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Marketing columnマーケティングコラム

23.05.31

工務店

工務店の年収はいくら?年収が決まる要因や年収アップのポイントもご紹介します

工務店で勤めている人、これから転職を考えている人にとって誰もが気になるのが年収ではないでしょうか。より多くの収入を得たいと考えるのは自然なことです。

工務店は各業種における平均年収と比較して、やや収入が高い傾向にあります。所属する企業、本人の役職や資格、会社の業績次第では、より多くの報酬も期待できる業界だといえます。

本記事では、工務店の年収傾向を解説いたします。収入を上げるポイントや資格、気になる経営陣の年収についてもまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

全国600社以上の工務店・ハウスメーカー・住宅会社様の「Webでの集客アップ」のお手伝いをしている株式会社新大陸が執筆しています。

▼執筆者紹介

古作 雄一郎

プロデューサー

古作 雄一郎

前職では、大手都市銀行のグループ会社にて、経営計画策定や計数管理を担当。データに裏付けされたロジカルな提案が信条。データ分析から導き出した販促費用・媒体の最適化により、問合せ数を増加させつつ、年間販促費2,000万円削減を実現した手腕の持ち主。様々なクライアントに対する豊富な知見からクライアント毎の課題を可視化し、費用対効果を考えた上で施策の優先順位を考え、最終的な課題解決・成果創出にコミットしている。

工務店の年収相場は?

大手転職エージェントdodaの調査によると、工務店の年収相場は421万円となっています。

平均年収男性女性
総合403万円449万円347万円
建設/プラント/不動産421万円455万円357万円

参照:https://doda.jp/guide/heikin/gyousyu/

表を見ても分かる通り、年収水準は他の業種に比べて男女ともに高く、サービス業の平均年収366万円と比べると15%も高い水準です。

工務店における年収が決まるポイントとは?

先ほど工務店の年収について解説しましたが、会社の規模や業績、利益率、経験年数や役職など、さまざまな要因によって左右されます。

例えば、大手の工務店やハウスメーカーでは、より高い報酬が期待できる一方で、規模の小さい工務店では昇格や資格を取得しないと年収アップが難しいケースもあります。

業績が順調で利益率が高い工務店では、給与水準も高い傾向にあります。経験年数や役職による昇給や年収水準も、同じ役職であれば大手の工務店の方が高くなる傾向があります。

会社の規模

工務店の年収において、会社の規模は最も大きく影響します。しかし、中小企業でも経営が安定して手当や福利厚生が整っている、大手企業に劣らない高収入を貰える工務店も存在しています。

大手の工務店の中には、人材育成に力を入れる目的でインセンティブ制度を整えているところもあり、年収だけでなく社員の定着率や満足度が高い会社もあるようです。

業績が順調かどうか

工務店の年収に影響する要素として、業績も挙げられます。業績が好調な場合は、利益が増加するため、会社が社員に還元できるお金を用意しやすくなります。

逆に業績が低迷している場合には、定期昇給がなくなったり、年収が下がるというケースも考えられます。そのため、社員ひとりひとりが業績を上げるための貢献が求められます。

会社だけでなく自身も積極的に利益を意識して業務に取り組むことで、会社の業績が改善し、自身の年収アップにも繋がります。

利益率の高い工務店なのか

今ご説明したとおり利益率の高い工務店は、社員に高い報酬を支払うことが可能です。特に利益率が高い工務店は、残った利益から支払う経費や人件費に余裕があるということです。

管理職や役員ではない一般社員、入社を考えている方が、会社の利益率を知ることは難しいかもしれませんが、経験者や業界の評判を調べることである程度見えてくるケースもあるので気になる方は調査してみましょう。

経験年数や役職の違い

その人の経験年数や役職によっても年収は大きく変わります。経験年数が長くなるほどスキルや知識が高まり、会社にとっては有用で利益を生む存在になります。

こうした信頼が役職として反映され、年収の上昇に繋がります。一概にはいえませんが、一般的な企業では大手に行くほど役職が上がるのが遅い傾向がありますが、工務店、特に営業職やベンチャー企業では成績次第で、数年間の短期間で管理職まで上り詰めるケースもあるようです。

工務店の社長や役員はどのくらいの年収なのか

一般社員の平均年収は最初にご説明しましたが、社長や役員の年収について知りたい方も居ると思います。

工務店の社長や役員の年収も会社の規模や業績によって異なります。

大手工務店の場合は、数千万円〜数億円の報酬を得ることもあります。また、中小企業の場合は、1000万円〜2000万円程度の報酬が一般的です。一般社員との年収格差を感じるかもしれませんが、経営者や役員の年収や立場は会社の成長や利益に応じて決まるため、不安定であることも理解しておきましょう。

工務店で年収を上げるために必要なこと

工務店での年収アップに向けてやるべきことは何でしょうか。

実務経験の積み重ねや大手企業への転職、資格の取得など、様々な方法が考えられます。

ひとつの会社で実務経験を積んでスキルアップし昇格を目指すことは、最も手堅く収入アップにつながりますが、年収の上がり方はゆるやかになる傾向があります。

中小企業に勤めているなら大手企業への転職、前職で十分な実績があれば役職アップでの転職を実現できれば、大きく年収を上げることも可能になります。

工務店においては、宅建士やファイナンシャルプランナー、建築士などの資格取得も、収入アップに繋がるケースが多いです。

実務経験を積んでスキルアップ

工務店での年収を上げるためには、なにより実務経験を積んでスキルアップすることが重要です。

営業から現場まで職種を問わず、職場経験が豊富になることで、顧客やパートナー企業、各種業務における知識や周囲の信頼も高まり、年収アップにつながります。職場での経験だけに頼るのではなく、自己学習や勉強会などで技術や知識を自分から磨く姿勢も大切です。

大手企業への転職

大手工務店への転職は大きく年収アップができる機会のひとつです。

大手工務店は、抱える従業員やお客様が少ない中小企業より、多くの着工件数をこなしているため、インセンティブのある職種ならより高い年収を期待できるかもしれません。

また、大手企業での勤務経験は、その後のキャリアにも大きなアドバンテージとなり、次の転職や将来の独立においても信頼獲得やスムーズな転職に繋がります。

転職を考える際には、会社の事業戦略にも着目してみてください。上場企業であれば詳しく将来像が載っていますし、中小の工務店の場合には地方紙やテレビ出演のインタビューから会社が目指す方向性が見えてくることもあります。

会社が現状に満足せず、新しい需要や雇用が生まれそうな市場への参入を決めていたり、具体的に動き出している場合には、将来的に収入に反映されることも期待できます。

工務店で年収を上げるのに役立つ資格

工務店は資格を取得することで年収アップに繋げやすい業種です。ここでは、工務店で年収を上げるのに役立つ主要な資格についていくつかご説明します。

工務店で年収アップが期待できる資格

  • 宅建士
  • ファイナンシャルプランナー
  • 建築士

宅建士

宅建士は宅地建物取引士の略で、住宅業界で働く方にとっては最も有名な資格となります。毎年20万人前後が受験する日本最大規模の国家資格であり、不動産の売買や賃貸借契約などに関する法律やルールの専門家の証明となります。

宅建士は「重要事項の説明」や「35条書面(重要事項書面)への記名」「37条書面への記名」などの宅建士にのみ許される独占業務があり、工務店の契約や登録に必要不可欠な資格であることから、資格取得に伴い多くの会社が資格給を支給しています。

貰える資格給は会社によって異なりますが、数千円から多いところで5万円程度、年収では最大60万円アップも期待できるなど、工務店で勤める際にはぜひ取得したい資格といえます。

実際の業務においても住宅建築やリフォームの現場で不動産に関する相談を受けることも多いため、宅建士の資格を持っていることで正確な情報を伝えられるだけでなくお客様からの信頼にも繋がります。

ファイナンシャルプランナー

宅建士に次いで有名な資格がファイナンシャルプランナー(FP)と呼ばれる国家資格です。名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

宅建士が不動産のプロであるのに対し、FPはお金のプロフェッショナルといえます。

FPを取得することで相談者に合わせた資産運用やライフプランの提案、税務申告のアドバイスなどを行い、人生の目標や夢をかなえるための資金計画を立てるサポートを行うことができます。

お客様は新築や大規模なリフォームにおいて、大きなお金が動く重要なライフイベントであるため、家に関することだけでなく将来の資金繰りの相談やシミュレーションなどのアドバイスも求めています。

FP資格を持っていることで、お客様に対してより的確で納得感のあるアドバイスを行うことに繋がります。

FPの取得によって貰える資格給も会社によって異なりますが、FP2級以上の取得で数千円、1級取得で5万円程度貰える会社もあります。

建築士

建築士の資格も工務店の業務に直接関わる国家試験であり、年収アップにつながります。

建築士は、建築物の設計や施工監理に関わる資格であり、工務店においては新築・リフォームの設計や施工監理を行う際に、非常に重要な役割を担います。行う業務によっては必ずしも必要ではありませんが、建築士の資格を持っていることで数千円から1級であれば宅建士相当の資格給も期待できます。

ここまで説明してきた宅建士、FP、建築士の資格は、工務店において資格給が期待できる国家試験です。国家試験であるため資格取得の難易度は高いものの、見合った報酬が期待できるともいえます。

住宅業界の資格に関しては、こちらの「住宅業界で持つべき資格とは?給与アップや昇進に役立つ資格をご紹介します」でもご案内しているので、ぜひ合わせてご覧になってみてください。

まとめ

工務店における年収について解説してきました。工務店は各業種における平均年収よりもやや高めであり、会社の規模、業績、利益率、経験年数や役職などが年収に影響することがわかりました。

また、工務店で年収を上げるためには実務経験を積んでスキルアップすることや、大手企業への転職、資格の取得が必要であることが示されました。

さらに、工務店で年収を上げるのに役立つ資格として、宅建士、ファイナンシャルプランナー、建築士が挙げられます。

工務店においても年収を上げることは可能であり、努力次第で報酬を増やすことができることがわかりました。是非、本記事を参考にして自分自身のキャリアアップにつなげてみてください。

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