック率が高く工夫によっては高い成果を期待できます。

YDA広告に課金される仕組み

YDA広告にかかる費用は、広告主が入札価格を設定し、クリック単価(CPC)または表示回数単価(CPM)で課金される仕組みになっています。

具体的には、入札価格が高いほど広告の表示順位が上がり、クリックや表示が発生するたびに広告主に課金されます。しかしクリックや表示に応じて費用が加算されるため、例えば1円/クリック単価を上げるだけで月に数万円〜数十万円も広告費用が上がるケースがあることには注意してください。

YDA広告の入札価格は、競合他社との競合状況や広告の品質スコアなどによって決定されるため常に変動しています。そのため今まで順調に表示回数やクリックを獲得できていた広告がいきなり広告の表示順位が下がり成果が出なくなるケースもあります。

YDAの費用は1日あたり1,000円から利用できる

YDA広告にかかる費用は、広告主の予算に合わせて柔軟に調整することができます。また、YDA広告の最低予算は1日あたり1,000円からとなっています。
広告主は、広告のパフォーマンスや予算に合わせて入札価格を最適化し、コスト効果の高い広告運用を目指すことが重要です。

YDNからYDAの変更で何が変わったのか

YDN(Yahoo! Display Ad Network)からYDA(Yahoo! ディスプレイ広告)への変更により、以下のような変更点が生じました。

インフィード広告がレスポンシブ広告に統合

YDAではインフィード広告単体を選択できなくなり、全てレスポンシブ広告となりました。広告の管理画面にインフィード広告の表示がなくなったため、今後はレスポンシブ広告を設定することで、以前のインフィード広告面に配信することが可能です。

ターゲティングの追加と廃止

YDNからYDAに移行するにあたり、ターゲティングの追加と廃止がありました。以下に詳しく説明します。

【追加されたターゲティング】

  • ユーザー属性ターゲティング
    性別、年齢、地域、端末種別、キャリア、興味・関心など、ユーザーの属性情報を利用したターゲティングが可能になりました。広告主は、自社の商品やサービスに合わせた属性情報を設定し、ターゲットとするユーザー層を絞り込むことができます。
  • インマーケットターゲティング
    特定の商品やサービスに関心のあるユーザーをターゲットにするターゲティングが可能になりました。例えば、旅行商品に関心のあるユーザー層を絞り込むことができます。
  • リターゲティング
    広告主のWebサイトを訪問したユーザーや、アプリを利用したことがあるユーザーに対して、再度広告を表示するターゲティングが可能になりました。既に広告主の商品やサービスに興味を持っているユーザーをターゲットにすることができます。

【廃止されたターゲティング】

  • キーワードターゲティング(一部機能のみ廃止)
    キーワードに関連するWebページに広告を表示するターゲティングでしたが、YDAでは一部機能が廃止されました。
  • デモグラフィックターゲティング
    性別、年齢、職業、学歴など、ユーザーの属性情報を利用したターゲティングでしたが、YDAではユーザー属性ターゲティングに統合されました。
  • 興味関心ターゲティング
    ユーザーの興味や関心に基づいて広告を表示するターゲティングでしたが、YDAではインマーケットターゲティングに統合されました。

YDAでは、より細かなターゲティングが可能になり、広告主は自社の商品やサービスに合わせたターゲット層を絞り込むことができます。また、リターゲティングの導入により、広告の再表示による効果的なマーケティングが可能になりました。

広告フォーマットの多様化

YDNでは、基本的には画像広告の形式に限定されていましたが、YDAでは動画広告やショッピング広告などの新しいフォーマットが追加されました。これにより、より多様な広告展開が可能となり、広告主のニーズに合わせた最適なキャンペーンが作成できるようになりました。

オプション機能の追加

YDAでは、広告表示の最適化や広告のパフォーマンス分析などのオプション機能が充実し、広告運用の最適化が容易になりました。また、デバイスターゲティングや地域ターゲティングなどの細かなターゲティング設定が可能となり、より効果的な広告展開ができるようになりました。

キャンペーンが広告掲載方式別から目的別に変更

これまでYDNは「クリック率が高い=効果的」という仕組みでしたが、YDAでは目的に沿って効果を出すというアルゴリズムに変更されました。

例えばコンバージョン目的であれば、コンバージョンが多い広告が優先的に露出される分かりやすい評価に変わっています。そのため、以前よりも広告の目的に沿った運用、改善を行いやすくなったと言えます。

画像・動画の一括登録が可能

YDNは広告作成時に1枚ずつ画像や動画を登録していましたが、YDAではコンテンツの一括登録と選択が可能となったため、より効率的に広告運用ができるようになっています。

まとめ

Yahoo!が提供する広告サービスであるYDA(Yahoo! Display Ads)は、YDN(Yahoo!広告ネットワーク)をアップデートした最新の広告サービスであることをご説明しました。

YDA、YDNいずれもYahoo!の媒体上に広告を表示するためのサービスであり、特にブランド認知度の向上や販売促進に広く活用されています。

様々な広告タイプから適切に入札方式を設定して予算やクリック単価を管理することで、費用対効果の高い広告出稿が可能になります。設定項目は多岐にわたり、さらに費用対効果の高い運用には専門知識を必要としますので、実績のある広告代理店に依頼することをおすすめいたします。

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