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Marketing columnマーケティングコラム

23.05.31

不動産

建設業のインターネット集客を改善したい!集客できない理由とホームページやSNSを活用した改善策を解説

この記事は建設業で働く方向けの記事となっています。
「下請けばかりの構造を変えたい」
「建設業のインターネット集客の方法を知りたい」
こういった悩みを抱えている建設業の経営者や管理職の方も多いはずです。

建設業者はこれまで、長年にわたり大手企業の下請け業務によって成り立ってきた業界です。5次請けや6次請けといわれる「多次受け構造」で成り立っている業界としても知られ、下請け業者にとっては利益率が低く経営を圧迫している原因の一つといえます。

本記事では、そうした現状と近年急速に発展しつつあるインターネット集客についてまとめています。建設業者がインターネット集客を実現させるための具体的な手段についてもまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

全国600社以上の工務店・ハウスメーカー・住宅会社様の「Webでの集客アップ」のお手伝いをしている株式会社新大陸が執筆しています。

▼執筆者紹介

三谷 公一

プロデューサー

三谷 公一

ローカルエリアでのブランディングから戦略を考えることを得意としている。 クライアントサポートの実務を行いながら、新大陸の経営マネジメントに参画。 現場とマネージャー視点を持ち、クライアントのマーケティング施策のPDCAを確実に回すことが強み。 企業のマーケティング力を着実に上げていき、共に成果を喜べる体制づくりのサポートを目指す。

多くの建設業が元請けの集客ができていない現状

建設業界は利益率が低くなる傾向があります。利益確保のためには元請けとして仕事を受注することが重要であることは多くの建設業の関係者が理解しているでしょう。

しかし、課題感は理解していても多くの建設業が元請けの受注ができていない現状があります。請負だけで経営を続けると業務が立ち行かなくなるといわれるなか、その現状について詳しく見ていきましょう。

利益率の低い業務の増加

建設業において下請けとしての仕事がメインになると、下層に行くほど利益率の低い業務が増える傾向があります。これは、大手企業からの厳しい発注条件はそのままで、労働時間は変わらずに5次請けや6次請け…と下層に行くほど貰えるお金が減っていくためです。

紹介先の業績に左右される

建設業では、大手企業からの紹介に頼っている会社が多いのが現状です。そのため紹介元の業績に左右されることが経営のリスクになっています。紹介元自体の受注が減れば下層に渡される仕事も減っていくため、仕事が減るだけでなく、より低単価で発注されるケースもあり、利益が圧迫されてしまいます。

職人の流出に繋がる

建設業界では、近年職人の不足が深刻な問題としてたびたびテレビや新聞などで取り上げられています。特に若手職人の流出が顕著であり、その原因として、ここでも下請けとして働く建設業界の課題が挙げられます。

勤務時間が長く危険な作業が伴うことに加え、会社の利益が少ないため現場の職人に十分な給与が支払えないことが理由として考えられます。職人不足は現場での作業に支障が生じ、工期の延長や工事の品質低下、さらには売上の低下にもつながります。

そもそも建設業者が集客できない理由とは

そもそも、どうして建設業者は下請け構造に依存し、利益率が高い元請け(自社での集客)を実現できないのでしょうか。その理由として考えられる「見込み客に知られていない」「ホームページに必要な情報が載っていない」「インターネットを活用できていない」これら3点について詳しく解説いたします。

見込み客に知られていない・認知されていない

建設業者が集客できない大きな理由のひとつに、自社が見込み客に知られていない、認知されていないことが挙げられます。

建設業者は普段下請け業務をメインに行っており、直接顧客と接触する機会が少ないため、一般の人々に会社名やサービスが知られていません。また、建設業は地域密着型の業種であるため、住宅メーカーが出展するような大規模なイベントへの参加は難しく、アピールする場が少ないことも挙げられます。

近年は、コロナ禍の影響もありインターネットからリフォーム会社や建設業者を探すケースが増えており、こうしたユーザーの行動変化に対応できていないことも背景にあります。

ホームページに必要な情報が載っていない

建設業者のホームページを訪れるユーザーは、その会社の特長や実績、サービス内容や施工例、そしてなにより値段を見にきています。

しかしこれらの情報をホームページにわかりやすく掲載している建設業者は多くありません。多くの企業のアクセス分析の結果から、情報が載っていてもわかりにくかったり見つけにくいことが原因で、ユーザーがそのページまでたどり着けない、たどり着く前に諦めてしまうケースが多いことが分かっています。

ホームページはユーザーと最初の接点となる重要な営業機会ですので、必要な情報が適切に伝わるようユーザー視点でわかりやすいホームページを作る必要があります。

インターネットを活用できていない

先に挙げたようなホームページの不備に加えて、インターネット集客を効果的に利用できていない会社も非常に多いのが特徴です。

多くの人々がネット検索をして情報を探す時代です。インターネットを活用できていないと、検索から自社を見つけてもらうことができないため、ホームページの閲覧者数が伸びず、ホームページからの問い合わせが少ないという悪循環に陥ります。

また、SNS広告やリスティング広告といったインターネット広告の活用を積極的に行う企業も増えてきました。インターネット広告は、ターゲットとなる顧客層を地域や年齢、性別などで絞り込んで直接アプローチすることができますが、実施していても効果的に活用できていない会社も多いのが現状だと思います。

インターネット広告はただ配信すればいいというわけではなく、ターゲットに向けて関心を持たれる広告を作り、最適な配信(費用設定)で運用する専門的な知識の必要があります。インターネット広告を始める際には、建設業のマーケティングで実績のある広告代理店に一度相談してみることをおすすめいたします。

建設業がインターネット集客に取り組むメリット

インターネットの普及により、建設業の集客や販売における、インターネット集客の重要性が増しています。ここではインターネット集客上のメリットについて詳しく解説いたします。

スピード感を持って集客に取り組める

インターネット集客は、地域に関係なく、24時間365日営業が可能です。例えば、建設業者がホームページを作成しSEO対策やリスティング広告を利用することによって、インターネット上で多くの見込み客の目に止まるようになれば、実店舗では営業時間外の深夜でも、問い合わせのメールを獲得することが可能になります。

従来の集客方法では考えられなかった潜在層にアプローチしたり、会社が休みの時間でも問い合わせを獲得できるなど、商機を逃さないスピード感を持った集客が可能になります。

営業コストを削減できる

インターネット集客は、チラシやDMなどの紙媒体のように印刷代や郵送代がかからないため、より安価でより多くのユーザーに営業を行うことができます。ZOOMやmeetなどのWEB面談を活用することで、営業のための交通費や宿泊費などの削減も期待できます。

顕在層にアプローチできる

インターネットでは、キーワードやターゲット層に合わせたマーケティングが可能です。例えば、建設業者が自社の施工実績を公開することで、自社の情報を調べにきた見込み客に対して、より具体的にイメージを膨らませたり信頼獲得に繋がります。

施工事例を使ってInstagramを運用するなど、SNSを活用してファンを増やす手法も広がっています。自社からの積極的な情報発信により、新聞やチラシではアプローチが難しかった若い顕在層へのアプローチにも繋がります。

【改善策】建設業のインターネット集客のポイント

建設業者がインターネット集客を実現するために必要なポイントを見ていきましょう。

ホームページの制作・見直し

建設業者に限ったことではありませんがホームページを作成するにあたって、画像やビジュアルなどにこだわってしまうケースは少なくありません。しかし、見込み客が求める最も重要な情報が見にくくなってしまったら本末転倒です。

ホームページには、会社情報や実績、お問い合わせ方法、アクセス情報、職人のひととなりなど、顧客が知りたい情報が分かりやすく掲載されている必要があります。ビジュアル面を気にするのは理解できますが、多くのエフェクト(動き)や不必要なデザインで必要なコンテンツが見にくくならないように気をつけてください。

ホームページのSEO対策

検索エンジン最適化(SEO)は、ホームページの集客に欠かせない要素です。Googleなどの検索エンジンは、検索キーワードに関連した情報が分かりやすくまとまったページを優先的に上位表示します。そのためホームページに適切にキーワードを配置して、検索エンジンに評価されるホームページを作ることも重要です。

顕在層に向けてランディングページを作成する

ランディングページは、特定のキャンペーンやサービスを宣伝するために作られる、ホームページ上のページのひとつです。

建設業者のランディングページでは、新築やリフォームを考えている顕在層に向けて、自社のサービスや実績、どんな家作りが得意なのかをアピールするページを制作します。

ランディングページは、検索エンジンからの流入だけでなく、リスティング広告やSNSからの流入先に指定することで、問い合わせやイベントの申し込みを促しコンバージョン率(申し込み率)を向上させる効果が期待できます。

リスティング広告の活用

リスティング広告は、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで調べた際に検索結果の上部に表示される広告のことです。建設業者は、リスティング広告を活用することで、顕在層へのアプローチを強化することができます。

費用はかかりますが、SEO対策に比べて即効性があり、より多くの見込み客にアプローチすることができるため、多くの建設業者が活用しています。

マッチングサイトの利用

マッチングサイトを利用することで、新規案件の問い合わせを獲得することができます。マッチングサイトとは、建設業者と顧客を繋げる専門サイトのことで、案件情報や業者情報を掲載して、発注者と受注者から一括見積りを行うサイトなどを指します。

マッチングサイトを利用すれば、効率的に新規案件を獲得することが可能ですが、一方でマッチングサイトでは同業者と比較検討されることが多いため、サービスの差別化が難しく価格競争に巻き込まれやすいというデメリットもあります。

SNSを使ってファンを増やす

SNSで自社の施工事例を積極的に発信し、ファンを増やすことに成功した建設業者も増えています。SNSには、Facebook、Instagram、Twitter、YouTubeなどがあり、建設業者においては特にInstagramとの相性がいいのが特徴です。

SNSの活用では自社の特徴や強みを伝えるコンテンツを継続的に発信することが必要です。また、顧客からの返信に対応するなどコミュニケーションを図り、信頼関係を築くことも求められます。SNS活用は自社で行えば実質費用が発生しないことから、お金を掛けずに新規顧客の獲得につながる可能性を秘めています。

建設業の集客はどういう会社に依頼すればいい?

建設業の集客ではインターネット集客に関する専門的な知識と経験、建設業の知識も必要とされます。そのため、実績のある広告代理店に依頼することがおすすめです。

広告代理店に依頼することで、各広告媒体やマーケティングツールを使った集客戦略の立案から、キャッチコピーの制作、分析改善のPDCAまで、多岐にわたる集客活動のサポートを受けることが可能です。

建設業の集客に実績があり自社のニーズに合った提案をしてくれる会社を選ぶようにしましょう。

まとめ

下請け構造から抜け出せない建設業者にとって、集客は経営に関わる重要な課題となっています。

下請け案件に頼らない集客を実現するためには、近年普及しているインターネット集客の活用が効果的です。スピード感を持って集客に取り組めるだけでなく、営業コストの削減や顕在層へ広くアプローチすることが可能になります。

改善策としては、ホームページの制作やSEO対策、ランディングページやリスティング広告の活用などをご紹介しました。

広告代理店の活用は費用が掛かりますが、より多くの集客に繋がり、結果的に費用対効果が良いというケースも多いため活用をおすすめいたします。

本記事が貴社のインターネット集客に役立ち、事業の拡大につながることを願っております。

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最後までご覧になっていただき、ありがとうございました。

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